カテゴリー「Toscana」の37件の記事

03/25/2019

2018年に飲んだToscanaワイン

2018年に飲んだToscanaワインは9本(別途書いているBrunelloとPercarloを除く)。

1) 2011 Chianti Classico Riserva Grosso Sanese / Podere Il Palazzino (Alessandro & Andrea Sderci)(2018/3/18飲)
所在地はGaiole in Chianti。1997以来久々に買ったGrosso Sanese。濃厚なルビー。あまり洗練されたつくりではないが、しっかりとしたサンジョヴェーゼ。かなり濃厚。

2) 1997 Bruno di Rocca, Colli Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2018/3/27-28飲)
所在地はGreve in Chianti。品種はCS 100%。このワインと下記Anfiteatroは、リリース時に東急本店の試飲で気に入って購入したもの。色は思ったほど濃くない。暖かい柔らかいニュアンスを感じるワイン。ワインとしては、十分楽しめたが、リリース時の鋼のような印象とはずいぶん違っていた。

3) 1997 Anfiteatro, Colli della Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2018/3/28飲)
同上。品種はSangiovese 100%。このワインもBruno di Roccaと同印象で、リリース時の引き締まった酒質が柔らかくなっている。Bruno di Roccaよりもよりエレガント。

4) 1997 Vino Nobile di Montepulciano Riserva Grandi Annate / Avignonesi(2018/4/1飲)
所在地はCortona。1993(2004/3に飲んだ)以来のGrandi Annate。赤みの強い濃ルビー。過熟感あり。非常に濃密。飲みごたえあり。

5) 2016 Canaiolo, Toscana IGT / Fattoria Ormanni(2018/4/8-9飲)
Chianti Classicoもつくっているが、所在地はChianti Classico のエリアから南西側にはずれたPoggibonsi。Canaioloのワインなので購入してみた。比較的明るいルビー。少しすみれっぽい香味。タンニンはサンジョヴェーゼに比べて、かなり柔らかい。

6) 1997 Tignanello, Toscana IGT / Marchesi Antinori(2018/6/7飲)
所在地はSan Casciano Val di Pesa。Sg 80%, CS 15%, CF 5%。少し熟成ニュアンスの出たルビー。味わいも程よく熟成しており、飲み頃になっており、グラスが進む。これ以上熟成させないで飲む方が個人的な好み。

7) NV Capannelle 2000 VdT Toscana / Capannelle(2018/8/25飲)
ミレニアム物で1500mlだけつくったワイン。所在地はGaiole in Chianti。1990-1995のブレンドで, 品種はSangiovese & CS。濃いルビー。初めの1杯目はフレッシュ感があり、非常においしかった。酒質は柔らかい。後半、少し熟成感が出てきた。このワインは15年くらい前にグラス試飲で飲んだこともあるが、今回、思った以上に良かった。

8) 1997 Le Veglie di Neri, Maremma Toscana IGT / Massa Vecchia(2018/9/30飲)
所在地はMassa Marittima。Aleatico90%, Sangiovese 10%。入手が難しいキュヴェ。過熟でアマローネタイプのワイン。濃いルビー。まったり感強い。そこそこの熟成感あり。グルナッシュを濃厚につくったようなワイン。甘みはかすかに感じる程度。すごく好きかというとYESとは答えられない。

9) 2008 Piantonaia, Alta Valle della Greve IGT / Podere Poggio Scarlette(2018/10/9飲)
所在地はGreve in Chianti。1999からリリースされているMerlotのワイン。当初はエノテカ・ピンキオーリ用のワインだったが、最近入手しやすくなってきた。赤みの強い濃ルビー。柔らかい酒質だが、かなり濃厚。個人的にはもう少し若く飲みたかった。1本飲むと少し飽きる。メルローという印象はあまり感じられなかった。
以上

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03/22/2019

2018年に飲んだBrunello di Montalcino

2018年に飲んだBrunello14本(PrefillosseroRossoも含めて)。

1-1) 1995 Brunello di Montalcino Ugolaia / Lisini2018/3/21飲)

1-2) 1995 Prefillossero, VdT di Toscana / Lisini2018/3/21飲)

Prefillosseroはこれが6本目(19911996)でラスト。2本ともかなり熟成している。Prefillosseroの方が骨格がしっかりしている。Ugolaiaは酸が前に出ていて、線が少し細い。2本とも大量のオリ。

2) 2004 Brunello di Montalcino Riserva / Podere Salicutti2018/3/25飲)

