カテゴリー「Spain」の35件の記事

04/09/2019

2018年に飲んだスペイン・ポルトガルワイン

2018年に飲んだスペイン・ポルトガルワインは計23本(Envinateとロゼは別途記載)。

1) 2014 Finca Genoveva Vinos Atlanticos, Rias Baixas / Bodegas Forjas del Salnes (2018/1/14飲)
所在地はCambados, Pontevedra。赤ワインで品種はCaino。赤みの強いルビー。色合いはPNに似ている。酸が強めで線の細いワイン。色の割にタニック。

2) 2015 El Xitxarel-lo, Penedes / Marti Serda (2018/1/14飲)
所在地はSanta Fe del Penedes。品種はXarel-lo 100%。テリの強いゴールド。フレッシュかつアロマティック。凝縮感も十分。

3) NV La Bota de Fino No.54, Jerez / Equipo Navazos (Valdespino) (2018/1/20-21飲)
所在地はJerez de la Frontera。品種はPalomino。2016/4にNo.55を飲んでいる。少し濃いめの琥珀色。ものすごくドライで細身。味わい深さは十分あり。

4) NV La Bota de Manzanilla Pasada No.59, Manzanilla / Equipo Navazos (Hijos de Rainera Perez Marin) (2018/1/20-21飲)
これが3種類目。所在地はSanlucar de Barrameda。品種はPalomino。少し濃いめの琥珀色。Finoよりもコクがあり、非常にドライ。熟成による深みが豊か。

5) 2015 Cos Pes Vinos Atlanticos, Rias Baixas / Bodegas Forjas del Salnes (2018/1/29-30飲)
1番に同じ。品種はAlbarino。若い割には色合いの濃いゴールド。味わいには酸化ニュアンスなし。少し線が細く、酸は強め。

6) 2016 As Sortes (Val do Bibei), Valdeorras / Rafael Palacios (2018/4/14-15飲)
所在地はA Rua de Valdeorras。品種はGodello 100%。テリの強い少しうすい黄。かなり濃密で少し甘みも感じる。アロマティックな香味強い。

7) 2013 Arbossar, Priorat / Terroir al Limit (2018/4/22-23飲)
所在地はTorroja del Priorat。品種はGarnacha 50%, Carinena 50%。赤みの強いルビー。酒質は非常に柔らかい。ベリー系の果実味。ただ、柔らかすぎで、もう少しインパクトが欲しい。

8) NV Entusiastico, Manzanilla / Bodegas Delgado Zuleta (2018/4/28-5/4飲)
所在地はSanlucar de Barrameda。品種はPalomino。少しくすんだゴールド。かすかに甘みが残るが、ほぼドライ。熟成感がやや重たいなつくり。

9) 2012 El Cadastro, Covarrubias, Arlanza / Olivier Riviere (2018/5/15-16飲)
所在地はLogrono。品種はTempranillo 95%, Garnacha 5%。赤みの強い濃ルビー。かなりパワフル。情熱系の赤。

10) 2015 G22, Bizkaiko Txakolina / Bodegas Gorka Izagirre (2018/5/19飲)
所在地はLarrabetzu。チャコリの白で品種はHondarribi Zuri Zerratia 100%。レモン色の入った黄。酸は強め。メリハリの効いた白。

11) 2015 Diego, La Palma, Islas Canarias / Bodega Matias I Torres (2018/5/21-22飲)
所在地はカナリア諸島のLa Palma 島のFuencaliente。白ワインで品種はDiego 100%。色合いはレモン色の入ったくっきりしたゴールド。けっこう濃厚でアロマティックな白。

12) 2015 Negramoll, La Palma, Islas Canarias / Bodega Matias I Torres (2018/5/21-22飲)
同上。赤ワインで品種はNegramoll 100%。中くらいのルビー。少し濃いめのピノのようなワイン。酸はしっかり。少しタニック。

13) 2014 Dona Fatima, Vihno Regional Lisboa / Manzwine (2018/7/3飲)
所在地はLisboa北西部のCheleiros。白ワインで品種はJampal。これがJampalを使った唯一のワインだそうだ。うすい黄。フルーティで軽快な親しみやすいワイン。好印象。

