カテゴリー「Beer」の8件の記事

02/15/2019

Oude Geuze Selectie C (Brouwerij 3 Fonteinen)

ベルギーのBeerselのブルワリー。基本的にはLambic専門だが、インターネットをみるとLager, Blond, Porterもリリースしている(日本には入っていない)。
このキュヴェはブルワリーからのノーマルなリリースではなくて、今はシチリアでワインをつくっているFrank Cornelissenがベルギーでワインのエージェントをしていた時に、(通常は販売しない)大樽の底の方に残っていたビールを集めて、瓶詰したものを日本のワイン・インポータのヴィナイオータが買い取ったものである。1997、1998、1999のブレンドで、2000/5に瓶詰され、日本には2003年に入ってきている。私は2003年~2010年にかけて1本ずつ計5本買ったのだが、これはその一番最後のボトルで飲まずにキープしていたものである。
ちなみに、下記Geuzeと一緒に、Kriek Lambik Schaerbeeckも輸入され、こちらは2本飲んでいる。2003/1瓶詰、アルコール度数6%であった。

1) NV Oude Geuze Selectie C / Brouwerij 3 Fonteinen(2018/8/4飲)
750ml。アルコール度数7%。20年近く熟成したビールであるが、ランビックなので元々リリースの段階で酸化熟成しているため、特に味わいが落ちていたということは全くなかった。おいしく飲めました。
以上

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06/19/2017

Houblon Sauvage 2015 (Brasserie La Rulles)

日光御成道の赤羽~東川口間を歩いた後で、池袋のベル・オーブ東京芸術劇場店(デリリウム・カフェ系列)に行き、夕食を食べた際に、以下の3種のベルギービールを飲んだ。いずれも飲んだことのない銘柄。特に2番目は野生のホップを使った野心作のブロンド・エール。ただ、5、6回は飲んでいるノーマルのBlondeと比べて、すごく違うかというと、よくわからない。
写真は2番目と3番目のビール。
・初陣柚子Blond(Rio Brewing)(樽生小)
・Houblon Sauvage 2015 (Brasserie La Rulles / Blonde Ale 750ml, 4.9%)
・Tournay Triple (Brasserie Cazeau 330ml, 9%))
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(2016/10/15(土)飲)

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08/15/2013

Invasion Farmhouse IPA (Mikkeller)

暑くて、ワイン以上に各種ビールをたくさん飲んでいることもあり、ビールねたを。デンマーク(Copenhagen)のMikkellerがアラスカのブルワリーを借りてつくった限定物。飲んで気に入ったので、この3ヶ月で3本飲んだビールである。なお、価格的には750mlで約2500円とビールとしてはなかなかだが、その価値はあり。

1) 2013 Invasion Farmhouse IPA / Mikkeller (brewed at Anchorage Brewing Company) (750ml) (2013/6~8飲)
Alc.8.0%。Farmhouse Aleというのは、ベルギーのSaisonビールに相当するもので、もともと農家の自家消費用につくられていたビールである。このビールのラベルには、bottled with Brettanomycesと但し書きがつけられていて、培養酵母ではなく、自然酵母で醸造したものである。こういう自然回帰的なビールは他にも例えば、カリフォルニアのThe BrueryというBreweryがSaison de Lenteという同タイプのビールをリリースしている。
さて、色合いは濃く少し濁ったオレンジ色。ガス圧は結構強くて、飲んだ3本中の1本はコルクの留め金をゆるめたところ暴発して、少しこぼしてしまった。泡も強めで無造作に注ぐと半分くらい泡になってしまう。Brettanomycesというと、ワインでいう馬小屋臭のような雑味を思い出すが、特にそういう風味を感じるわけではない。ただし、樽熟成したビールのようにある種の熟成風味があるところが特徴か。IPAだけあって、ホップの風味はかなり強烈。

ついでに、Mikkellerでは6月に飲んだ次のビールも非常によかった。
2) 2013 Spontanframboos / Mikkeller (375ml) (2013/6飲)
Alc.7.7%。Raspberryを加えてつくったLambicスタイルのフルーツ・ビール(甘くないタイプ)。濃いルビー色。フルーツの風味が鮮烈だが、ビールの苦味、アルコールとうまく調和しており、非常に旨い。
以上