赤みの強いルビー。熟成感がそこそこ出ている。少しこげっぽい風味があってもう一つ。

3) 1997 Brunello di Montalcino Riserva / Conti Costanti2018/3/26飲)

色合い、味わいともに熟成感が出ている。カツオ節ぽい風味が出ている。味わいは重たくて、楽しめず。状態よくない。

4) 1995 Brunello di Montalcino / Agostina Pieri2018/3/26-27飲)

赤みの強い濃ルビー。少し熟成感出ている。旨みたっぷりで整っている。ボトルの状態よい。

5) 1995 Brunello di Montalcino Riserva / Agostina Pieri2018/3/27飲)

4番に続けてRiserva。ノーマルと大きな違いはなかった。状態よく、非常に旨い。

6) 2007 Brunello di Montalcino Bassolino di Sopra / Pian dell'Orino2018/3/27飲)

ヴィンテージの割りには少し熟成感あり。期待値を下回る。

7) 1999 Brunello di Montalcino Vigna di Pianrosso Riserva Santa Caterina d'Oro / Ciacci Piccolomini d'Aragona (Giuseppe Bianchini)2018/4/6飲)

1997の赤ラベルのRiservaが印象的だった生産者。熟成して若干かつお節ぽい風味が少し出ている。味筋は濃厚。収れん性の強い酸が少し気になった。1997Riservaの出来には及ばず。

8) 1997 Brunello di Montalcino Cerretalto / Casanova di Neri2018/4/15飲)

濃いルビー。熟成してこなれてきている。凝縮感が強い、伸びのあるワイン。

9) 2010 Brunello di Montalcino / Ventolaio (Fanti Luigi)2018/6/10飲)

赤みの強いルビー。少し熟成しているが、まだまだパワフル(しなやかさには少し欠ける)。ブルネッロらしい凝縮感が十分出ている。

10) 2011 Brunello di Montalcino / Podere Giodo (Ferrini Carlo)2018/6/11-12飲)

Ferrini Carlo自身によるワイン。非常に凝縮感があり、重厚。重すぎて少し持て余し気味に飲んだ。

11) 1999 Brunello di Montalcino / Cerbaiola (Giulio Salvioni)2018/6/26飲)

濃いルビー。少しこなれてきている。非常に整ったつくり。凝縮感の強いワイン。

12) 1995 Brunello di Montalcino Vigna del Lago / Val di Suga (Tenimenti Angelini)2018/7/3飲)

Val di Suga 3種類の畑名付きのブルネッロ(Poggio Al Granchio, Vigna del Lago, Vigna Spuntali)をつくっているが、日本ではVigna Spuntali は比較的見かけるものの、他の2本はほとんど売っていない。特に、Poggio Al Granchio は日本で見たことがない。今回、海外のインデントリストの中に表記のワインを発見し、やっと入手できた。コルクが細く、長いため、抜栓するのに非常に堅く、不用意に扱ったため、途中で折れてしまう。ワイン自体は状態も良く、いい熟成をしており、大変に充実した味わい。

13) 2015 Rosso di Montalcino / Siro Pacenti2018/10/31飲)

ブルネッロではないが、ここに含める。赤みの強い濃ルビー。相当に濃い。若い割に少し熟成感あり。インパクト強い。ロッソとして十分な出来。

以上

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12/07/2018

Percarlo (1990, 1995, 1998)

所在地はGaiole in Chianti。ブドウはSangiovese 100%。Percarloは下記の3本しか買ったことがなく、今までキープしていたが、今回、連続して飲んでみた。リリース当初にワイン会で飲んだものは相当に強いつくりと感じたが、現在、1998はまだ少し若めのところもあるが、他の2本は十分飲み頃になっている。

1) 1998 Percarlo, Toscana IGT / San Giusto A Rentennano (Martini di Cigala)(2017/8/11飲)
赤みの強い濃ルビー。少し熟成感が出ている。味わいもしなやかでこなれてきている。だが、まだ強さが勝っている。グラス2杯くらいが適量。

2) 1995 Percarlo, VdT Rosso / San Giusto A Rentennano (Martini di Cigala)(2018/9/26飲)
濃いルビー。十分熟成しており、今、飲み頃。しなやかな飲み口になっている。

3) 1990 Percarlo, VdT di Toscana / San Giusto A Rentennano (Martini di Cigala)(2018/10/8飲)
濃いルビー。熟成感あるが、今、こなれて十分に飲み頃になっている。
以上

