カテゴリー「Rhone」の54件の記事

05/16/2019

最近飲んだMarcouxのChateauneuf-du-Pape

Armenier家が所有するChateauneuf-du-Papeのドメーヌ。飲まずにキープしてきたChateauneuf-du-Pape(全部V.V.)であるが、飲んでしまうことにした。全体の味筋は共通で、濃厚でありながら柔らかい酒質。これで手持ちはゼロ。

1) 1999 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/9/1飲)
柔らかい酒質。十分こなれている。

2) 2001 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/9/2飲)
1999よりは少し若々しさが残るが、これも飲み頃に入っている。

3) 2003 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/9/7飲)
柔らかい酒質は共通。2003らしい大らかな味わい。今、飲み頃。

4) 2007 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/9/9飲)
他の年はアルコール度数表記が15%であるが、この2007は16%であり、確かに濃度は他よりも上に感じる。

5) 2000 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/9/21飲)
濃厚だが柔らかい酒質は一貫している。今、飲み頃。

6) 1995 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/10/17飲)
経年なりの熟成感あり。ピークの終わりくらいかもしれない。柔らかい酒質は他のヴィンテージと共通。1本十分飲み切ることができた。

7) 2000 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/10/20飲)
2000年は2本目。赤み強い。前回(5番)と似た印象。かなりこなれており、柔らかいく、(実際は濃厚なのだが)すいすいと飲めてしまう。

8) 2004 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/10/22飲)
飲み進めてきた中では、一番柔らかい印象(濃厚なのは変わらず)。ワイルドな熟成感が出てきている。

9) 2005 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/11/12飲)
まだ少し硬い部分が残っている。それでも濃厚かつ柔らかさがある。

10) 2006 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2018/11/17飲)
濃密だが、酒質はしなやか。今、飲み頃。大量のオリ。

11) 2010 Chateauneuf-du-Pape Vieilles Vignes Rouge / Domaine de Marcoux (2019/1/12-13飲)
もう既になめらかな味わい。今でも十分においしく飲めた。
以上

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05/14/2019

2018年に飲んだ南部ローヌのワイン

2018年に飲んだ南部ローヌのワインは15本。Domaine Marcouxは別途参照。

1) 2014 Vinsobres Rouge Cuvee La Papesse / Domaine Gramenon (Aubery-Laurent) (2018/2/21-22飲)
ローヌ川左岸のMontbrison-sur-Lezの生産者。紫色の混じる濃いルビー。気になるビオ的な酸はなく、快適に飲めた。見た目よりもさっぱり感あり。

2) 2004 Cotes-du-Rhone Cuvee A.Pascal S. / Domaine Gramenon (Michele Aubery-Laurent) (2018/3/11飲)
銀座のRempartsで飲んだもの。1番に同じ。非常によい熟成感。状態よく、若々しい。1本じっくり飲むことができた。思ったよりも陽性ではなく、少し内向的な感じだった。

3) 2016 Vin de France Rouge Cuvee Ceps Centenaires La Meme / Domaine Gramenon (Aubery-Laurent) (2018/3/20飲)
1番に同じ。赤みの強い濃ルビー。濃厚だが、しなやかな酒質。赤い果実の風味にあふれている。若いが、今飲んで十分おいしい。

4) 1998 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Centenaire / Les Cailloux (Lucien & Andre Brunel) (2018/9/19飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。品種はGr 80%, Sy 10%, Mv 10%。濃いルビー。色合いからはあまり熟成感はみえないが、味わいには熟成感出ている。干しブドウ的な過熟ニュアンス強い。酒質は柔らかい。

5) 2000 Chateauneuf-du-Pape Rouge / Chateau de Beaucastel (2018/9/20飲)
Courthezonの生産者。少し熟成感のある濃いルビー。味わいにもChateauneuf-du-Papeらしい少しワイルドな風味がかなり出ている。1本しっかりと飲めた。

6) 1995 Chateauneuf-du-Pape Pignan Reserve Rouge / Chateau Rayas (2018/9/20飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。熟成感の出た濃いルビー。熟成してかなりこなれている。ボーカステルに比べるとワイルドな香味はあまりない。果実味はもう落ち気味。もう少し早く飲んだ方が楽しめたと思う。