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12/14/2010

Duvel Tripel Hop その2(Duvel Collection)

先月1本目を飲んだDuvel Tripel Hop であるが、当初数ヶ月くらい待ってから飲もうと思っていたところ、その間にDuvelのグラスセットのオファーが来た。これが派手なデザインでかっこいいので、2種類買ってしまった(330ml瓶を6本買うと、1脚無料で付いてくる)。グラスが手に入ると飲まずにはいられないというもので、ノーマルボトルとTripel Hopを飲み比べてみた。飲んだ感想は前回とほぼ同様である。飲んだときの体調にもよるのだが、前回よりも重たく、アルコール感が強めに感じられた。
このグラスだが、専用のサイトがあってDuvel Collectionという位置づけ。サイトをみると3組のデザイナーによる3種類があるのだが、日本に流通しているのは今のところ2種類。グラスは330mlサイズが全量楽に入る大きさである。デザイナーと絵柄の概要は以下のとおり。私はデザイナーやブランド物に関して詳しくないので、いずれも今回初めて知ったが、それぞれ有名なようです。

1) Parra:少しくすんだ青と赤の色付けで、ケンタウロス?、ミノタウロス?、鳥女? が描かれている。これが一番欲しかったが、日本には出回っていないようだ。
2) Eley Kishimoto:男女の2人組(女性は日本人)。毛皮あるいはヤマアラシのトゲのような模様が特徴的。
3) Denis Meyers:カラフルな色使いでDUVELの文字と4人の顔

1) 2010 Duvel Tripel Hop / Brouwerij Duvel Moortgat (750ml) (2010/12/5飲)
以上

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12/01/2010

2010 Hop Harvest (Brasserie de Ranke)

今年はボジョレー・ヌーヴォーを買わなかった(これから飲む可能性もゼロではないが)。その代わりというわけでもないが、解禁の日に合わせてデリリウムカフェが90本限定で空輸したベルギービールのヌーヴォーをBelg Aube豊洲店にて飲んだ(船便でも輸入されるボジョレー・ヌーヴォーと違って、このロットを逃すと、今年のボトルはもう飲めないため、無理して初日に行きました)。解禁当日はどうしてもワインに流れるのか、21時頃に行ったところ、店は通常よりも閑散としており、客は私と他に1名のみ。注文したビールは2人とも同じ。つくっているのはデ・ランケ醸造所。従来タイプのベルギービールにほとんど関心を失くしていた私に、ベルギービールにも新しい流れがあることを教えてくれた最も好きな生産者の一つである。(2010/11/18飲)

1) 2010 Hop Harvest / Brasserie de Ranke (750ml)
Alc.8%。やや濃い目のオレンジ色。この生産者でいうとGuldenbergに似たタイプ。もともとホッピーな生産者なので、レギュラーの銘柄とすごく異なるというわけではない。前回書いたDuvel Tripel Hopと同様、ベルギービールの範囲を逸脱しない中でホップの効いた味わい。味わいの深さではDuvelだが、軽快さはこちら。好みの味わいで旨いのだが、まだ少し落ち着いていないようなところもあり(これはワインのヌーヴォーにもいえることだが)。
以上

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11/29/2010

Duvel Tripel Hop

2007年(リリースは実質2008年)に初めてつくられたDuvel Moortgat社の特醸ビール。これが2回目の出荷のようで、今回のロットは2010/5/18に醸造されている。ノーマルのDuvelがSaaz-Saaz(チェコ), Styrian Golding(スロヴェニア)の2種類のホップを使っているのに対し、このビールは上記2種に加えてAmarillo(アメリカ)も加えて3種類のホップを使っているのが名前の由来である。また、仕上げにStyrian GoldingをDry Hoppingしている。アルコール度数は通常のDuvelの8.5%に対して、9.5%とやや高め。また、価格は通常の750mlボトルの3倍強(4000円弱)と価格もトリペルである。
グラスに注いで見ると、モクモクと白い細かい泡が立ち上る点はノーマルボトルと共通。色も国産のラガービールのような明るい黄金色である点も同じ(同時に飲み比べていないのでわからないが、若干色が濃いかもしれない)。ただ、味わいはホップの風味がかなり強い。ただし、アメリカのIPAのような太く濃い味わいではなく、あくまでもベルギービールおよびDuvelの伝統の枠内でのホッピーな味わいといえる。アルコール感は通常ボトルと比べるとやや強め。非常に飲み応えがあり、おいしいが、通常ボトルの3倍旨いかというとそうでもない。もう少し価格が安いとうれしいのだが。もう1本買ったので、その内にまた飲んでみたい。