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11/16/2018

2017年に飲んだToscanaワイン

2017年に飲んだToscanaワインは18本(別途書いているBrunelloとPercarloと1月分を除く)。

 

1) 2011 Chianti Classico Riserva / Societa Agr. Capannelle(2017/2/2飲)
所在地はGaiole in Chianti。濃いルビー。酸は強め。少しこなれてきている。今まで飲んだボトルはもう少し力強く、親しみやすかった気もし、素朴なつくりになってきたと感じた。

 

2) 2011 Drago, Toscana IGT / La Mercareccia(2017/3/2-3飲)
所在地はBolgheriの北方のCasale Marittimo。品種はCiliegiolo 100%。赤みの強い濃ルビー。Sangioveseよりも赤系の果実の風味で、タンニンや収れん性は強くない。少しビオ系のアズキやキノコの香味あり。

 

3) 1997 Sammarco, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/3/23飲)
所在地はGreve in Chianti。品種はCS主体, Sangiovese, Merlot。熟成感の出たルビー。酒質はしなやかだが、熟成して若い頃の高級感が消えてしまい、今一つ好みではなく、残念。

 

4) 1997 Vigna d'Alceo, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/3/24飲)
同上。品種はCS主体, Petit Verdot。Sammarcoよりも少し濃い色合い。こちらも樽香は溶け込んでいる。酒質はしなやか。今一つカベルネという感じはしないが、こちらは優美さが感じられ、おいしく飲めた。

 

5) 1999 Galatrona, Toscana IGT / Petrolo(2017/5/12飲)
北千住のAzzurroでの持ち寄り会で飲んだもの。所在地はMercatale Valdarno。品種はMerlot。2001の方を先に2005年に飲んでいる。

 

6) 2013 Sangiovese di S.Lucia Senza Solfiti Aggiunti, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/5/28飲)
所在地の表示がPanzano in Chiantiに変わっている。最近リリースされた亜硫酸塩無添加のワイン。赤みの強い濃ルビー。柔らかいつくりでそう言われてみるとそういう感じもあるかなと感じる。まずまず楽しめた。

 

7) 2011 Tondale, Toscana IGT / Podere Le Boncie (Giovanna Morganti)(2017/6/9-10飲)
2011のみ1500mlだけつくったワイン。所在地はCastelnuovo Berardenga。Sangiovese 90%, Colorino, Folia Tonda, Mammolo 10%。赤みの強い濃ルビー。アマローネのような干しブドウ系の若干甘いニュアンスが特徴的。好み的には重くて、今一つ好きになれない。

 

8) 2015 Chianti Classico Nonloso / Jurij Fiore e Figlia(2017/8/8-9飲)
所在地は、Greve in Chianti。Sangiovese 100%。Chianti Classico名義としては比較的高額のキュヴェ。赤みの強い濃ルビー。新樽のニュアンスは表に出ていなくて、濃厚だが、素朴なニュアンスがある。まだ、若いせいか、すごみはほとんど感じられない。

 

9) 2015 Chianti Classico Puntodivista / Jurij Fiore e Figlia(2017/8/10飲)
同上。赤みの強い濃ルビー。酸と収れん性が強め。こちらも新樽のニュアンスは表に出ていない。酒質はしなやか。

 

10) 1995 Tignanello, Toscana IGT / Marchesi Antinori(2017/8/14飲)
所在地はSan Casciano Val di Pesa。Sg 80%, CS 15%, CF 5%。赤みの強いルビー。熟成感出ている。初めは凝縮感が弱いように感じられたが、後半まとまってきた。思ったよりも熟成感は少なめ。

 

11) 1995 Vigna l'Apparita, Rosso di Toscana IGT / Castello di Ama(2017/8/16飲)
所在地はGaiole in Chianti。Merlot 100%。熟成感が少し出た濃ルビー。味わいにも熟成感あるが、上品なつくりでグラスが進む。あまりメルロらしさは前に出ていない気がした。

 

12) 2001 Cincinnato, Rosso Toscano IGT / Tenuta di Trinoro (Andrea Franchetti)(2017/8/25飲)
所在地はSarteano。品種はCesanese d'Affile。熟成感の出たルビー。強いて言えばChateauneuf du Pape系に感じるワイン。最初の1杯目は少しうすめで熟成感も強め。酒質は甘めで濃厚だが、しなやかさがある。思ったよりも酸はしっかりある。普通の食事とは合わせにくいワイン。