7) 2001 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Reserve des Deux Freres / Domaine Pierre Usseglio & Fils (2018/9/21飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。非常に濃厚でまだタニック。とはいえ酒質は柔らかく、今でも十分においしく飲める。今まで飲んだChateauneuf-du-Papeの中でも最も濃厚かもしれない(Pegauの上級キュヴェと双璧)。

8) 1999 Chateauneuf-du-Pape Reserve / Le Clos du Caillou (Vacheron-Pouizin) (2018/9/27飲)
Courthezonの生産者。赤みの強い濃ルビー。色合い、味わいともに熟成して、十分こなれている。今、飲み頃で非常に旨い。ただし、これ以上引っ張らない方がよいと思う。

9) 2000 Chateauneuf-du-Pape Reserve / Le Clos du Caillou (Vacheron-Pouizin) (2018/10/6飲)
8番に同じ。赤みの強い濃ルビー。あまりワイルドな熟成香味は出ていないが、かなりこなれている。1999よりも上品に整った味わい。

10) 2005 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Pure / Domaine La Barroche (Christian et Julien Barrot) (2018/10/7飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。Grenache 100%。赤みの強い濃ルビー。思ったよりも上品なつくり。非常に凝縮した味わいで、印象的。

11) 1998 Chateauneuf-du-Pape Reserve / Le Clos du Caillou (Vacheron-Pouizin) (2018/10/8飲)
8番に同じ。2000よりも熟成感が出ている。十分こなれてしなやかなワイン。今、十分飲み頃。

12) 1998 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Centenaire / Les Cailloux (Lucien & Andre Brunel) (2018/10/16飲)
4番に同じ。1998はこれが2本目。赤みの強い濃ルビー。酒質はしなやか。Chateauneuf-du-Papeらしいワイルドな熟成風味が出ている。今が飲み頃で十分楽しめた。

13) 2000 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Centenaire / Les Cailloux (Lucien & Andre Brunel) (2018/10/21飲)
4番に同じ。品種はGrenache 80%, Syrah 8%, Mourvedre 12%。かなりこなれてきており、今、飲み頃。凝縮感は十分。

14) 2003 Chateauneuf-du-Pape Reserve / Chateau Rayas (2018/11/19飲)
6番に同じ。それなりに熟成して十分柔らかさが出ている。Grenacheの真っ赤な太陽のような果実味が全開。

15) 2010 Chateauneuf-du-Pape Saint-Georges / Domaine Galevan (2018/11/27-28飲)
Courthezonの生産者。Grenache 100%。非常に濃いルビー。飲み口はスムーズ。Grenache
のワイルドな風味が強烈。
以上

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05/13/2019

最近飲んだJean-Louis Chave

Mauvesにある著名ドメーヌ。飲まずにキープしてきたHermitageであるが、飲んでしまうことにした。あと残り1999が1本と1989の白が1本のみ(白は飲んでいないと思うのだが、発見できずにいる)。

1) 2003 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/2/12飲)
まだ若いが、少し熟成感はある。思ったほど濃厚さ、パンチ力はなく、上品さに仕上がっている。個人的には、今飲んで全く悔いなし。

2) 2000 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/3/21飲)
赤みの強いルビー。思ったよりも濃厚さはなくなっていて、しなやかさが目立つ。とはいいつつも、非常に旨い。

ここから4ヴィンテージ固め飲み。
3) 1999 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/8/21飲)
濃いルビー。高得点のヴィンテージで、この年だけ2本購入した。まだタニックでかなり濃厚で飲み頃には達していない。最初の1杯目は微妙に酸化ニュアンスがあったが、以降は回復。。

4) 1998 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/8/22飲)
1999ほど色が濃くない。熟成感も出てきている。その分、柔らかく豊潤で、現状でも、非常に良かった。

5) 2001 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/8/22飲)
濃度でいうと、1999>2001>1998。だが、現時点の旨さでいうと、その逆の順番となる。2001は、まだ少しタニックだが、現状でも十分おいしく飲める。

6) 1997 Hermitage Rouge / Domaine Jean-Louis Chave (2018/8/28飲)
赤みの強いルビー。きれいに熟成している。1998よりも少し淡白に感じられるが、十分な旨さ。
以上

