カテゴリー「Alsace」の17件の記事

05/08/2019

2018に飲んだAlsace & Lorraineのワイン

ロゼ、泡物は別途記載。

1) 2015 Cotes de Toul Blanc Aubin / Domaine Vincent Laroppe (2018/1/7-8飲)
LorraineのBruleyの生産者。珍しい品種Aubin 100%。テリの強いうすい黄。黄色い花系の香味でかなりアロマティック。ドライなつくり。

2) 2016 Cotes de Toul Auxerrois / Domaine Vincent Laroppe (2018/2/25飲)
1番に同じ。この生産者はこれで6種類目。少しグリーンの入ったうすい黄。アロマティックな香味。ドライなつくり。

3) 2015 Moselle Blanc Septentrion / Chateau de Vaux (Molozay) (2018/5/11飲)
MoselleのVauxの生産者。これが6種類目。品種はPG 主体 + Muller-Thurgau, Auxerrois。テリの強い黄。酸のしっかりした芳醇な白。快適に飲めた。

4) 2015 Vin d'Alsace Riesling Bruderbach Clos des Freres / Domaine Loew (2018/8/7飲)
アルザス北部のWesthoffenの生産者(Strasbourgの西側)。これが3種類目。テリの強いゴールド。この生産者のワインはどれも凝縮感が強い(ときに、強すぎると感じる瞬間もあり)。

5) 2016 Vin d'Alsace Riesling Vieilles Vignes / Domaine Frederic Arbogast (2018/11/24-25飲)
4番と同じWesthoffenの生産者。初めて飲む作り手。少しうすいゴールド。きりっとした酸がある。リースリングの芳香はそれほど強くはない。凝縮感はしっかりある。

6) 2016 Alsace Sylvaner / Domaine Christian Binner (2018/12/22-23飲)
過去に15本飲んでいるAmmerschwihrの生産者。中くらいのゴールド。芳香は強くない。果実味はしっかりあり。後口の少しほろ苦さ。
以上

| | Comments (0)

02/18/2019

2017に飲んだAlsace & Lorraineのワイン

ロゼ、泡物は別途記載。

1) 2009 Alsace Grand Cru Geisberg Riesling / Domaine F.E.Trimbach (2017/2/19-20飲)
Ribeauvilleの著名生産者。Geisberg の特級畑は初リリース。中くらいのゴールド。ドライだが厚みがある。リースリングの香味がよく出ている。

2) 2007 Alsace Gewurztraminer Selection de Grains Nobles Hors Choix / Domaine F.E.Trimbach (2017/2/20-21飲)
1番に同じ。これも最近リリースされた(たぶん)新しいキュヴェ。濃いめのゴールド。甘みと酸がしっかりしている。ゲヴルツの香味はそれほど強くない。

3) 2000 Alsace Tokay Pinot Gris Grand Cru Froehn Vendanges Tardives / Jean Becker (2017/5/23-24飲)
初めて飲むZellenbergの生産者。Grand Cru Froehn をまだ飲んだことがなくて購入したバック・ヴィンテージ(幾つかの特級畑が日本で売ってない。あと残り3つ)。少し熟成した濃いゴールド。VTだが、思ったほどは甘くない。酸がしっかりしており、飲み心地よい。

4) 2015 Vin de France Blanc Cuvee Les Epices / Domaine Oury-Schreiber (2017/5/29-30飲)
Lorraine のMarieullesの生産者。品種はGewurztraminer。かなりうすい黄。思ったよりも甘くVTレベル。ゲヴルツのくせはあまり前に出ていない。

5) 2015 Moselle Blanc Maddalena / Chateau de Vaux (Molozay) (2017/5/30-31飲)
MoselleのVauxの生産者。これが5種類目。品種はMuller-Thurgau。くっきりした色合いのゴールド。涼しさのあるさわやかな芳香系の白。後口は少しオイリー。

6) 1995 Alsace Riesling Clos Windsbuhl / Domaine Zind Humbrecht (2017/9/21飲)
Turckheimの著名生産者。リリース時に買ったボトル。残念ながらコルク不良で酸化しており、色は褐色系。リースリングの香味も消えてしまっている。
以上

| | TrackBack (0)

06/09/2011

Emile Boeckel

2、3年前、ヴィノス山崎が輸入したことのあるアルザス北部Mittelbergheimの生産者。Zotzenbergは初めて飲むアルザス特級で、Sylvanerが品種として認められている。凝縮感が特別強いつくりではないが、このくらいが家飲みで、さくさく飲めて満足できる。