14) 2015 Xanledo (Suelo Sabrego), Ribeiro / Vinedos do Gabian (2018/7/21-22飲)
所在地はCarballeda de Avia。赤ワインで品種はCaino Longo, Brancellao。同じヴィンテージを2017/9にも飲んでいる(飲んだのを忘れていて買ってしまった)。赤みの強い濃ルビー。少しタニックだが、酒質はやや軽めで柔らかい。エキス分はしっかりしており、凝縮感もある。酸はしっかりしている。

15) 2012 Pedro Balda Cuvee Arai, Rioja / Pedro Balda Ramirez (2018/7/22飲)
所在地はSan Vicente de la Sonsierra。品種はTempranillo 100%。2008を2014/8に飲んでいる。赤みの強い不透明なルビー。若干甘みを感じるような強い凝縮感がある。濃厚だが酒質はしなやか。今でも十分楽しめた。2008の方がデリケートで、2012は濃密系。

16) 2008 Mi Tierra, Monterrei / Bodegas Quinta da Muradella (J.L..Mateo Garcia) (2018/7/22飲)
所在地はVerin, Ourense。品種はMencia, Bastardo, Garnacha Tintorera,, Muraton, Gran Negro, Dona Blanca。これが12種類目。赤みの強いルビー。酸はしっかりしているが、凝縮感は強い。そこそこ熟成してこなれている。じっくり飲めるワイン。

17) 1977 Vintage Port / Dow (2018/8/25-26飲)
所在地はVila Nova de Gaia。初めの1杯目はうすめで熟成感あり。2杯目以降は濃厚で豊潤。甘みは中の上くらい。

18) 1977 Vintage Port / W. & J. Graham (2018/8/27飲)
続いて、Graham。所在地はVila Nova de Gaia。豊潤さという点では、Dowの方が良かった。もちろん、こちらもおいしく飲めたが。

19) 2017 Alba (Orange Wine), Malaga / Vinos Ambiz (Fabio Bartolomei) (2018/9/24飲)
所在地は南部のSan Pedro de Alcantara。品種はAlbillo。濁りのある濃いゴールド。樹液ぽいまったり感、太めの酒質。かなりくどい。後味に苦みがけっこうあり。

20) 2017 Mica, Vinho Verde / Vinibio (2018/10/3飲)
森下の山利喜で飲んだもの。所在地はポルトガル北部のPenefiel。品種はLoureiro。かなり軽めの白。

21) 2015 Albarino Envidia Cochina Tete de Cuvee, Valdeorras / Finca Eladio Pineiro (2018/10/19-20飲)
所在地はRias Baixas。品種はAlbarino Envidia。上から見ると、偏平な楕円形のボトルに入っている。少し濃いゴールド。酸が少し神経質。厚みはかなりある。アロマティックな香味。

22) 2014 GUS, Bierzo / Bodegas y Vinedos Raul Perez (2018/11/11飲)
所在地はPonferrada。品種はMencia。赤みの強い濃ルビー。少しタニックだが、酒質はしなやかで、Raul Perezらしい。

23) NV La Bota de Amontillado No.58, Jerez / Equipo Navazos (Hijos de Rainera Perez Marin) (2018/12/15-30飲)
これが4種類目。所在地はSanlucar de Barrameda。品種はPalomino。琥珀色。非常にドライ。かなり熟成感強く、アーモンドの風味。
以上

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02/12/2019

2017年に飲んだスペインワイン

2017年に飲んだスペインワインは計9本(ロゼは別途記載)。

1) 2011 Las Renas Tinto, Monastrell, Bullas / Bodegas del Rosario (2017/3/12-13飲)
所在地はMurcia西部のBullas。品種はMonastrell。赤みの強い濃いめのルビー。少し熟成してきている。全体的にあか抜けないワイン。

2) 2013 Escondite del Ardacho Las Guillermas, Rioja / Tentenublo Wines (2017/6/28飲)
所在地はLanciego。品種はTempranillo 70%, Viura 30%。不透明な濃ルビー。酒質は非常にしなやか。タンニンは柔らかく、今が飲み頃。モダンリオハ。

3) 2016 Ekam, Costers del Segre / Castell d'Encus (2017/9/15-16飲)
所在地はBarcelona北西部のTalarn。品種はRiesling, Albarino。うすい黄。ドイツのリースリングと比べると、香味の切れや石油ぽい香味はない。酸は思ったよりもしっかりある。細身でドライ。