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05/10/2019

2018年に飲んだ北部ローヌのワイン

2018年に飲んだ北部ローヌのワインは16本(別途、書いたJean-Louis Chaveを除く)。結構いいワインをたくさん家飲みしてしまった。

1) 2000 Cote-Rotie La Landonne / R. Rostaing (2018/1/3-4飲)
Ampuisの生産者。2000年はCote Blondeの方を先に飲んでいる(2015/6)。少し熟成感のある濃ルビー。味わいも熟成感あり、細身で酸が前に出てきている。1本しっかり飲めた。

2) 2015 Crozes-Hermitage Rouge / Jean Loron (2018/1/7-8飲)
所在地はBeaujolaisのPontanevauxとなっており、ネゴシアンなのかもしれない。赤みの強い濃ルビー。ブショネだった。酒質は柔らかくうまくつくっているだけに残念。

3) 1985 Hermitage La Chapelle / Paul Jaboulet Aine (2018/1/15飲)
Tainの著名生産者。かなり熟成しており、色合いにオレンジ色が少し混じっている。ピークを下りかけているという印象。

4) 2003 Cote Rotie La Landonne / Jean-Michel Gerin (2018/3/28飲)
Ampuisの生産者。濃いルビー。何となく温かみを感じる。そこそこ熟成感あり。あまりシラーぽくなく、もっと丸い感じがした。2003年の影響かもしれない。

5) 2003 Cote-Rotie Les Grandes Places / Jean-Michel Gerin (2018/3/29飲)
同上。La Landonneと似たような温かみ、丸みを感じるニュアンス。こちらは若干甘みも感じた。

6) 2010 Crozes Hermitage La Guiraude / Alain Graillot (2018/3/29飲)
Pont de l'Isereの著名生産者。このキュヴェを飲むのは5ヴィンテージ目(ワイン会ではもっと飲んでいる)。赤みの強いルビー。あまり熟成感なく、少し茎ぽいニュアンスもあり。思ったほど濃厚な感じはないが、安定して旨い。

7) 1999 Cote-Rotie / Jean-Paul et Jean-Luc Jamet(2018/3/30飲)
Ampuisの生産者。赤みの強いルビー。いい具合に熟成している。今、飲み頃でおいしく飲めた。この生産者は手堅い。

8) 2003 Cote-Rotie Les Grandes Places / Domaine du Monteillet (Stephane Montez) (2018/6/8飲)
Chavanayの生産者。このキュヴェは1997を2回飲んでいる。濃いルビー。思ったよりも若々しくパワフル。まだ少しタニックだが、個人的には今飲んでOK。ただ、2回飲んだ1997の方が好みだった。

9) 2014 Hermitage Rouge / Domaine Yann Chave (2018/6/23-24飲)
Mercurolの生産者。自分で買うのは初めて。濃いルビー。もう今でも十分飲める状態。しなやかな北ローヌらしいシラー。

10) 2016 Vin de France Q Blanc / La Vrille et Le Papillon(2018/6/29飲)
ロゼに続いて2度目となるCotes du VivaraisのエリアになるValvigneresの生産者。品種はUgni Blanc。少しぼんやりと濁ったうすい黄。酸は強め、軽めの白だが、香味はアロマティック。ビオ系のまったりしたニュアンスもある。

11) 2001 Cote-Rotie La Sereine Noire / Mathilde et Yves Gangloff (2018/9/19飲)
Condrieuの生産者。このキュヴェは1999を2012/7に飲んでいる。濃いルビー。濃厚だが、クールさも合わせ持つ。酸が美しい。飲み頃に入っており、非常に美味。

12) 1991 Ermitage Blanc de L'Oree / M.Chapoutier (2018/9/30飲)
Tainの著名生産者。途中で買ったバック・ヴィンテージ。熟成した少し深みのあるゴールド。まったりと太めのアロマティックな白。それなりの熟成感あり。もう少し早く飲んだ方が好み。

13) 1994 Cote-Rotie La Mouline (Cote Blonde 1er Cru) / E. Guigal (2018/10/14飲)
Ampuisの著名生産者。思った以上に濃厚。まだタニックで飲み頃は少し先。La Moulineらしいしなやかなニュアンスがあまり出ていないような気がした。

14) 1994 Cote-Rotie La Landonne / E. Guigal (2018/10/14-15飲)
同上。La Moulineよりも濃くタニックかと思ったら、そうでもなく、酒質はしなやかで、自分で持っていたイメージが逆転した印象。こちらは今でも十分楽しめた。

