カテゴリー「Italy」の118件の記事

03/15/2019

2018年に飲んだその他イタリアのワイン

2018年に飲んだPiemonte、Toscana、その他別途コメントした以外のイタリアワインは11本。ロゼと泡物は別途記載。

1) 2013 Anisos Vallagarina Bianco IGT / Eugenio Rosi(2018/2/19飲)
所在地はTrentinoのVolano in Nomi。Pinot Bianco主体にCh & Nosiolaの白。透明感がある岩清水のようなワイン。

2) 2016 Riviera Ligure di Ponente Vermentino / Massimo Alessandri(2018/4/8-9飲)
所在地はRanzo。うすい黄。凝縮感ある白。かなり濃厚でトロピカル系。

3) 2016 Note di Bianco, Terre Siciliane IGT / Alessandro Viola(2018/7/14-15飲)
所在地はAlcamo。品種はGrillo。ぼんやりと濁ったゴールド。酸は強め。まったり感の強いビオ系ワイン。

4) 2015 Sinfonia di Rosso, Terre Siciliane IGT / Alessandro Viola(2018/7/14-15飲)
同上。品種はNerello Mascalese。赤みの強いルビー。酸は強めで、ビオ風味が少しある。少しタニック。エトナのNerello Mascaleseよりも田舎臭い感じ。

5) 2005 Montefalco Sagrantino "Gold" / Colpetrone(2018/8/27飲)
所在地はGualdo Cattaneo。赤みの強い濃いルビー。状態がよいようで、非常に若々しい。赤系の果実味が強い。思った以上に旨かった。

6) 2005 Sagrantino di Montefalco 25 Anni / Societa Agricola Arnaldo-Caprai(2018/8/28-29飲)
所在地はMontefalco。1995, 1996, 1997と飲んでおり、これが4ヴィンテージ目。赤みの強い濃ルビー。非常に濃厚で凝縮感が強い。ある意味濃すぎともいえる。酸もしっかりしている。まだ若々しい熟成感だが、非常においしく飲めた。

7) 2003 Lamarein VdT / Erbhof Unterganzner Josephus Mayr(2018/10/9飲)
所在地はAlto AdigeのKardaun / Bozen。Lagreinをパッシートしたアマローネタイプのワイン。赤みの強い濃ルビー。干しブドウのニュアンスがはっきり出ている。熟成してこなれている。事前の期待に比べると、そこまでの凄みは感じられず。

8) 2015 Moscato Giallo, Vigneti delle Dolomiti IGT / Franz Haas(2018/10/18-19飲)
所在地はAlto AdigeのMontagna。テリの強いややうすい黄。酸はゆるめ。もスカートらしい芳香はそれほど強くはない。後口にほろ苦さ。初日は今一つだったが、翌日は少し持ち直した。

9) 2016 Vino Rosso Aletheia / Ottavio Sammarro(2018/11/2飲)
所在地はCalabriaのAcri。品種はMagliocco 100%。濃いルビー。かなり濃厚で少し粉っぽい。飲み口は意外とさらっとしている。いかにも南イタリアというワイン。

10) 2013 Vino Bianco / Castelli Sammarinesi (Consorzio Vini Tipici di San Marino)(2018/11/30飲)
これはSan Marinoのワインだが、便宜上ここに含める。200ml。神田の牛タン屋で飲んだもの。所在地はSan Marino。品種は不明だが、Trebbianoとか、そのあたりだろう。軽い白。
以上

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12/10/2018

2017年に飲んだその他イタリアのワイン

2017年に飲んだPiemonte、Toscana、その他別途コメントした以外のイタリアワインは19本。
これで2017年に飲んだイタリアワインは終了。

1) 2015 Antium Bellone Lazio IGT / Az.Agr. Casale del Giglio(2017/2/1-2飲)
所在地はローマの南方のAprilia。Belloneという初めて飲む品種の白。中くらいの黄色。濃厚で蜜ぽい強い味わい。後味に少しほろ苦さ。

2) 2015 Vallee d'Aoste Fumin / Caves des Onze Communes(2017/2/9-10飲)
所在地はAymavilles。赤紫色の残る濃いめのルビー。色の割には重くなく、軽快に飲める山のワイン。タンニンはほのか。