4) 2015 Xanledo (Suelo Sabrego), Ribeiro / Vinedos do Gabian (2017/9/18-19飲)
所在地は北西部のCarballeda de Avia。品種はCaino Longo, Brancellaoの赤。赤みが強い濃ルビー。まだ若めで少しタニック。酒質は柔らかく、比較的軽快。内向的で今一つ親しみがわかないワイン。2日目は少しまったりしてきて、少しいい感じになった。

5) NV Jerez, Amontillado Muy Viejo Quo Vadis? / B. Rodriguez (2017/10/22飲)
Sanlucar de Barramedaの生産者のシェリー。アルコール度数20%。品種はPalomino。少し赤みの入った深いコハク色。熟成感はかなり出ている。非常にドライ。個人的には少し熟成感が強すぎると感じた。

6) 2016 Louro Do Bolo, Valdeorras / Raphael Palacios (2017/10/29-30飲)
所在地はA Rua de Valdeorras。品種はGodello 92%, Treixadura 8%。ややうすい黄。樽の風味感じず。少し薫香のあるアロマティックな香味。酒質はあまり太くない。少し神経質でくせのある味筋。

7) 2014 A Coroa, Godello, Valdeorras / Bodega A Coroa (2017/10/28-29飲)
所在地はA Rua de Valdeorras。品種はGodello。少しグリーンが入ったややうすい黄。6番のLouroよりも神経質なところがなく、こちらの方が好み。後口に少しほろ苦さあり。

8) 2014 Can Credo, Penedes / Celler Credo (2017/10/29-30飲)
所在地はBarcelona西部のSan Sadurni d'Anoia。品種はXarel-lo 100%。Cavaの有力生産者がつくるスティルワイン。中くらいの黄。灰ぽいミネラル感が強い。中くらいのボディ。樽のニュアンスは感じない。けっこうくせのある味わい。

9) 2014 Pesico Blanco, Asturias / Dominio del Urogallo (2017/12/18飲)
森下の山利喜で飲んだもの。所在地はスペイン北部のCangas del Narcea。品種はAlbarin。軽快に飲める白。
以上

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11/13/2018

Envinate

Envinateはラシーヌが輸入したスペインの生産者のグループ。3つの異なる地域の生産者が集まっている。2016年に輸入されたロットを5本、2018年に輸入されたロットを10本飲んだ。
地域的には、以下の3つになる。
1) カナリア諸島のTenerife島のワイン(下記1番~4番、6番、8番、9番、11番~13番、15番)
2) 北西部のDO Ribeira Sacraのワイン(下記5番、10番、14番)
3) 東部のDO Almansaのワイン(下記7番)
いずれのワインも素朴な柔らかい酒質で好感が持てた。特にカナリア諸島のワインはエキゾチックで興味深い。次のロットが入荷したら、また、購入したい。

1) 2014 Taganan Vinos Atlanticos Blanco, Islas Canarias / Envinate (Viticultores Familias Sosa, de la Rosa y Envinate) (2016/6/14-15飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はAlbillo Criollo, Marmajuelo, Gual, Malvasia etc。ややうすい黄。トロピカルなニュアンスも少しあるが、太くはないさらっとした酒質。

2) 2014 Taganan Vinos Atlanticos Parcela Margalagua Tinto, Islas Canarias / Envinate (Viticultores Jose Angel Alonso y Envinate) (2016/6/14-15飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はListan Negro, Vijariego, Malvasia Negra, Baboso, Negramoll etc。比較的明るいルビー。さらっとした軽めの酒質。樽香なし。タンニンはほのかに感じる程度。味わいはドライ。

3) 2014 Taganan Vinos Atlanticos Parcela Amogoje Blanco, Islas Canarias / Envinate (Viticultores Jose Angel Alonso y Envinate) (2016/7/23飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はAlbillo Criollo, Marmajuelo, Gual, Malvasia etc。色はゴールド。酒質はさらっとしている。アロマティックだが、酸とミネラルのバランスはよい。ギリシャのSclavosの白と共通性を感じる。若干、酸にビオ系のニュアンスを感じる瞬間があるが、許せる範囲内。