15) 2004 Cote-Rotie La Sereine Noire / Mathilde et Yves Gangloff (2018/10/21飲)
11番に同じ。2本目。濃いルビー。この2004もこなれてきており、飲み口はスムーズ。酸が美しく、凝縮感も十分。状態がとてもよく、激旨。

16) 2013 Cote-Rotie / Domaine Aurelien Chatagnier (2018/12/1飲)
CondrieuやSaint Josephを飲んでいるSaint Pierre de Boeufの生産者。あまり派手さのない少し細身のシラー。酒質はしっかりしており、まずまず。
以上

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04/23/2019

Les Grillons

Tavelの南側に隣接するRochefort du GardにあるNicolas Renaudのドメーヌ。L'Angloreと交流があり、コラボのキュヴェVenskabをリリースしたこともある。以前のラベルは、Le Clos des Grillonsと書かれていたが、今回入ってきたロットは全てLes Grillonsとなっている。

1) 2017 Vin de France Vieux Sage / Domaine Les Grillons (2018/12/17飲)
Syrah 100%。濃いルビー。色の割りにはしなやかで軽快なワイン。スケールは大きくない。

2) 2016 Vin de France Cuvee 1901 / Domaine Les Grillons (2018/12/18飲)
品種はBourboulenc。テリの強いゴールド。主張の強いトロピカルな味わい。若干甘め。

3) 2016 Vin de France Les Terres Blanches Vieilles Vignes / Domaine Les Grillons (2018/12/20-21飲)
Gr 85%, Clairette+Carignan 15%。赤みの強い濃ルビー。しなやかな酒質。もう既に親しみやすい。色合いに比して、軽快なワイン。

4) 2017 Vin de France Le Pic Gris / Domaine Les Grillons (2018/12/21-22飲)
品種はPicpoul Gris。少し茶系の混じった藁色。しっかりと濃度のある白。濃度のわりに酸がある。
以上

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01/22/2019

2017年に飲んだ南部ローヌのワイン(フレッシュ編)

2017年に飲んだ南部ローヌの若めのワインは8本。

1) 2015 Vin de France Rouge Cuvee Cardinal / Valentin Valles (2017/3/4-5飲)
Tavelから西の内陸側に入ったSaint Quentin la Poterieの生産者。L’Anglore と関係がある生産者。1番~3番と連続飲み。他にRoseを飲んでいる(別途記載)。Grenache Noir 40%, Carignan 30%, Cincault 15%, Mourvedre 15%。赤みの強い濃ルビー。柔らかい酒質で若干ビオ風味あり。

2) 2015 Vin de France Rouge Cuvee Rollier / Valentin Valles (2017/3/8飲)
Syrah 50%, Grenache Noir 25%, Cincault 10%, Roussanne 10%, Mourvedre 5%。赤紫系の濃ルビー。これもビオ風味あるが、後半こなれてきた。

3) 2012 Cotes-du-Rhone Villages Gadagne Rouge / Chateau Grand Dignitaire (Le Vignoble de Terres d'Avignon) (2017/3/19)
Avignonの東側のMorieres-Les-Avignonの生産者。品種はGrenache, Mourvedre。Gadagneは2012に昇格したCotes-du-Rhone Villagesの地区名で初めて飲む。赤みの強い中の上くらいのルビー。ローヌとしては比較的軽めでさらっとしたワイン。CP相応(1600円くらい)。

4) 2015 Vin de France Rouge Cuvee Phoenix / Valentin Valles (2017/3/20)
1500ml。マグナムのみキュヴェ。L’AngloreのTavelと抱き合わせで購入。品種はGrenache, Mourvedre。ローヌとしてはうすめのルビー。やや揮発酸のニュアンスあり。熟成感もややあり。あまりぱっとしなかった。

5) 2014 Cotes-du-Rhone Rouge Cuvee Ceps Centenaires La Meme / Domaine Gramenon (Aubery-Laurent) (2017/3/25)
ローヌ川左岸内陸部のMontbrison-sur-Lezの生産者。Grenache 50%, Syrah 30%, Mourvedre 10%, Carignan 10%。微かに赤紫色が残る濃ルビー。ぼんやり濁っている。柔らかい酒質でぐいぐい飲めた。