 

13) 2006 Chianti Classico Vigneto San Marcellino / Rocca di Montegrossi (Marco Ricasoli Firidolfi)(2017/9/30飲)
所在地はGaiole in Chianti。Sangiovese 100%。濃いルビー。色合いに比べて、味わいに熟成感あり。少し甘しょっぱい感じで今一つ。

 

14) 2016 Pomino Bianco / Castello di Pomino (Frescobaldi)(2017/10/5-6飲)
所在地はPontassive。Castello di Pomino 自体は東側に少し離れた位置にある。品種はCh。実は初めて飲む。赤と泡、Vin Santoはまだ飲んだことがない。Frescobaldi以外のPominoはあるのだろうか。
これは白のノーマル・キュヴェ。かなりうすいゴールド。可もなく不可もなしという感じだが、ぱっとしない。

 

15) 2015 Pomino Bianco Benefizio Riserva / Castello di Pomino (Frescobaldi)(2017/10/18-19飲)
14番に同じ。品種はCh, PB etc。色合いは中くらいのゴールド。細身で化粧が濃い感じでグラスが進まず。

 

16) 2016 Azzero, Toscana IGT / Soc. Agr. Podere Il Palazzino (Edoardo Sderci)(2017/11/7-9飲)
所在地はGaiole in Chianti。Sangiovese 100%。息子のAzzeroがつくる亜硫酸塩無添加のワイン(5番と共通)。赤みの強い濃ルビー。飲んだ感じは、軽快なつくりのSangiovese。軽めのGrenacheのようにも感じる。自然派ワインのマイナス風味は全く出ていない。

 

17) 2011 Mix 36, Toscana IGT / Marchesi Mazzei(2017/12/11飲)
所在地はCastellina in Chianti。Sangiovese 100%。36の異なるバイオタイプのSangioveseを混ぜたワイン。赤みの強い濃ルビー。酸のトーンが高く、凝縮感が強い。テンションが高いサンジョヴェーゼ。

 

18) 1997 Vin Santo del Chianti Classico San Lorenzo / Tenuta di Bibbiano(2017/12/21-23飲)
375ml。所在地はCastellina in Chianti。濃いオレンジ色で少し琥珀色が入っている。酸化熟成ニュアンスがかなりあり。甘みはそこそこ。
以上

 

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11/15/2018

2017年に飲んだBrunello di Montalcino

2017年に飲んだBrunelloは10本(Prefillosseroも含めて)。

1-1) 1994 Brunello di Montalcino Ugolaia / Lisini(2017/2/4飲)
1-2) 1994 Prefillossero, VdT di Toscana / Lisini(2017/2/4飲)
Prefillosseroはこれが5ヴィンテージ目(1991~1996)。あとは1995のみ。もうかなり熟成している。Ugolaiaの方は酸がはっきりしており、Prefillosseroの方はまったり感が強い。今、十分飲み頃。

2) 1999 Brunello di Montalcino La Togata dei Togati / Tenuta Carlina(2017/2/17飲)
かなり濃いルビーで熟成感は感じられない。味わいは色合いほどには凝縮感がもう一つで、期待値を下回った。

3) 2010 Brunello di Montalcino / Cordella Maddalena(2017/4/23飲)
初めて飲む生産者。暗いガーネット色。クラシックなつくりで、よくまとまっている。

4) 2006 Brunello di Montalcino / Marco Lazzeretti(2017/4/25-26飲)
初めて飲む生産者。濃いルビー。少し熟成してきている。これもクラシックなつくりだが、悪くない味わい。

5) 2010 Brunello di Montalcino Riserva / Talenti-Podere Pian di Conte (Riccardo Talenti)(2017/9/3飲)
赤みの強いルビー。思ったよりもやせ型で生硬な味わいで、この生産者に期待するレベルには届かず。

6) 1999 Brunello di Montalcino Fossacolle / Marchetti Sergio(2017/9/13飲)
初めて飲む生産者。赤みの強い濃ルビー。少し熟成して若干かつお節ぽい風味が少し出ている。味筋は濃厚。

7) 1997 Brunello di Montalcino Vigna Spuntali / Val di Suga (Tenimenti Angelini)(2017/9/17飲)
2本買った内の2本目。1本目は2004/1に飲んでいる。赤みの強い濃ルビー。それなりに熟成している。前回飲んだボトルよりも旨みが出ている印象。