1) 2010 Duvel Tripel Hop / Brouwerij Duvel Moortgat (750ml) (2010/11/14飲)
以上

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02/09/2010

Christmas Ale 2009その2

少し時期を過ぎてしまったが、今年になってから飲んだクリスマス・エールの第2弾。今回はベルギーのみ9本でオランダ側の生産者が多い。まだ、あまり飲み慣れていないため、相対比較がうまくできていないのであるが、全体にくせがあまり強くないものが多かった気がする。あと残りは、アンカーのマグナムが1本残っているのみ。(2010/1~2飲)

1) 2009 Kerst Pater Special Christmas Beer / Brouwerij Van Den Bossche (330ml)
北西部Oost Vlanderen州Sint-Lievens-Esseの生産者。次のde Ryck醸造所とは隣町。Alc.9%。
こげ茶色。スパイスの風味が強い濁りエール。

2) 2009 Christmas Pale-Ale / Brouwerij de Ryck (750ml)
北西部Oost Vlanderen州Herzeleの生産者。Alc.6.3%。
ペール・エールとあるように若干茶色がうすめ。ただし、イギリスのエールと比べると、酵母ぽい風味がはっきりしている。色の濃いタイプよりも軽快な味わい。

3) 2009 St.Martin Cuvee de Noel / Brasserie de Brunehaut (330ml)
南西部Hainaut州Brunehautの生産者。Alc.8.5%。
茶系のエールだが、全体的なバランスがよく、今回の中でも好みの味わい。

4) 2009 Christmas Bocq / Brasserie du Bocq (330ml)
南部Namur州Prunodeの生産者。Alc.8.1%。かなりコクがあるのだが、あまり酵母ぽさはなくて飲みやすい。今回では7番の次に好み。

5) 2009 Donker Kerstbier Santa-Bee / Brouwerij Boelens (330ml)
北西部Oost Vlanderen州Belseleの生産者。Alc.8.5%。
セクシーな女性のサンタ(蜜蜂の羽が生えている)のラベル。名前のとおり蜂蜜の入ったスパイスビール。Kerstはオランダ語のChristmasである。濁り系のこげ茶色。意外と酸味があり、軽快に飲める。蜂蜜の風味はよくわからず。

6) 2009 Winter Koninkske / Brouwerij Kerkom (330ml)
北東部Limburg州Sint-Truidenの生産者。Alc.8.3%。
中くらいの茶色で濁りあり。酸味が比較的あって、軽快さも感じられるタイプ。ジュニパー・ベリーを混ぜているということを後から知ったが、飲んでいるときは気がつかなかった。

7) 2009 Pere Noel / Brasserie de Ranke (750ml)
南西部Hainaut州Dottigniesの生産者。Alc.7%。
330mlの小瓶を先月飲んだが、好みだったので大瓶も購入。変わらずホッピーな味わい。小瓶よりも力強い感じもある。大瓶で飲みごたえあり。

8) 2009 Kerstbier / Brouwerij Slaghmuylder (330ml)
北西部Oost Vlanderen州Ninoveの生産者。Alc.5.2%。
Witkapという銘柄を出している生産者。液漏れしているわけではないが、液面がロウ・ショルダーだった。これは茶系エールではなく、黄金色のラガー。酸味が思ったよりもあるが、くせは比較的少なめ。

9) 2009 Gulden Draak Vintage Ale / Brouwerij Van Steenberge (750ml)
北西部Oost Vlanderen州でオランダとの国境に近いErtveldeの生産者。Alc.7.5%。
通常ボトルのGulden Draakと違って金色の龍のサンタのラベル。アルコール度数も通常ボトル(10.5%)よりも低め。こげ茶色でカラメルぽい味わいが強い。スパイス風味はあまり表に出ず、くせはそれほど強くない。
以上