6) 2015 Chatillon en Diois Blanc / Monge Granon (2017/5/27-28飲)
ローヌ川左岸内陸部の少し標高が高い位置にあるVerchenyの生産者。Cremant de Dieを2010/9に飲んだことがある。これはスティルワインのAOCワインだが、年号なし。Aligote 100%。でも、初めて飲むAOCでうれしい。赤とロゼもあるので、飲んでみたい(日本で見かけたことはない)。うすめの黄。それほど酸は強くないが、細身のワイン。期待していたよりは十分楽しめた。

7) 2013 Luberon Rouge Cuvee des Consuls / Domaine Les Eydins (Serge Seignon) (2017/10/8-9飲)
ローヌ川左岸内陸部のBonnieuxの生産者。Grenache 70%, Carignan 20%, Syrah 10%。2015年にこれと異なるキュヴェの赤を2種類飲んでいる。赤みの強い濃ルビー。少し熟成感が出ている。南部ローヌの風味がたっぷりだが、少し細身で涼しいニュアンスもある。

このワインは、いつ飲んだか記載なし。購入日から考えて、2017/12前半頃と思われる。
8) 2016 Luberon Blanc Cuvee L'Ouviere / Domaine Les Eydins (Serge Seignon) (2017/12頃飲)
同上。Vermentino 50%, Roussanne 25%, Grenache Blanc 25%。南部ローヌ系のアロマティックな白だっと思う。
以上

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01/21/2019

2017年に飲んだ南部ローヌのワイン(熟成編)

2017年に飲んだ南部ローヌの熟成したワインは10本。7月と8月に固め飲みをしてしまった(ワインを整理していて、南部ローヌの箱が出てきたため)。少しピークを過ぎていると感じたものもあったが、どのワインも南部ローヌを代表するものばかりで、十分楽しめた。

1) 2007 Chateauneuf-du-Pape Pignan Reserve / Chateau Rayas (2017/7/27飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。赤みの強い濃ルビー。こなれてきており、濃厚だが、今でも十分に旨い。

2) 1999 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Reserve / Domaine de la Vieille Julienne (E.A.R.L. Daumen Pere et Fils) (2017/7/28飲)
Orangeの生産者。赤みの強い濃ルビー。かなりこなれてきており、思ったよりも重厚感はなく、スムーズな飲み口。旨みはたっぷりあり。

3) 2000 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Vieilles Vignes Rouge / Domaine de la Janasse (Aime Sabon) (2017/7/29飲)
Courthezonの生産者。濃いルビー。ボトルの上部はややうすい感じがしたが、その後、復活。熟成してきている。旨み十分。

4) 2000 Chateauneuf-du-Pape Cuvee de Mon Aieul / Domaine Pierre Usseglio & Fils (2017/8/5飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。ボトルの上部はやや紅茶ぽい熟成ニュアンスがあった。下部は濃厚感強く、しっかり飲めた。

5) 1995 Chateauneuf-du-Pape Rouge Cuvee Laurence / Domaine du Pegau (2017/8/11飲)
Chateauneuf-du-Papeの生産者。1995のCuvee Laurenceは2本目。赤みの強い濃ルビー。かなり熟成しているが、旨みはたっぷりあり。

6) 1995 Chateauneuf-du-Pape Rouge / Chateau de Beaucastel (2017/8/12飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。赤みの強い濃ルビー。熟成して思ったよりも濃厚系でなく、しなやかな酒質になっていた。

7) 1998 Chateauneuf-du-Pape Reserve Vieilles Vignes Cuvee Unique Rouge / Domaine du Caillou (Vacheron-Pouizin) (2017/8/14飲)
Courthezonの生産者。かなり熟成して柔らかになっている。ややピークを過ぎているという印象。

8) 1998 Chateauneuf-du-Pape Rouge Cuvee Reservee / Domaine du Pegau (2017/8/25飲)
5番に同じ。Cuvee ReserveeとLaurenceの比較。赤みの強いルビー。少しニッキのような熟成香味。もうかなり柔らかくなっている。こちらはややピーク越えの感あり。

9) 1998 Chateauneuf-du-Pape Rouge Cuvee Laurence / Domaine du Pegau (2017/8/26飲)
同上。ノーマルよりも濃厚。こちらは、まだまだ十分いける濃密な味わい。