1) 2007 Alsace Grand Cru Zotzenberg Gewurztraminer / Emile Boeckel (2011/5/23-24飲)
くっきりしたレモン色。少し残糖あるふくよかなニュアンスあるワイン。ゲヴルツの芳香がものすごいわけではないが、まずまず。でも、1本飲むには少し甘め。

2) 2008 Alsace Grand Cru Zotzenberg Sylvaner / Emile Boeckel (2011/6/5飲)
1番よりもうすい黄。まずまず凝縮感のある飲みごたえある辛口のつくり。さすが特級に認められているだけのことある。KuenhofのSylvanerを少し思い出した。RietschLucas et Andre RieffelのZotzenberg Sylvanerも輸入されたら飲んでみたい。
以上

| | TrackBack (0)

01/13/2011

Seppi Landmann

ヌーヴェル・セレクションが最近輸入したアルザス南部Soultzmattの生産者。面白そうなバック・ヴィンテージを3本飲んでみた(下記1~3番)。現地ではそれなりに知られた生産者であるが、今までラ・ヴィネが時々単発で輸入するのみだった(他に、タイユヴァン・ラベルのスタンダード・キュヴェをエノテカで扱っているようだ)。当主はエネルギッシュなおじさんのようで、ワインもかなり風変わりなものを含めて、色々な種類をリリースしている。ある程度熟成したものをリリースするのも特徴的。味わいはいたってまともで、コンセプトがいかにもフランス人という感じ。例えば、以下の2番、4番のキュヴェ。あと、未飲であるが、同村の名誉村民となっているSophie Marceauの名前を冠したキュヴェ(Riesling, Pinot Gris, Gewurztraminerの3種類あり)、Cuvee Hors-la-Loi (Outlawの意味)など。それ以外で飲んでみたいのは、特級Zinnkoepfleのキュヴェ(まだ日本に入っていない)と何種類もつくっているMarc。

1) 1996 Vin d'Alsace Vin d'Alsace Pinot Noir Cuvee Emma / Domaine Seppi Landmann (2010/12/30飲)
3番のPNの後に飲んだもの。熟成はブルゴーニュの同年代と比べると早めであるが、3番よりも骨太なところがあり、まずまずおいしく飲めた。ただ、味わいに北の産地のピノぽい青さが少しあるのも事実。

2) 1998 Vin d'Alsace Sylvaner Recolte en Vin de Glace / Domaine Seppi Landmann (2010/12/29-30飲)
375ml。アルザスでは法的に認められていないアイスワイン。ややうすい黄。飲む前の予想では、ハーフで5000円程度する価格からもっと甘みが強いのかと思っていたが、実際に飲んでみると中くらいの甘み。Sylvanerのせいか、芳香は少なめで、ミネラル感を前面に感じる上品な味わい。

3) 2000 Vin d'Alsace Pinot Noir Cuvee Sabot de Venus / Domaine Seppi Landmann (2010/12/11飲)
色合い、味わいともに結構熟成感が出ており、かなりジュクジュクな感じ(個人的には少し熟し過ぎの感じも)。アルザスらしい青っぽさとシナモンぽいニュアンスも少し。こういうのが好きな人もいると思うが、個人的にはピークをやや過ぎたという印象。

4) 1996 Alsace Muscat Cuvee Erotique / Domaine Seppi Landmann (2007/4/27-28飲)
他に同じキュヴェ名で幾つかの品種や泡のキュヴェがリリースされたようだが、当時ラ・ヴィネが1種のみスポットで入れたのが、このMuscat。1996年のみリリースされたキュヴェのようだが、通常の年号1996はどこにも入っていなくて、ラベルに版画のような絵柄で大きく96と描かれている。でも、この絵はよく見ると男女がからみあったエロい絵柄でドギモを抜かれた記憶あり。裏ラベルに説明書きがあって、1996年は1969年に続くエロティックなヴィンテージだった。・・・このエチケットをSerge Gainsbourg & Jane Birkinに捧げる・・・など。味わいは特にエロティックとまでは感じなかったが、10年ちょっと経過したバック・ヴィンテージで十分こなれて旨かった記憶あり。価格も3000円以下で十分満足。

5) 1994 Cremant d'Alsace Brut de Brut Clos des Paiens-Heidenberg / Domaine Seppi Landmann (2004/9/10-12飲)
これもラ・ヴィネがスポットで入れたもので、初めて飲んだSeppi Landmann。区画名付の泡物で、即買いした。収穫年から10年経過して熟成してややはっきりした黄金色。ノンドザージュであることがはっきりわかる非常にドライな味わい。ただ、ドライすぎてやや単調に感じる瞬間もあり。価格的には十分楽しめた。
以上101230_104211


| | TrackBack (0)