4) 2014 Taganan Vinos Atlanticos Tinto, Islas Canarias / Envinate (Viticultores Familias Sosa, de la Rosa y Envinate) (2016/7/23-24飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はListan Negro, Listan Gaucho, Vijariego, Malvasia Negra etc。暗いトーンだが中くらいのルビー。グルナッシュをうすくしたようなワインだが、味わい深さはある。酸はしっかり。

5) 2014 Lousas Parcela Camino Novo Tinto, Ribeira Sacra / Envinate (Viticultores Miguel Anxo y Envinate) (2016/7/23-24飲)
所在地はA Texeira。品種はMencia 90%, Garnacha Tintorera 10%。Tagananよりも色は少し濃く、タニック。酒質は柔らかい。

6) 2016 Benje Blanco Vinos Atlanticos, Islas Canarias, Tenerife, Ycoden-Daute-Isora / Envinate (Viticultores de Santiago del Teide y Envinate) (2018/5/14-15飲)
所在地はSantiago del Teide。品種はListan Blanco。テリの強いややうすい黄。少しトロピカルな香味。中くらいの濃度。温かみを感じる。

7) 2016 Albahra Tinto, Vinos Mediterraneos, Almansa / Envinate (2018/5/16-17飲)
所在地は東部のLa Roda。品種はGarnacha Tintorera 100%。濃いルビー。色合いに比べて、酒質は柔らかい。深みはもう一つ。

8) 2016 Palo Blanco Vinos Atlanticos, Islas Canarias / Envinate (Viticultores Florencio Labrador y Envinate) (2018/5/17-18飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はListan Blanco。テリの強いややうすい黄。酸強め。6番と同タイプの白。

9) 2016 Taganan Tinto Vinos Atlanticos, Islas Canarias / Envinate (Viticultores de Taganana con Envinate) (2018/5/20飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はListan Negro, Listan Gaucho, Vijariego, Malvasia Negra etc。中くらいのルビー。酸がはっきりした涼しいニュアンスのあるワイン。

10) 2016 Lousas Parcela Camino Novo Tinto, Vinos Atlanticos, Ribeira Sacra / Envinate (Viticultores de Ribeira Sacra y Envinate) (2018/5/28-29飲)
所在地はA Texeira。品種はMencia 85%, Alicante Bouche 15%。赤みの強いルビー。けっこう濃厚だが、酒質は柔らかい。

11) 2016 Taganan Blanco Vinos Atlanticos, Islas Canarias / Envinate (Viticultores de Taganana con Envinate) (2018/5/30-31飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はAlbillo Criollo, Marmajuelo, Gual, Malvasia etc。中くらいの黄。色、味わいともに少し熟成ニュアンスあり。酸はしっかり。太いワインではないが、少しトロピカルな香味あり。

12) 2016 Taganan Tinto Vinos Atlanticos Parcela Margalagua, Islas Canarias / Envinate (Viticultores de Taganana con Envinate) (2018/5/31-6/1飲)
所在地はTaganana, Tenerife。品種はListan Negro, Vijariego, Malvasia Negra, Baboso, Negramoll etc。うすめのルビー。少し熟成ニュアンス出ている。淡い味わいだが、これはこれで面白く飲めた。

13) 2016 Benje Tinto Vinos Atlanticos, Islas Canarias, Tenerife, Ycoden-Daute-Isora / Envinate (Viticultores de Santiago del Teide y Envinate) (2018/6/1飲)
所在地はSantiago del Teide。品種はListan Prieto主体, Tintilla。中くらいのルビー。柔らかい酒質。南仏系の赤を少しうすめに涼しくしたタイプ。

14) 2016 Lousas Tinto, Vinos Aldea, Ribeira Sacra / Envinate (Viticultores Miguel Anxo y Envinate) (2018/6/2飲)
所在地はA Texeira。品種はMencia 90% etc。赤みの強い濃いルビー。濃厚だが、酒質は柔らかい。

15) 2016 Migan Tinto Vinos Atlanticos Parcela Margalagua, Islas Canarias / Envinate (Viticultores del Valle Taganana y Envinate) (2018/6/2-3飲)
所在地はTenerife。品種はListan Negro。中くらいのルビー。非常にデリケートでエキゾチックな味わい。
以上