3) 2011 Vinupetra, Sicilia IGT / I Vigneri (Salvo Foti)(2017/3/22飲)
所在地はRandazzo。これが5本目のVinupetra(Rosso)。赤みの強い濃ルビー。表面的には果実味が濃厚だが、芯にべたっとしたタンニンが残る。酒質はしなやか。このボトルは濃厚で、あまりPN的なニュアンスは感じられず。

4) 2011 Costa d'Amalfi Bianco Per Eva / Tenuta San Francesco(2017/4/11-12飲)
所在地はTramonti。品種はFalanghina 60%, Ginestra 30%, Pepella 10%。中くらいの黄。少し熟成してきて、蜜っぽさがある。飲みごたえあり。

5) 2013 Ciro Rosso Classico Superiore / Cantina 'A Vita(2017/4/12-13飲)
所在地はCalabriaのCiro Marina。中くらいのルビー。色合いに比べてタニック。熟成感がかなり出ており、土臭さあり。

6) 2009 Nero Sanlore' (Nero d'Avola), Sicilia IGT Rosso / Az.Agr.Gulfi(2017/4/16-17飲)
所在地はChiaramonte Gulfi。以前はSan Lorenzoというワイン名だった。これがGulfiで飲んだことがなかった最後の1本。赤みの強い濃ルビー。少しバック・ヴィンテージで熟成ニュアンスが出ており、Nero d'Avolaの濃さとからんで何となくどろんとした感じになっている。期待値に届かず。

7) 2015 Vino Bianco Frizzante Orturgo / Az.Agr. Corcagnani Giorgio(2017/4/16飲)
所在地はPiacenza南東部のCastell'Arquato。微発泡の白。濃いめの少しくすんだゴールド。少し甘み残る。リンゴジュースぽい。食事にはあまり合わない。

8) 2015 Vino Bianco Frizzante Scampo / Az.Agr. Corcagnani Giorgio(2017/4/17飲)
同上。Orturgoよりも少しうすい黄。味わいもあっさりめ。少し甘み残る。

9) 2015 Core Bianco, Campania IGT / Az.Agr.Montevetrano(2017/4/21-22飲)
所在地はSan Cipriano Picentino。品種はGreco & Fiano。この白は初めて飲んだ。テリの強いややうすい黄。思ったよりも濃密。また買ってみたい。

10) 2013 Soave Classico La Rocca / Az.Agr.Pieropan(2017/4/25飲)
所在地はSoave。輝くようなゴールド。酸はしっかり。若干ねっとりした風味もあり。上品なつくりで、相変わらず旨い。

11) 2015 Vino Rosso Frizzante Gutturnio Amaro / Az.Agr. Corcagnani Giorgio(2017/5/7飲)
7番に同じ。赤の微発泡。赤みの強い濃ルビー。色合いに比して軽快なワイン。やや甘めでもう一つグラスが進まない。

12) 2005 Terra di Lavoro, Roccamonfina IGT / Galardi(2017/5/8-9飲)
所在地はSessa Aurunca。品種はAglianico, Piedirosso。1999、2001、2004、2008と飲んでこれが5ヴィンテージ目(手持ちのラスト)。濃いルビー。少し熟成してきている。上品な香味が奥に引っ込んで濃厚さが前に出ている。今までの5本の中で一番もう一つな感じ。

13) NV Marsala Superiore S.O.M. / Baglio Baiata Alagna(2017/5/31-6/7飲)
自分で買うのは初めてのマルサラ。所在地はMarsala。品種はGrillo, Catarratto & Inzolia。S.O.M.はSuperiore Old Marsalaの略。茶系の琥珀色。酸化熟成風味が強い。

14) 2008 Montefalco Sagrantino / Madonna Alta(2017/8/3飲)
所在地はMontefalco。初めて飲む生産者で、最近購入。赤みが強い濃ルビー。少し熟成してほどよいこなれ方。スムーズな酒質だが、酸もしっかり。クリーンでモダンなつくり。このDOCGとしては、あまり強いつくりではないが、これはこれで非常によい。

15) 1995 Sagrantino di Montefalco 25 Anni / Societa Agricola Arnaldo-Caprai(2017/8/24-25飲)
所在地はMontefalco。リリース時に購入したボトル。赤みの強い不透明なルビー。飲み口は柔らかいが、後味はややタニック。濃厚だが、酸はしっかりしている。まだ熟成感はあまり出ていない。充実して飲めた。