8) 1999 Brunello di Montalcino / Fanti (Tenuta San Filippo)(2017/9/21飲)
濃厚な色合い。少し熟成しているが、まだまだパワフル(しなやかさには少し欠ける)。ブルネッロらしさが十分出ている。

9) 1988 Brunello di Montalcino Riserva Poggio Al Vento / Tenuta Col d'Orcia(2017/12/24飲)
4本買った内の最後の1本。1本目を1999年1月~3月頃に飲み、これが非常に旨かったため、めったに複数本買いしない私だが、追加で土浦鈴木屋にあった残りの在庫3本を全部購入した。2本目は2005/9、3本目は2016/8に飲んでいる。色合いは熟成感の出た濃ルビー。熟成感はでているが、まだしっかりしており、今はピークの終わりくらいの感じ。少し干しブドウぽさが感じられた。個人的には1本目が一番好み。
以上

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08/05/2016

最近飲んだSan Feliceのワイン2本

Chianti Classicoのエリア最南部のCastelnuovo Berardengaの生産者。BrunelloのCampogiovanniやボルドー系のVigorelloが有名だが、個人的にはChianti Classico Riserva Poggio Rossoが一番好きなワインである。最近Pugnitelloという地元品種のワインをリリースしているので、飲んでみた。2本とも十分に楽しめたが、この生産者の場合、日本で取扱っている店が今一つ少ない気がするのが残念だ。

1) 2008 Chianti Classico Riserva Poggio Rosso / San Felice(2016/7/2飲)
現在はSangiovese 100%。2006/11に1997を飲んでいる。濃厚なルビーだが、少し熟成して柔らかさあり。酸のトーンが高めなところが、とてもSangioveseらしい。新樽のニュアンスのないクラシックな味わいだが、とても旨い。

2) 2008 Pugnitello, Toscana IGT / San Felice(2016/6/11-12飲)
Pugnitello100%。絶滅寸前だった地元品種を大学と共同で復活させたワイン。色合いは赤みの強い濃厚なルビー。味すじは柔らかく、イタリアというよりは、むしろLanguedocの上級クラスのような感じも受ける。新樽風味は表に出ない。タンニンの渋みはそれなりに感じられるが、今、十分おいしく飲める。
以上

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12/22/2015

Vecchie Terre di Montefili

Greve in Chiantiの生産者。私がトスカーナで最も好きな生産者の一つ。日本ではワイナリー名が長いのと、ヴィナリウスが輸入(並行品も時々あるが)していることから、認知度がもう一つの気がしている。
最近ヴィナリウスから、初めて見つけたChianti Classico Riservaと久しぶりに白のVigna Regisを買ったので、以前に飲んだものも含めて整理した。
その他、Anfiteatro(Sangiovese 100%。)とBruno di Rocca(CS 100%)については、東急本店の試飲で1997を飲んでおり、非常によかったので、1997については、まだ1本ずつ持っているので、飲むのが楽しみだ。

1) 2010 Vigna Regis, Colli Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2015/6/7-8飲)
Ch 80%, SB 20%。色合いは黄金色。ヴァニラぽいニュアンスはあるが、凝縮感も強く、けばけばしい感じはしない。酸もしっかりしており、トスカーナの白ではかなり好きな部類に入る。後口に少し苦味。

2) 2007 Chianti Classico Riserva / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2015/6/6-7飲)
Sangiovese 100%。ノーマルのChianti Classicoよりもパワフル感あり。これに上品さが加わったものが、Anfiteatroという感じか。少し熟成してこなれてきている。

3) 1995 Anfiteatro, Colli della Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2012/1/22飲)
こちらを参照。

4) 1988 Chianti Classico Riserva Anfiteatro / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2005/10/22飲)
この当時は、Anfiteatro もChianti Classico Riserva を名乗っていた。ワイン会に出したもの。こちらを参照。

5) 1996 Chianti Classico / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2004/4/2-3飲)
6) 1999 Chianti Classico / Tenuta Vecchie Terre di Montefili(2003/5/11-13飲)
Sangiovese 100%。家飲みで十分旨いChianti Classico。