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01/16/2010

Christmas Ale 2009

昨年はビールを飲む量が増えて、クリスマス前後の時期にクリスマス・エールをかなりの本数飲んだので、ごく簡単にコメントしてみる。(2009/12~2010/1飲)

1-1) 2009 Christmas Ale / Anchor Brewing Co. (1500ml)
1-2) 2009 Christmas Ale / Anchor Brewing Co. (355ml)
Alc.5.5%。マグナムは12/12の飲み会で飲んだもの。サンフランシスコのアンカー社がこの時期限定でリリースするエール。今年がこのエールのリリース35周年目とのこと。これまで数ヴィンテージ飲んでいるが、毎年配合するスパイスを変えており、樅の木をデザインしたラベルも毎年少しずつ異なる。色はカラメルぽい黒褐色。何だかよくわからないがシナモンのようなスパイスが少し効いていて非常に美味。ベルギーのビールと比べると、酵母ぽいニュアンスが少なく、力強くクリーンな感じ(カリフォルニアのワインとクラシックなフランス・ワインとの関係にも通じるものがある)。

2-1) 2009 Santa’s Private Reserve / Rogue Brewery (355ml)
2-2) 2009 Santa’s Private Reserve / Rogue Brewery (650ml)
アメリカOregon州Newport(太平洋岸沿い)の生産者。Alc.5%。
褐色。スパイス風味は感じず、普通のエールに近い味わいで違和感なくぐいぐい飲める。

3) 2009 Winter Solstice Seasonal Ale / Anderson Valley Brewing Company (355ml)
カリフォルニア北部Boonvilleのマイクロ・ブルーワリー。Alc.6.9%。
茶色、スパイス風味はあるが、溶け込んで一体となった感じで、他のビールよりも穏やかなニュアンス。泡はやや弱め。

4) 2008 Santa’s Little Helper / Mikkeller (750ml)
デンマークCopenhagenのマイクロ・ブルーワリー。1年前のバックヴィンテージ。Alc.11.0%。
黒っぽく、泡はかなり弱め(初めからこうだったのか、1年経ってこうなったのか不明)。あまりスパイスのニュアンスは感じない。Barley Wine系。

以下は全てベルギーのビール。スパイス風味、中には結構甘いのもあって、すごく好きかといわれると微妙なものが結構ある。一番好みはホッピーな10番。

5) 2009 Cuvee de Noel / Brasserie St.Feuillien (330ml)
南西部Hainaut州Le Roeulxの生産者。Alc.9%。
こげ茶色。スパイスの風味が強い濁りエール。

6) 2009 Special Noel / Brasserie de Abbaye des Rocs (750ml)
南西部Hainaut州のフランスとの国境に近いMontignies-sur-Rocの生産者。Alc.9%。
これも5番と似たタイプの味わい。

7) 2008 Scaldis Noel / Brasserie Dubuisson Freres (250ml)
南西部Hainaut州Pipaixの生産者。1年前のバックヴィンテージ。Alc.12%。
色はこげ茶色。線はそれほど太くないが、同じくらいのアルコール度数でもワインと比べてアルコール感を強めに感じる。

8) 2009 Noel de Silenrieux / Brasserie de Silenrieux (330ml)
南部Namur州Silenrieuxの生産者。Alc.9%。
こげ茶色。黒砂糖ぽい甘みが結構あって、かなり独特。

9) 2009 Gouden Carolus Christmas / Brouwerij Het Anker (330ml)
北部Antwerpen州Mechelenの生産者。Alc.10.5%。
こげ茶色。クミンのスパイス香がかなり強い。

10) 2009 Pere Noel / Brasserie de Ranke (330ml)
南西部Hainaut州Dottigniesの生産者。Alc.7%。
IPAのようなオレンジ色。かなりドライでホッピー。好みの味わい。

11) 2008 Chouffe N'Ice / Brasserie d’Achouffe (750ml)
南東部Luxembourg州Houffalizeの生産者。1年前のバックヴィンテージ。Alc.10%。
濃褐色のスパイス風味強い。味わいは穏やかさが出ている。

12) 2009 Goliath Noel / Brasserie des Legendes (750ml)
南西部Hainaut州Ellezellesの生産者。Alc.8%。
やや赤っぽい茶色。かなりスパイスが効いている。若干甘みを感じる。
以上

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