16) 2009 Collio Bianco della Castellada / Soc. Agr. La Castellada (Bensa Giorgio e Nicolo)(2017/11/7-9飲)
所在地はOslavia。品種はPG, Ch & Sauvignon。濃いめのゴールド。まったり感が表に出ているが、その中に透明感のある岩清水のようなニュアンスもある。

17) 2014 Le Marcone, Rosso dell'Emilia IGP / Az. Agr. Biologica Cinque Campi(2017/11/27飲)
所在地はReggio Emilia南方のPuianello di Quattro Castella。品種はMalbo Gentile 90%, CS 5%, Marzemino 5%。濃いルビー。濃厚だが、酒質は柔らかい。後口にほろ苦いタンニンが強めで、歯ぐきにぐきぐきくる。

18) 2014 Vitovsca, Kamen=Stone, Venezia Giulia IGT / Az.Agr.Zidarich(2017/12/11-12飲)
所在地はフリウリ東部のPrepotto。久しぶりに飲んだ生産者。中くらいのゴールド。酸も凝縮感も強く、テンション高い。酒質は引き締まっている。硬質なミネラル感。ただ、2日目は酸化系のビオ風味が出てきて、色も少し濃くなった。

19) 2000 Passito della Rocca, Bianco Veneto IGT Passito / Az.Agr.Pieropan(2017/12/31飲)
500ml。10番に同じ。この甘口は初めて飲んだ。色合いはオレンジ色の入った褐色。甘みはかなり強い。それなりに熟成している。なかなか旨い甘口。
以上

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11/30/2018

Cantina Cinque Terre

Cantina Cinque Terreは、正式名称はCooperativa Agricoltura di Riomaggiore, Manarola, Corniglia, Venazza, Monterossoであり、Cinque Terreの5つの地区の共同組合である。過去に白と泡物を飲んでいるが、今回、区画別のキュヴェ3種類を飲み比べてみた。
3本ともうすめの黄色。

1) 2016 Cinqueterre Costa da' Posa / Cantina Cinque Terre (2017/6/30-7/1飲)
品種はBosco 70%, Albarola 20%, Vermentino 10%。
若干微発砲で、軽快な味わい。

2) 2016 Cinqueterre Costa de Sera / Cantina Cinque Terre (2017/6/30-7/1飲)
品種はBosco 70%, Albarola 20%, Vermentino 10%。
一番芳醇。

3) 2016 Cinqueterre Costa de Campu / Cantina Cinque Terre (2017/6/30-7/1飲)
品種はBosco 70%, Albarola 15%, Vermentino 15%。
果実味が一番強い。
以上

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11/29/2018

Walter de Batte その2

Cinque Terre の5つの地区の中で一番南東側にあるRiomaggioreの生産者。2008/2に2006 Cinque Terre を飲んでいるが、La BiancaraのAngiolino Mauleに影響を受けたらしく、この頃からSO2をほとんど使わないつくりにしたようで、色は若いワインとしては濃いめで若干くすんでいる。味もぼんやりとした自然派風味があるが、不快なニュアンスは全くなし。その後、しばらく日本に輸入されていなかったが、2017年に入ってきたワインはかなりビオ化が激しくなっていて驚いた(最近のDomaine Gaubyと似ている)。DOCもCinque Terreではなく、Vino da Tavolaになっている。

1) NV Vino Bianco Altrove / Walter de Batte (2017/11/11-12飲)
ヴィンテージは2014と2015のブレンド。品種はBosco, Albarola, Vermentino, Rossese Bianco, Roussanne, Marsanne。少し琥珀色の入ったゴールド。酸化ニュアンスのあるビオ白。線は細いが、まったり感ある。少しカツオ節ぽい風味もあり。かなり微妙なワイン。

2) 2014 Vino Rosso Prima Terra / Az. Vitivinicola Prima Terra (Walter de Batte) (2017/11/12飲)
品種はGrenache Noir 100%。中くらいのルビー。少しカツオ節ぽい風味あり。軽めの酒質。酸が少し酢酸ぽい。

3) 2013 Vino Bianco Harmoge / Walter de Batte (2018/2/19-20飲)
品種はBosco 45%, Albarola 20%, Vermentino 20%, Rossese Bianco 15%。かなり熟成感の出たゴールド。酒質は柔らかい。味わい的には色ほどには熟成感やビオ風味はない。

4) 2015 Vino Rosso Tonos / Az. Vitivinicola Prima Terra (Walter de Batte) (2018/2/19-20飲)
品種はSangiovese 75%+ Vermentino Nero, Cnaiolo, M。中くらいのルビー。軽めでものすごく柔らかい酒質。既に少し熟成感あり。