以下の4本はワイン会で出して飲んだもの。(2001/6/13飲)
このときは、他に、1997 Bianco Miani / Miani, 1998 Batar / Querciabella, 1990 Vin Santo Orland / Querciabella, 1997 Chianti Classico Riserva / Querciabella, 1996 Camartina / Querciabellaを飲んだ。
7-1) 1996 Vigna Regis, Colli Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili1番と同じワインだが、この当時はGewurztraminerも少し入っていたと思う。
7-2) 1998 Chianti Classico / Tenuta Vecchie Terre di Montefili
7-3) 1996 Anfiteatro, Colli della Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili
7-4) 1996 Bruno di Rocca, Colli Toscana Centrale IGT / Tenuta Vecchie Terre di Montefili
このワインは、カベルネ100%とは思えないほど、エレガントでイタリア・ワインらしい。
以上

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12/04/2015

Montenidoli

Fagiuoli家がSan Gimignanoに持つブドウ園。赤はもう一つな感じで、白の方が好み。

以下の2本は同時に飲んでみた。
1) 2013 Chianti Colli Senesi Sono Montenidoli / Montenidoli (2015/9/5-6飲)
濃いルビー色。事前に想像したよりも凝縮感は強くなく、酸が少し神経質に感じられ、今一つ。

2) 2013 Colorino, Toscana Rosso IGT / Montenidoli (2015/9/5-6飲)
珍しいColorinoのワイン。今年6月に飲んだTaffetaに比べると、濃度は控えめだが、Sangioveseよりも太い味わい。上記1番よりも濃厚。タンニンはこなれている。

3) 2014 Canaiuolo, Toscana IGT Rosato / Montenidoli (2015/6/27飲)
蜜月で飲んだ珍しいCanaiuoloのロゼ。こちらを参照。

4) 2008 Vernaccia di San Gimignano Carato / Montenidoli (2014/7/13飲)
こちらを参照。

5) 1996 Vernaccia di San Gimignano / Montenidoli (1998年飲)
ノーマルの白。これで十分よかったという気がしている。4番のCaratoとの間には、Fioreというキュヴェがある。また、VernacciaにTrebbiano GentileとMalvasia Biancaを混醸したキュヴェやTrebbiano GentileとMalvasia Biancaのみのキュヴェもリリースしている。
以上

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08/24/2015

Altura

Testamattaの白と同じIsola del Giglio(Toscana南部の島)の自然派生産者。ラシーヌが輸入。赤、白、ロゼと飲んでみた。3本とも、自然派系のデリケートなワインで、ややくせあり。好みの味筋とはずれた感じ。

1) 2012 Ansonaco, Toscana IGT / Az.Agr.Altura (Famiglia Carfagna) (2015/8/13-14飲)
Ansonaco 100%の白。色合いは少しうすめのダイダイ色。Radikon系ワインだが、まったり感は少なめで、酸が前に出ている。デリケートな味筋。

2) 2012 Rosso Saverio (da Uve Miste), Toscana IGT / Az.Agr.Altura (Famiglia Carfagna) (2015/8/12-13飲)
白ブドウも含む様々な地品種の混醸による赤。色合いはアズキ色ぽい濃色で、味わいもアズキぽさ、パッシート風味あり。線はあまり太くない。少しビオ系の神経質なニュアンス。

3) 2013 Chiaretto di Sangiovese, Toscana IGT / Az.Agr.Altura (Famiglia Carfagna) (2015/1/24-25飲)
Sangioveseによるうす紅色のロゼ。味わいはかなりしっかりしている。やや自然派系のデリケートなニュアンスがある。
以上

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07/22/2014

Monteraponi

ヴィントナーズが輸入するRadda in Chiantiの生産者。今回、初めて飲んだ。下記1番、2番ともリゼルヴァ格のワインだが、2番は1番の1.6倍くらいの価格のトップ・キュヴェである。ラベルは2本ともクラシックな絵柄。2本ともイタリアワインらしさがよく出たつくりである。
まず1番を飲んでみたが、モダンなスタイルではなく、クラシックなつくりで、全開になる前に飲み終わってしまったという感じ。凝縮感はあるが、濃厚というワインではない。
翌週に2番を飲んでみたが、こちらは価格も高いこともあって、もっとモダンに仕上げたワインだと想像して開栓したところ、それほどでもなく、おとなしめでやや期待を下回ったかと思いつつ、飲み進めると、後半調子が出てきてなかなかいい感じになってきた。ただ、その頃既にワインは空になりかけており、残念無念。
2本ともまた、試してみたいワインである。

1) 2010 Chianti Classico Riserva Il Campitello / Monteraponi (2014/6/28飲)
2) 2010 Chianti Classico Riserva Baron'Ugo / Monteraponi (2014/7/5飲)
以上

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