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02/01/2017

2016年後半に飲んだスペインワイン

2016年後半に飲んだスペインワインは計9本(ラシーヌが輸入したEnvinateは別途書く予定)。最近、買ってないので、これで手持ちのスペインワインはあと1本のみとなった。印象的だったのは、6番と7番。4番と5番のシェリーもかなり楽しめた。

1) 2014 Vi de Taula Jose Maria / Mendall (Laureano Serres Montagut) (2016/8/8-9飲)
TarragonaのTerra Altaの生産者。ラシーヌが輸入。品種はTempranillo。紫の残る中くらいのルビー。酸は強め。酒質はしなやか。何となくブドウジュースを飲んでいるような気にもなる自然派ワイン。

2) 2012 Baco Perez, Granada / Pago del Naranjuez (Antonio Vilchez Valenzuela) (2016/8/11飲)
2年前にPinot Negraを飲んでいるMarchalの生産者。ラシーヌが輸入。今回は白で品種はVigiriega 50%, SB 50%。くすんだトーンのある濃いめのオレンジ色。まったりとした風味があるが、酸は強めで、線はそれほど太くないやや揮発酸のニュアンスあり。

3) 2014 Vinedos Serranos Tragaldabas Rufete, Vinos de la Sierra de Salamanca / Mandragora Vinos de Pueblo (2016/8/11飲)
これもラシーヌが輸入したワイン。所在地はMadridからかなり西に離れたVillanueva del Conde。品種は初めて飲むRufete。中くらいの明るいルビー色。酸のはっきりしたワインで、線は細いが、果実味がしっかり出たワイン。

4) NV Manzanilla Pasada Pastrana / Bodegas Hidalgo La Gitana (2016/7/30-8/12飲)
4番と5番はBB&Rが輸入したシェリー。750ml。アルコール度数15%。所在地はSanlucar de Barrameda。くすんだ黄金色。ドライなつくり。塩辛さを少し感じる。なかなか楽しめた。

5) NV La Bota de Manzanilla No.55, Manzanilla / Equipo Navazos (Bodegas Miguel Sanchez Ayala) (2016/7/30-8/25飲)
750ml。アルコール度数15%。所在地はSanlucar de Barrameda。様々な生産者から樽買いしてリリースされる上級シェリー(連番で番号が付けられている)。まったりした色合いの黄金色。酒質にはねっとりしたニュアンスはほとんどない。味わいはドライ。フィノよりもしっかりした深い風味があり、非常に楽しめた。価格はそこそこするのだが、他のNo.も試してみたい。

6) 2007 Ultreia De Valtuille, Bierzo / Bodegas y Vinedos Raul Perez (2016/9/18飲)
所在地は北西部のPonferrada。品種はMencia。7年前に購入した上級キュヴェで初めて飲む(スタンダード・キュヴェはUltreia Saint Jacquesで、20072008を飲んでいる)。赤みの強い濃ルビー。少し熟成して丸みが出てきている。酸がしっかりしたワインで、凝縮感も強いが、涼しさも持ち合わせている。Ultreia Saint Jacquesよりもさすがに旨い。

7) 2013 Inedito, Finca Turrax Tinto, Rioja / Bodegas Lacus (2016/9/21-22飲)
所在地はRioja エリアのAldeanueva de Ebro。Maturana & Turrantesという地元品種の白ワイン。ややうすめの黄色。酸味はしっかり系。ボディもそこそこあり、アロマのタイプは、南仏からスペインにかけての系統。テンション高いワインで、思っていたよりも好印象。

8) 2014 Botani Moscato, Sierras de Malaga / Bodegas Jorge Ordonez & Co. (2016/11/16-17飲)
所在地は南部のMalaga。甘口ワインの産地だが、これはドライに仕上げたもの。うすめの黄金色。モスカートらしい芳香。かすかにシェリーぽい香味もある。酸はしっかりしているが、若干甘いニュアンスもあり。

9) 2012 Crianza, Rioja / Rioja Vega (2016/12/31飲)
実家にあったもので、大晦日に紅白歌合戦をみながら飲んだ赤ワイン。所在地はViana。もうこなれている。濃くもなく、軽くもない赤。価格相応。
以上

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08/24/2016

Toro Albala

Malagaの北側の内陸部のAquilar de la Fronteraの生産者。Pedro Ximenezの甘口がよく見かけるものだが、今回はMontilla-MorilesのDOのシェリータイプのワインを3種類飲んでみた。いずれも品種はPedro Ximenezである。シェリーとの違いは、正直言って判別不能であるが、3本とも十分に楽しむことができた。