5) 2004 Cinque Terre Sciacchetra / Walter de Batte (2018/10/16飲)
375ml。レアで高価なワインである。赤みがかった濃いコハク色。陰干し系の風味。それなりの熟成感が出ている。甘みは強い。ただ、価格からするともう買わないだろう。
以上

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11/22/2018

熟成フリウリワイン

これで自宅に残っていた熟成フリウリワインは全て飲んでしまった。

1) 1995 Oslavje, VdT Bianco della Venezia Giulia / Radikon (2015/12/30飲)
Friuli Venezia Giulia州の東部のOslavjeというスロヴェニアとの国境に近い村の生産者。白っぽい旧ラベルで、この当時はオールヴァンというインポータが輸入。色合いは琥珀色。少し酸化しており、Vin Jauneのような味わいがでていて残念な結果に。酒質はしなやかで、酸は強め、ドライ。

2) 1994 Rujno Gravner, Venezia Giulia IGT / Francesco Josko Gravner (2015/12/30飲)
こちらもOslavjeの生産者。品種はMerlot。色合いは暗いルビー。熟成して酸が前に出てきており細身のワイン。香りは立たず、さえない。

3) 1994 Rosso Gravner, VdT del Friuli Venezia Giulia / Az.Agr.Francesco Josko Gravner (2016/1/10飲)
地元宇都宮の山仁酒店で買った、なつかしのワイン。MWを取得した大橋氏の弟さんがイタリアワイン好きでこのワインが店にあったと記憶している。品種はCSとMerlot。色合いは暗いルビー。酸は強めで細身。酸化ニュアンスはないが、ピークを少し過ぎた感じ。

4) 1994 Collio Merlot / Radikon (2016/1/10-11飲)
思ったよりも明るいルビー。3番ほど酸は強くないが、やはり熟成して線が細くなっている。

5) 1995 Breg, VdT del Friuli Venezia Giulia / Francesco Josko Gravner (2016/1/16飲)
この5番と6番も山仁酒店でリリース時に購入したもの。山吹色。酸化ニュアンスはないが、熟成感は出ている。細身でもう一つ。新樽のニュアンスはほとんど感じない。

6) 1995 Ribolla, Collio / Francesco Josko Gravner (2016/1/17飲)
Bregと似てはいるが、こちらの方がデリケート。酸はしっかり。これはなかなかよかった。

7) 2000 Sauvignon (Black Label), Colli Orientali del Friuli / Ronco del Gnemiz (2016/2/16飲)
San Giovanni al Natisoneの生産者。黒ラベルのSBの上級キュヴェでアルコール度数も15%ある。この黒ラベルは結構入手が難しかった記憶があり、1997はタッチの差で買えなかった。茶系のニュアンスが入るまったり系。樽由来と思われる栗ぽいニュアンスの香味。いわゆるSBぽくなく、ブラインドではシャルドネというと思う。

8) 1998 Oslavje Riserva, Collio Bianco / Radikon (2017/7/23飲)
Riservaは初めて飲んだ。深みのあるオレンジ色。まったり感強い。酸はしっかりある。十分飲み頃。

9) 1994 Picolit Riserva, Colli Orientali del Friuli / Livio Felluga (2018/9/5-6飲)
500ml。Brazzanoの生産者。土着品種のPicolitの陰干しぶどうによる甘口。熟成憾のあるゴールド。甘みはかなり強い。杏ぽい香味。なかなかよかった。

10) 1996 Picolit Vigneto Montsclapade, Colli Orientali del Friuli / Girolamo Dorigo (2018/12/28飲)
500ml。Buttrioの生産者。これもPicolitの甘口。黒糖系のくすんだ濃い琥珀色。甘みはかなり強い。熟成感あるが、旨みが濃厚。
以上

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11/14/2018

最近飲んだGiuseppe Quintarelli

最近飲んだGiuseppe Quintarelli
Giuseppe Quintarelli はNegrarの生産者。独特のクラシックなつくりでリリースが遅いのが特徴。Valentiniと同じように唯一無二だと感じる。ただ最近は価格が20年前の倍くらいになってしまったのが残念である。最近、衝動にかられて手持ちのボトルを全部飲んでしまった。
彼のValpolicellaは毎ヴィンテージ飲んでみたいワインだが、2000年以降では、2000、2002、2004、2008が飲んでいない(つくっていない年もあるかもしれないが)。2008はワイン会で飲んだことはある。2011が現在の最新生産年である。