10) 2000 Chateauneuf-du-Pape Blanc Cuvee Arcane / Domaine de Marcoux (2017/12/16飲)
銀座のRempartsで飲んだもの。Chateauneuf-du-Papeの生産者。この白ワインは毎年つくるわけではなく、かなりのレア物。日本では小売りで売っているのをみたことがない。濃いめのゴールド。それなりの熟成感が出て、ドライな風味。1本飲むと、少しヘビー。
以上

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01/18/2019

2017年に飲んだ北部ローヌのワイン

2017年から今まで色々な地域のシラーのワインをまとめていたのをやめて地域別とした。2017年に飲んだ北部ローヌのワインは11本。結構いいワインを飲んでしまった。

1) 2009 Cote-Rotie (Lieu-dit La Gerine) / Domaine Carriere-Ogier (Eric Carriere & Stephane Ogier) (2017/1/13-14飲)
Ampuisの生産者。Stephane Ogier自身のドメーヌとは別のワイン。まだ若干紫色の残る濃ルビー。酸ははっきりした北ローヌらしいワイン。今でもけっこう柔らかく飲める状態。以前飲んだMichel OgerのワインのようなPN的ニュアンスは少なく、濃厚。

2) 2014 Vin de France Rouge Cuvee Le Pavillon Syrah La Petite Gallee / Domaine Regis Descotes (2017/5/21-22飲)
LyonとVienneの中間付近のMilleryの生産者。濃いルビー。しなやかで軽快なシラー。非常にスムーズに飲めた。

3) 2001 Ermitage L'Ermite Blanc / M.Chapoutier (2017/6/16飲)
Tainの著名生産者。赤の方は1996 Ermitage L'Ermite Rougeを2016/12に飲んだ。少しくすんだトーンのある輝くゴールド。思ったよりもドライで酸がしっかりしているため、ヴォリューム感は表面的にはそれほど感じない。少しワックスのような香味。存在感のあるワイン。

4) 1989 Ermitage Le Pavillon / M.Chapoutier (2017/6/18飲)
同上。思ったよりも熟成感が少なめで、充実した味わい。スムーズな飲み口になっているのが熟成した証だろうか。なお、コルクは思ったよりも短かった。

5) 1999 Hermitage Les Greffieres Cuvee Speciale / Domaine de Vallouit (2017/6/25飲)
Saint-Vallierの生産者。少し熟成感のある濃いルビー。初めやや酸化ニュアンスがあったが、その後、次第にまとまってきた。あまり濃過ぎずしなやかなシラ-。

6) 2012 Condrieu / Domaine Aurelien Chatagnier (2017/7/2飲)
Saint Pierre de Boeufの生産者。白は2012のSaint-Joseph Blancを飲んでいるが、Condrieuは初めて飲む。少しくすんだトーンのあるゴールド。Viognierの香味がよく出ている。少し熟成したニュアンス感じる。

7) 1999 Condrieu Essence d'Automne / Yves Cuilleron (2017/9/24飲)
375ml。Chavanayの生産者。甘口Condrieu。かなり濃い紅茶色。甘みは強い。ヴィオニエの香味はほとんど感じられない。色ほどには、味わいに熟成感は出ていない。

8) 2005 Hermitage / Alain Graillot (2017/12/2飲)
持ち寄り会で銀座のヴィヴィエンヌで飲んだもの。Pont de l'Isereの著名生産者。この人のHermitageは初めて飲む。なかなか旨い。

9) 1999 Cote-Rotie La Chatillonne(Cote Blonde) / Domaine J.Vidal-Fleury(2017/12/2飲)
現在はE. Guigal の傘下にあるAmpuisの生産者。非常に旨し。

10) 1999 Cote Rotie La Barbarine / Mathilde et Yves Gangloff (2017/12/29飲)
1999はLa Sereine Noire の方を先に飲んでしまった(2012/7)。赤みの強い濃ルビー。もうそれなりに熟成している。線はやや細めでデリケート。状態が今一つだったかもしれない。

11) 2005 Crozes Hermitage La Guiraude / Alain Graillot (2017/12/30飲)
8番に同じ。このキュヴェを飲むのは4ヴィンテージ目(ワイン会ではもっと飲んでいる)。赤みの強い濃ルビー。やや細身で、乾いたタンニンを感じる。安定して旨い。そこそこの熟成感あり。毎回思うが、シラーらしさを強く感じる。
以上