07/27/2010

Dirler-Cade

いろはわいんというインポータが最近輸入した初めて飲むアルザス南部Bergholtzの生産者。エコセールの認証を取っているが、ビオ風味は全くなし。この付近にはSpiegel、Kessler、Kitterle、Saeringの4つの特級畑(同じ斜面内に区分けされている)があり、この生産者は4つともワインをつくっているが、今回はその中で、まだ飲んだことがない以下の3つの特級畑を飲んでみた。もう一つのKitterleについては、Chateau d'Orschwihr (Hubert Hartmann)のRieslingを昨年8月に飲んでいる。他には、Schlumbergerという比較的規模の大きなドメーヌがこれら4つの特級畑をリリースしているが、日本での価格設定が高めのため未飲である。それに比べると、Dirler-CadeもChateau d'Orschwihrも良心的な値付けがされている。4つの畑の特徴は、飲んだ品種がバラバラなこともあり、全くわからず。

1) 2007 Alsace Riesling Grand Cru Saering / Domaine Dirler-Cade (2010/7/11-13飲)
色はうすめで、あまり残糖感のない細身のリースリング。アルザスの特級としては比較的珍しいつくり。といってもうすっぺらいつくりではなく、個人的には好みの味わい。

2) 2007 Alsace Muscat Grand Cru Spiegel / Domaine Dirler-Cade (2010/7/16-18飲)
これも色はあまり濃くない。酸の切れがよいミュスカ。あまり華やかさはないが、ミュスカの芳香はきれいに出ている。これも1番と同様に仕上がりはかなりドライ。

3) 2007 Alsace Pinot Gris Grand Cru Kessler / Domaine Dirler-Cade (2010/7/25飲)
3種の中では、一番色も濃く、甘みも少しありピノ・グリらしい太い濃密な味わい。
以上

| | TrackBack (0)

08/04/2009

Domaine Trapet Alsace

ブルゴーニュのドメーヌ・トラペがアルザスでつくるワイン。元々Jean-Louis Trapet氏の奥さんがアルザス出身である関係で畑を相続したことによる。所在地はColmar北西のRiquewihr。独特の柔らかい味わいあり。似たような生産者を強いて挙げると、Schuellerをもう少しおとなしくしたという印象だろうか。もしもアルザスでピノ・ノワールをつくったとしたら、どんなワインをつくるのか気になります。

1) 2006 Alsace Riesling Grand Cru Schoenenbourg / Domaine Trapet Alsace (2009/7/29-30飲)
フィネスが輸入したボトル。テリのあるうすい黄色。甘みはかすかに残るが、しつこくなくスイスイと体に染み渡るようなワイン。濃厚系でもないし、硬質ミネラル系でもない不思議な柔らかい味わい。1口飲んだだけだとよくわからないのだが、なかなか旨い。もう1種リリースしている特級Schlossbergのリースリングも飲んでみたくなった。

2) 2002 Alsace Gewurztraminer Grand Cru Sonnenglanz / Domaine Trapet Alsace (2006/8/20-21飲)
初リリース時のワインで山信商事が輸入したボトル。フィネスじゃないから状態がおかしいというのではないが、このボトルは香味に1種の酸化香のような雑香が乗っており、今ひとつ。かすかに甘みあるがイヤミではない。ゲヴルツ特有の香味は中くらい。味わいは1番と同様に独特の柔らかさあり。この特級畑はピノ・グリもリリースしており、再挑戦してみたい。
以上

| | TrackBack (0)

02/02/2009

Barmes-Buecher

かなり以前に神戸のベリエが扱っていた頃から気になっていたWettolsheimの生産者(Genevieve & Francois Barmes)だが、今回初めて飲んだ(ヴィナリスのディスカウント・セールで4本とも購入)。畑的には同じ地区のAlbert Mannとかなりかぶっている。どちらが好みかといわれれば、Albert Mann。

1) 2005 Alsace Riesling Clos Sand / Domaine Barmes-Buecher (2009/1/4-5飲)
この区画は特級Steingrublerの斜面上部の森に孤立した区画。甘さ、濃厚さは無いが、線の細いリースリングでもなく、中くらいの厚み。これはもう少し熟成させる方がたぶんおいしいと思う。

2) 2007 Cremant d'Alsace Brut Zero Dosage / Domaine Barmes-Buecher (2009/1/6-7飲)
Pinot Blanc主体, Pinot Gris, Chardonnay。デゴルジュマン 2008/03/10。かなりさっぱり系(ドサージュなしなので余計にそう感じる)。価格も2000円以下なので、特に文句はないが。