1) 2003 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Qiuntarelli (2017/3/23飲)
赤みの強いガーネット色。へたったというほどではないが、思ったよりも熟成ニュアンスがあって、期待を下回った。

2) 2006 Rosso Ca'del Merlo, VdT Rosso Veronese / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/4/14飲)
経堂の蜜月で飲んだもの。少し熟成感が出ている。思ったよりも細身で柔らかい。

3) 2009 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/12/14飲)
アズキ色。熟成してきてはいるが、完熟には至らず、もう少しキープした方がよかった気がする。2週間ほど前に持寄り会で飲んだ2008(私の持ち込みではない)の方がこなれていた。

4) 2005 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/12/19飲)
衝動的に3日間連続でValpolicellaを飲んでしまう。中くらいのルビー。2009(3番)よりもこなれており、非常においしい。

5) 2006 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/12/20飲)
2005に比べると、若干甘いニュアンスがある。これもなかなか旨い。

6) 2007 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/12/21飲)
ガーネットが入ったルビー。柔らかさは2005と2006の間くらい。もう少し熟成すると、2005のようになるのではないか。

7) 2007 Amarone della Valpolicella / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2018/2/18-19飲)
これも衝動的に開けてしまう。ガーネットが入った濃いルビー。非常に濃厚。旨いが、以前、何回かワイン会で飲んだものに比べると、まだ若い感じでもう一つというところ。

8) 1986 Amabile del Cere, VdT Bianco Veronese / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2017/8/29-30飲)
375ml。結構高価な甘口ワイン。初めて飲んだ。色合いは赤茶色になっている。糖蜜系の風味で、甘みは強い。熟成感強めで、少しピークを過ぎた感じ。

9) 1993 Alzero Vigneto di Monte Ca'Paletta, VDT Rosso Veronese / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2018/9/26-27飲)
これは初めて飲む。品種はCS, CF。濃いルビー。Recioto della Valpolicellaをさらに重くした感じで、中くらいの甘みあり。熟成しており、干しブドウの風味。強烈なワイン。高いのでもう買わないだろう。

10) 1988 Nettare, VDT Bianco della Provincia di Verona / Dal Forno Romano (2018/10/14飲)
375ml。これはQuintarelli ではないが、関連するのでここに入れた。Cellore d'Illasiの生産者。これも8番と同じくらいの価格。これも初めて飲んだ。かなり濃い琥珀色。色に比して、比較的さらっとしており、甘みは中くらい。Amabile del Cere(8番)よりも熟成感は少なめ。

11) 1993 Recioto della Valpolicella Classico / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2018/10/15飲)
赤みの強い濃いルビー。甘みはそれほどでもなく、ほろ苦さが前に出ている。豊潤なワインだが、期待したほどではなかった。大量のオリ。

12) 2017 Bianco Secco, Veneto IGT / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2019/1/6飲)
品種はCh, SB, Garganega, Trebbiano。レモン色の入ったうすい黄。酸強め。おいしいが、現状の価格ではCP的に微妙。

13) 2010 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2019/1/12飲)
中くらいのルビー。酒質は軽め。酸は強め。相変わらずの個性あるワインだが、濃度的にややうすめのヴィンテージか。

14) 2011 Valpolicella Classico Superiore / Az.Agr.Giuseppe Quintarelli (2019/1/13飲)
中くらいのルビー。2010よりも緻密な構造。まだ少し若いが十分な旨さ。
以上

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11/12/2018

La Biancara (Angiolino Maule)の比較試飲

Veneto州のGambellaraの生産者。ヴィナイオータが20年近く前から継続して輸入している。飲まずにキープしていた比較的入手が難しいキュヴェを比較してみた。

まず、赤の2本の飲み比べ。2本ともやや細身で熟成感が出てきている。Merlotの方がまったり感あり。もう少し早く飲んだ方が楽しめたと思う。
1) 2004 Merlot Vino Rosso da Tavola / Az.Agr.La Biancara (2017/2/26-27飲)
Merlot 100%。Tocaiよりもまったり感がある。でもトスカーナのMerlotよりは細身で酸も強め。