1) NV Fino del Lagar, Electrico S/10, Montilla-Moriles / Bodegas Toro Albala(2016/4/17-24飲)
500ml。アルコール度数15%。少しぼんやりしたうすめの黄色。酸化ニュアンス。ドライでシャープ。少しクルミぽいニュアンス。

2) NV Oloroso Marques de Poley S/15, Montilla-Moriles / Bodegas Toro Albala(2016/4/17-29飲)
500ml。アルコール度数17%。茶系の混じった琥珀色。1番と比べると少しまったりして、旨みを感じる。

3) NV Amontillado Marques de Poley Vie Jisimo Solera 1922, Montilla-Moriles / Bodegas Toro Albala(2016/7/16-18飲)
500ml。アルコール度数21%。深みのある琥珀色。アルコール感しっかりある。アーモンド系の風味。旨み十分で、早々と飲み切った。
以上

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08/16/2016

3 En Rama (Emilio Lustau)

シェリーの著名生産者が最近リリースした無濾過のシェリー。主要3地域からの3種類がある。開栓したらできるだけ早く飲むことを推奨している銘柄。現在は2016年のボトリング物が出回り始めたところであるが、今回飲んだのは2014年にボトリングしたやや滞留在庫もの(3本同時に飲みたかったのだが、2015年物は3本合わせて買えなかった)。飲んだ印象は、あまり飲みなれていないせいもあるが、無濾過のニュアンスはよく判別できなかった。今度は2016年物を買ってみたい。

1) NV 3 En Rama, Manzanilla de Sanlucar de Barrameda (2014 Spring) / Emilio Lustau(2016/6/15-26飲)
500ml。アルコール度数15%。色合いは3本中やや濃い目。ふくよかで複雑なニュアンス。海に近いため、塩辛いニュアンスが出るといわれるが、このワインについていうと、それほど顕著に感じられなかった。

2) NV 3 En Rama, Fino de El Puerto de Santa Maria (2014 Spring) / Emilio Lustau(2016/6/15-26飲)
500ml。アルコール度数15.5%。ややうすい黄色。JerezのFinoよりもミネラリーでデリケートな印象。

3) NV 3 En Rama, Fino de Jerez de la Frontera (2014 Spring) / Emilio Lustau(2016/6/15-26飲)
500ml。アルコール度数15.5%。ややうすい黄色。ドライで、特有の酸化ニュアンスが少し重たく感じる。
以上

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07/25/2016

2016年前半に飲んだスペインワイン

2016年前半に飲んだスペインワインは計3本。ただし、他にCavaやSherryなど計11本を飲んでいるが、別途コメントする。3本とも期待値からするともう一つ。

1) 2007 El Pecado, Ribeira Sacra / Raul Perez (2016/2/23飲)
所在地は北西部のPonferrada。Mencia 100%。赤みの強い濃いルビー。濃度からすると、酒質は比較的さらっとしている。酸はしっかり。かすかに残糖感あり。少しピノぽいところもあるし、血のようなニュアンスもあり。価格からすると、もう少し高級感が欲しいところ。

2) 2012 Tentenublo Tinto, Rioja / Tentenublo Wines (2016/4/29-30飲)
所在地はLanciego。品種はTempranillo主体。濃厚なルビー色。味わいも濃厚だが、しなやかでモダンなワイン。もう少し緻密さ、上品があればさらにすばらしいのだが。

3) 2005 A Trabe Tinto, Monterrei / Raul Perez y J.L..Mateo (2016/6/26飲)
所在地は北西部のVerin。これが12種類目だが、一番高額なワイン。品種はMencia, Alicante Bouschet, Bastardo, Verdello。赤みの強いルビーで、少し熟成している。味わいもそれなりの熟成感があり、少しカツオブシぽいニュアンスもある。酒質はしなやか。これはもう少し早めに飲む方が好み。価格からすると、期待値をかなり下回った。
以上

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03/28/2016

品種別Cava 4本 (Roger Goulart)