3) 2004 Alsace Pinot Noir Vieille Vigne / Domaine Barmes-Buecher (2009/1/10-11飲)
このVVのキュヴェは実際には特級Hengstのブドウからつくられている(法律上表示なし)。味わいはそこそこ濃度はあるのだが、香味がブルゴーニュと異なり、正直あまりおいしくない。ブルゴーニュでいうと94とか04あたりの年と同じニュアンスを感じる。

4) 2003 Alsace Grand Cru Steingrubler Gewurztraminer / Domaine Barmes-Buecher (2009/1/29-31飲)
初めて飲む特級畑。色は黄味が強く、少し甘みあり(裏ラベルにもその旨英語の表記あり)。ゲヴルツの香りはそれほど強烈ではないが、かなりボディのあるワイン。
以上

| | Comments (0) | TrackBack (0)

06/25/2008

Clos Schild (Lucien Albrecht)

この生産者は2006/6にClos Himmelreichというモノポールのリースリングを飲んだのだが、今回は特級Pfingstberg内にあるモノポールのClos Schild。色は少し黄味がはっきりしている。アルザスとしては濃厚なタイプでもなく、Clos Ste-Huneのようなミネラル感の強いドライなタイプでもなく、その中間くらいのニュアンス。若干甘みあり。あっさりと飲んでしまったが、価格的には9000円ちょっとするので、やや高いという気がする。

1) 2004 Alsace Riesling Clos Schild / Domaine Lucien Albrecht (2008/6/22飲)
以上

| | TrackBack (0)

04/28/2008

Albert Mann

アルザスのWettolsheim の生産者。非常にしっかりしたワインをつくるが、Humbrechtのような超濃密なつくりというよりもより素直につくったという印象がある。グラス1杯ではその良さがわかりずらいが、じっくり飲むほどに力を発揮するワインといえる。5つの特級畑(Furstentum, Hengst, Pfersigberg, Schlossberg, Steingrubler)を所有しており、リリースするキュヴェの数も多い。

1) 2003 Alsace Pinot Noir Clos de la Faille / Domaine Albert Mann (2008/4/26-27飲)
単独所有畑のピノ・ノワール。この1haの畑は、断層運動により周囲の地区とは地質・植生が全く異なるテロワールであり、ラベルにも断層の絵が描かれている。なお、この生産者は他に特級HengstからCuvee Grand H、特級PfersigbergからCuvee Grand Pの2種のピノ・ノワールのキュヴェをリリースしている(ピノ・ノワールはアルザス特級を名乗れないためこのような表示をしている)。1日目は少し草っぽさがあって、中心部がやや空虚で今一つの印象だったが、2日目は全体のバランスが非常に良くなった。アルザスのピノ・ノワールとしては、色も味わいもしっかりしており、かなり良い方だと思うが、価格が7000円台であるので、相当微妙なところである。

2) 2003 or 2002 Alsace Gewurztraminer Grand Cru Furstentum Vieilles Vignes / Domaine Albert Mann (2008/3/29-30飲)
このワインはラベルが2003、コルクが2002のヴィンテージ表示になっていた(ショップは2003年として販売)。一般的にゲヴルツのワインは重ためで、くせも強いのであまりたくさん飲みたいとは思わないのだが、このキュヴェは強烈な香味が比較的控えめであり、するする飲めた。何気なくおいしいワインである。飲んだ印象として、糖度や酸の印象からヴィンテージは2002年だったのではないかという気がする。

3) 2000 Alsace Riesling Grand Cru Schlossberg / Domaine Albert Mann (2006/7/28-29飲)
このリースリングも香味が強烈というよりは、比較的あっさり気味であるが、1本じっくり飲めるワイン。
以上

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/09/2008

PN Cuvee Strangenberg (Pierre Frick)

居酒屋Vinにて飲んだもの。(2008/3/27飲)

1) NV Champagne Brut Rose / Deutz
グラスで。きれいなつくりのロゼ。

2) 2003 Alsace Pinot Noir Cuvee Strangenberg / Pierre Frick
ボトルで注文(7300円)。2006/4にノーマルのピノ・ノワール(2002)を飲んでいるが、こちらの上級キュヴェを飲んでみた。アルザスのPNとしては厚みがかなりある。自然派的なワイルドなニュアンスが初めの間出ていたが、飲み進めるにつれて落ち着いてきた。小売りで4000円クラスとしてはまずまず。

3) 1998 Charmes-Chambertin / Jean Raphet
グラスで。やや熟成ニュアンスが出ている。ヴィンテージのせいかもしれないが、今一つぱっとせず。
以上

| | TrackBack (0)