2) 2005 Tocai Rosso Vino Rosso da Tavola / Az.Agr.La Biancara (2017/2/26-27飲)
Alicante 100%。赤系の果実。熟成して細身になっている。酸も前に出ている。

次に、白の3本の飲み比べ。通常はノーマルのPicoと混ぜてしまうところをこの年は区画別にリリースした(ノーマルのPicoもある)。品種はGarganega。3本とも結構熟成している。個人的にはもっと早く飲みたかった。
3) 2006 Pico Taibane Vino Bianco da Tavola / Az.Agr.La Biancara (2017/9/3-4飲)
深みのあるゴールド。発泡なし。熟成感強め。

4) 2006 Pico Faldeo Vino Bianco da Tavola / Az.Agr.La Biancara (2017/9/3-4飲)
色合いはTaibaneと同じくらい。微発泡あり。かなりドライ。酸も強めで、熟成感強め。少しカツオ節ぽい風味あり。

5) 2006 Pico Monte di Mezzo Vino Bianco da Tavola / Az.Agr.La Biancara (2017/9/3-4飲)
色合いは3本中で最も深め。発泡なし。Faldeoよりもまったり感強め。
以上

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10/30/2018

Le Terrazze会

ボブ・ディランのノーベル賞受賞を記念して企画した会。イタリア・マルケ州NumanaのワイナリーLe Terrazzeは、ル・テロワール、その後、ラシーヌが輸入していた。ここ10年ほど日本には輸入されていないが、生産者がボブ・ディランのファンで、彼の曲やレコード名にちなんだワインをリリースしていた。
(2016/12/29飲)

1) 1996 Champagne Brut Cuvee Prestige Saga Tarlant / Tarlant
OeuillyのRM生産者。Ch 65%, PN 35%。デゴルジュマンは2009/6のレイト・リリースのワイン。

2) 2000 Rosso Conero Sassi Neri / Fattoria Le Terrazze
Montepulciano 100%。現在はRosso Conero Riserva Sassi Neri。

3) 2000 Chaos, Marche IGT Rosso / Fattoria Le Terrazze
Montepulciano 50%, Merlot 25%, Syrah 25%。

4) 2002 Planet Waves, Marche IGT Rosso / Fattoria Le Terrazze
ボブ・ディランの1974年のアルバム名から取られたワイン。この2002が初ヴィンテージ。この後、2003と2004にリリースされている。Montepulciano 75%, Merlot 25%。

5) 2001 Rosso Conero Visions of J / Fattoria Le Terrazze
ボブ・ディランのVisions of Johannaという曲名(1966年発表)にちなんだトップ・キュヴェ。1997に続き2度目のリリース。この後、2004と2006にリリースされている。Montepulciano 100%。1997は小売りで全く見かけなく、今はなき新宿のVino da Tavolaのリストに見つけて飲んだことがある(2003/8)。

6) 2008 VdT La Mejanne (Mouts de Raisins Partiellement Fermentes Issus de Raisins Passerilles) / Mas Jullien
500ml。ラングドックの生産者がMuscatからつくる珍しい甘口ワイン。
以上

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01/17/2017

最近飲んだ熟成イタリア・ワインその3(2016年後半)

2016年後半に飲んだ10~20年程度熟成したイタリア・ワイン。どのワインも熟成して、飲み頃になっている。非常によかったのが、5番、7番、8番。その次ぐらいが、2番、9番、11番あたり。

1) 1995 Brunello di Montalcino / Podere Salicutti (Francesco R.Leanza) (2016/7/1-2飲)
リリース時に買ったボトル。熟成ニュアンスあるルビー。味わいも熟成感が出てきている。スーパータスカンのような新樽感がないので、ややもっさりと感じる。期待値からするともう一つ。

2) 1998 Giusto di Notri, Rosso Toscana IGT / Tua Rita (2016/7/10飲)
Suveretoの生産者。CS主体のボルドー系品種のワイン。自分で買ったボトルでは1996と1997を飲んでいる。赤みの強いルビー。熟成感はまだそこそこ。何となく温かみのあるワイン。このボトルは状態よく、非常においしく飲めた。

3) 1996 Valpolicella Superiore Vigneto di Monte Lodoletta / Dal Forno Romano (2016/7/10飲)
2番に続き、この日の2本目。Cellore d'Illasiの生産者。過去に1994、1995と飲んでいる。それなりの熟成感が出ている。まったりした濃厚な味わいだが、前回飲んだ1995よりもやや熟成してやせ型に感じた。