Cavaは日本にはあまり種類が入っていないので、今回初めて見かけたCavaの単一品種シリーズ。2本ずつ飲み比べてみた。生産者は、日本の酒屋が「ドンペリ・ロゼよりも旨い」というアホな宣伝文句で売っているRoger Goulart。ボデガの位置的にはBarcelonaの北西側のSant Esteve Sesroviresにある。
4本とも白ブドウ品種である。ボトルに着色した文字の色が4本とも異なり、それぞれの品種の特徴を何となく現わしているようだ。Chardonnayはそうでもないが、他の3種はボーン・ドライな味わい。なお、価格は税込み1本約2600円で、ドンペリ・ロゼよりも旨いロゼよりも上級品である。
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1) 2011 Cava Reserva Brut Macabeo 100% / Caves Roger Goulart (2016/2/20飲)
黄緑色の文字。色合いはうすい黄色。Chardonnayよりも少しアロマティック、酸も強め。

2) 2011 Cava Reserva Brut Chardonnay 100% / Caves Roger Goulart (2016/2/20飲)
黄色の文字。色合いはうすい黄色。白~黄の花系の香味。やや細身。シャンパーニュのような上品さはない。やや泡弱めだった。

3) 2011 Cava Reserva Brut Xarel-lo 100% / Caves Roger Goulart (2016/2/21-22飲)
青色の文字。色合いはうすい黄色。アロマティックさが強い。酸が強めで、豊かさが全く感じられない。

4) 2011 Cava Reserva Brut Parellada 100% / Caves Roger Goulart (2016/2/21-22飲)
オレンジ色の文字。色合いはうすい黄色。酸が強めなのは同じだが、Xarel-loよりも少しふっくらとした味わい。
以上

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03/24/2016

2015に飲んだスペインワイン

これは昨年書き忘れていたもの。2015に飲んだスペインワインは泡ものを除いて計2本と低迷。相変わらず和泉屋が精力的に輸入しているが、個人的にはややモダンすぎるように感じてそれほど触手が伸びないのである。

1) 2010 Finca Morenillo, Terra Alta / Celler Pinol (2015/4/14-15飲)
Tarragona西部のBateaの生産者。Morenilloという地品種の赤。赤みの強いルビー。強いていえば、Etna Rossoに似た感じの味わい。濃度的には中くらいだが、酸味はしっかりあり。

2) 2009 Garnacha Tintorera, Monterrei / Bodegas Quinta da Muradella (J.L..Mateo Garcia) (2015/11/8飲)
所在地は北西部のVerin。これが11種類目になる。少しタニックなPNのような味わい。もうかなりこなれている。涼しく、少し青っぽいニュアンスあり。
以上

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06/25/2015

最近飲んだスペインワインその13(2013/7-12)

2年前の記録だが、未記載だったもの。これで、やっと2014年までアップ終了。2013/7-12に飲んだスペインワインは計4本。印象的だったのは1番と4番。

1) 2009 Lugar de Grou, Monterrei / Bodegas Quinta da Muradella (J.L..Mateo Garcia) (2013/9/27-28飲)
北西部のVerinの生産者。飲むのは、これで8種類目になる。品種はMencia, Garnacha Tintorera, Bastardo, Muraton, Gran Negroの混醸の赤。他のワインと同様に、地元品種を旨くモダンに洗練されたワインに仕上げている。上級キュヴェだけに飲みごたえあり。

2) NV Amontillado de Jerez (Miguel Fontadez Florido) 1/30 / Emilio Lustau (2013/9/23-10/5飲)
Emilio Lustauのシェリーで、自分で購入したものとしては6種類目になる。琥珀色。アーモンドの風味に酸化ニュアンスがミックス。締めにリラックスして飲めるワイン。

3) 2006 Cava Gran Reserva Brut Nature Kripta / Agusti Trello Mata (2013/10/5飲)
こちらを参照。

4) 2007 Espadeiro, Rias Baixas / Bodegas Goliardo (2013/10/26-27飲)
1500ml。珍しいRias Baixasの地品種の赤ワイン。この生産者のワインとしては、LoureiroCainoと飲んできて3種類目になる。先の2種類が酸味のしっかりした比較的細身のワインだったが、これが最も構成がしっかりした味わい。ただし、例えばRiojaやRibela del Dueroの同価格帯のワインと比べると、涼しいニュアンスがあり、Loureiro、Cainoの延長戦上にあるという感じ。
以上

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