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01/04/2017

熟成南部ローヌその8

Chateauneuf-du-Papeなどの南部ローヌの熟成ワインの2016年5月~12月分。印象的だったのは1番。

1) 2007 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Jacquerie / Domaine de la Ronciere (Canto et Fils) (2016/7/18-19飲)
初めて飲む生産者。所在地はChateauneuf-du-Pape。Gr 50%, Sy 50%。かなり濃厚なルビー色。凝縮感がすごいが、フレッシュな果実味もすばらしく、ハッとするようなワイン。あまり見かけないが、また飲んでみたい。

2) 2012 Chateauneuf-du-Pape Cuvee Catarina Rouge / Domaine Duseigneur (2016/8/13飲)
元々の所在地はローヌ川右岸側のSaint Laurent des Arbresだが、このキュヴェについていうとChateauneuf-du-Papeになっている。このChateauneuf-du-Papeは最近輸入されたもので、熟成ワインかというと、それほどでもないが、分けるのも何なのでここに入れた。Gr 85%, Sy 10% & Mv 5%。赤み強い濃いルビー色。既に飲める状態。少し抜けたような酸化ニュアンスが若干あるのが、もう一つ。この生産者は最初に日本に輸入された頃と比べると、最近は今一つな感じが強い。
以上

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07/14/2016

熟成南部ローヌその7

Chateauneuf-du-Pape等のそこそこ熟成した南部ローヌ・ワインの2016年1月~4月分は7本。どのワインも南部ローヌを代表するものばかりで、十分楽しめた。

1) 1995 Chateauneuf-du-Pape Rouge Cuvee Laurence / Domaine du Pegau (2016/1/16飲)
2) 1995 Chateauneuf-du-Pape Rouge Cuvee Reservee / Domaine du Pegau (2016/1/24飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。1番は2番よりも熟成期間が長いキュヴェ。1995は両方とも2001年にワイン会で飲んでいる(この時は、1995 Cuvee Maximも併せて飲んでいる)。両方とも、へたってはいないが、それなりの熟成感あり。個人的にはこれ以上熟成させずに飲んだ方が好み。ボトル差の影響もあるかもしれないが、1番の方が重たいニュアンスで、2番の方が好み。

3) 1995 Chateauneuf-du-Pape Barbe Rac / M.Chapoutier (2016/1/25飲)
Tainの著名生産者。自分で購入したボトルではNVのキュヴェ1990、1992を過去に飲んでいる。Pugauの1995に比べると、かなり濃厚でパワフルさを残している。飲みごたえ十分。

4) 2000 Chateauneuf-du-Pape Cuvee de la Reine des Bois / Domaine de la Mordoree (2016/2/6飲)
Tavelの生産者。自分で購入したボトルでは19981999と飲んでいる。5番よりも色はかなり濃いが、熟成感もあって、柔らかさが出ている。酸もしっかり残しており、旨み十分。

5) 1996 Chateauneuf-du-Pape Reserve Rouge / Chateau Rayas (2016/2/6飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。最近また高くなってしまったラヤスの赤。色はあまり濃くない。1996は弱い年ということもあり、手持ちのバック・ヴィンテージを飲んでみた。熟成感は出ているが、旨みは十分。グレートではないが、ラヤスらしさはよく出ている。後口に雑香が少し出ていなければ、もう少しよかった。

6) 1996 Chateauneuf-du-Pape Blanc Roussanne Vieilles Vignes / Chateau de Beaucastel (2016/3/5飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。リリース時に買った白のVV。茶系の混じった黄金色。少し酸化ニュアンス出ている。1杯目はなかなか旨かった。2杯目以降は落ちて行ったというわけでもないが、飲み疲れもあり、もう一つ。この白のVVはリッチ感はすごいのだが、酸化ニュアンスが出やすく、早飲みした方が無難な気がする。おそらく10回は飲んでいるが、酸化ニュアンスが出てなかったのは3回(それも早飲みしたケース)くらいだったと思う。むしろノーマルの白の方が酸がしっかりしている。

7) 1996 Chateauneuf-du-Pape Reserve Blanc / Chateau Rayas (2016/3/6-7飲)
Chateauneuf-du-Papeの著名生産者。これもリリース時に買った白。黄金色。6番のボーカステルよりもまったり感、酸化ニュアンスは少ない。石鹸ぽい芳香。ラヤスの白は、価格を考えると赤に比べて微妙なワインといえる。
以上

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