4) 2004 Langhe Rosso Austri / San Fereolo (2016/8/17飲)
何度か飲んでいるDoglianiの生産者。最近輸入されたバック・ヴィンテージ。Barbera 85%, Nebbiolo 15%。赤みの強う濃ルビー。それなりの熟成感あり。酸は強め。ピエモンテらしいヨードぽい風味少しあり。単品よりは食事に会うワイン。

5) 1988 Brunello di Montalcino Riserva Poggio Al Vento / Tenuta Col d'Orcia (2016/8/19飲)
Montalcinoの有力生産者。1本目があまりに旨くて、計4本買った内の3本目。熟成感がそれなりに出た美しいルビー。香味、味わいも十分こなれており、じっくり楽しめた。ただ、もうピークの後半だと思うので、4本目はそのうち飲んでしまうことに決めた。

6) 1999 Brunello di Montalcino / Gorelli-Le Potazzine (Giuseppe Gorelli) (2016/8/20飲)
初めて飲むMontepulcianoの生産者。少し熟成感のある濃いルビー色。酸のトーンは高め。かなり濃厚なつくりで、熟成して少しリキュールぽさも感じた。やや強すぎるつくり。

7) 2011 Carla 6, Toscana IGT / Fattoria La Massa (Gianpaolo Motta) (2016/8/26飲)
Greve in Chiantiの生産者。Chianti Classico Giorgio Primoは1995、1996、1999と飲んでいるが、このワインは初めて。Sangioveseの上級IGTである。色合いは赤みの強い濃いルビー。タンニンは既にこなれており、丸みがあるつくり。樽香はあまり表に出ていない。アルコール度数は15.5%もあるのだが、上品なつくりでそこまでには感じないが、凝縮感はかなりのものである。けっこうすごいワイン。

8) 2006 Barbaresco Riserva Maria Adelaide / Bruno Rocca (Az.Agr.Rabaja) (2016/10/29飲)
Barbarescoの生産者。初めて飲む黒っぽいラベルの上級キュヴェ。色合いは思ったよりもうすめのルビー。この生産者のワインは、比較的新樽のニュアンスがあるのだが、このワインについては、そのニュアンスを表面的には感じなかった。酸のトーン高く、かなりタニック。上級クラスだけあって、気品を感じさせるワインで、今でも飲みごたえあり。

9) 1997 Valpolicella Classico Superiore / Dal Forno Romano (2016/11/3飲)
Cellore d'Illasiの生産者。3番の1996に次いで、1997。これで、この生産者の手持ちは甘口のみとなった。3番と同様に、熟成して、思ったよりも酸が前に出た味わい。1996よりはバランスよく、しっかり飲めた。ただ、もう数年前に飲んだ方がよかった気がする。

10) 1995 Brunello di Montalcino Vigneto Manachiara / Tenuta Silvio Nardi (2016/11/26飲)
Montalcinoの生産者。自分で購入したボトルは初めて飲むワイン。それなりに熟成感の出たルビー。線は細めで酸が前に出ている。今一つのボトル。

11) 1995 Brunello di Montalcino Cerretalto / Casanova di Neri (2016/12/10飲)
今井での持ち寄り会で飲んだもの。Montalcinoの生産者。この1995は2002年5月のBrunello会で一度飲んでいる(同時に1995のCase Basseの2種とSiro Pacenti、Cerbaiolaを飲んだ)。それなりに熟成感の出たルビー。初めはやや細身にも感じられたが、2杯目は旨みや凝縮感が整ってきてかなりよくなった。ただ、個人的にはもう数年若い方が好み。
以上

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12/26/2016

Cosi Sia (Jermann)

フリウリのDolegna del Collioの著名生産者。10年以上購入していなかったが、新宿伊勢丹でふとみつけたワイン。全く知らなかったが、2001年が初リリースとのこと。価格的には上級クラスのワインである。インポータはエノテカだが、エノテカのサイトでは売っていないワインである。HPをみると、他にVecchia ConteaというPinot Biancoのワインもリリースしていて飲んでみたい。

1) 2011 Cosi Sia, Bianco Venezia Giulia IGT / Jermann (2016/8/27)
品種はTocai Friulano main, Malvasia Istriana, Ribolla Gialla。テリの強い黄金色。やや甘めでアルザス・グラン・クリュによくあるようなワイン。芳香はそれほどでもない。価格からするともう一つな印象。
以上

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