2018に飲んだBourgogneの赤ワイン(2018/7~12)
個別に書いているもの、モノポールは別途記載。たくさん家飲みしてしまったが、悔いなし。
1) 2016 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Le Mont Rouge / Domaine de l'Arlot (2018/7/8飲)
Premeauxの生産者。やや濃いルビー。高級感はないが、しなやかなピノ。なかなかおいしいが、価格が5000円台なのが、少しネック。
2) 2015 Fixin Les Clos Rouge / Domaine Berthaut-Gerbet (Amelie Berthaut) (2018/7/8飲)
Fixinの生産者。まだ少し紫色が残るようなルビー。酸が美しい。旨みも十分。うまくつくられている。
3) 1995 Chambertin / Domaine Trapet Pere et Fils (Jean et Jean-Louis Trapet) (2018/8/4飲)
2018/1~6の10番(2001)に続き1995。熟成感のあるガーネット色。思ったよりもタニックで陰気な感じ。エキス分は濃厚だが、香りはあまり華やかでない。2001の方がずっと好み。この1995は2006/4にも飲んでいるが、そちらも今一つだった(購入先、時期は別々)。
4) 2010 Corton La Vigne au Saint Rouge / Domaine des Croix (David Croix) (2018/8/4-5飲)
Beauneの生産者。Louis LatourとAdrian Bellandの2つが所有している畑だが、このdes CroixやMeo-Camuzetもネゴシアン物としてリリースしている。濃密なルビー。味わいも相当に濃密。少しアズキぽいニュアンスが気になる。もう既にある程度こなれている。
5) 2002 Morey Saint Denis 1er Cru Vieilles Vignes / Domaine Hubert Lignier (2018/8/9-10飲)
Morey Saint-Denisの生産者。ほどよく熟成したルビー。しなやかな酒質でかなりおいしいが、以前飲んだ1995や1996の味を期待すると、そこまでではなかった。
6) 2002 Chambertin Clos de Beze / Domaine Pierre Damoy (2018/8/15飲)
Gevrey-Chambertinの生産者。濃いルビー。熟成感はあまり出ていないが、今、十分飲める段階ではある。悪くはないが、濃すぎて樹液系の風味が強いのが、あまり得意ではないところ。
7) 2002 Mazy-Chambertin / Domaine Armand Rousseau Pere et Fils (2018/8/15飲)
Gevrey-Chambertinの生産者。少し熟成感のある美しいルビー。なめらかでするすると体内に吸収されていく。上記ダモアよりもずっと旨い。
8) 2002 Vosne Romanee 1er Cru Les Suchots / Domaine Robert Arnoux (Pascal Lachaut) (2018/8/16飲)
Vosne Romaneeの生産者。少し熟成感のあるルビー。香りは思ったほど華やかではなかった。酒質は締まっており、まだ少し早かったのかもしれない。おいしいことはおいいしいのだが。
9) 2008 Vosne-Romanee 1er Cru Les Reignots / Domaine Audiffred (2018/8/16飲)
Vosne Romaneeの生産者。美しい色合いのルビー。2008らしくもう熟成してきている。濃度よりも香り、旨み系のピノ。酸は強め。かなり旨い。
10) 2010 Chambolle-Musigny Cuvee des Cigales / Domaine Ponsot (2018/8/16飲)
Morey Saint-Denisの生産者。暗いトーンのルビー。今一つ香りが立たない。線は細め。悪くはないのだが、もう一つ期待値に届かず。
11) 2005 Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Ruchots / Domaine Jacky Truchot-Martin (2018/8/17飲)
2018/1~6の1番に続き2本目。暗い色合いのルビー。しなやかな酒質。濃厚だが、少しこなれてきている。トルショーらしさは十分感じられ、おいしく飲めた。
12) 2002 Echezeaux / Domaine Henri Naudin-Ferrand (2018/8/18飲)
Corgoloinの西側のMagny-les-Villersの生産者。赤みの強いルビー。最初の1杯目はかなり濃厚に感じられた。中間は旨口系、最後の方はまた濃厚になってきた。特級なりの凝縮感とエレガンスが感じられ、印象的。
13) 2005 Chambolle-Musigny 1er Cru Sentiers / Domaine Jacky Truchot-Martin (2018/8/19飲)
11番に続き3本目。濃いルビー。少しくぐもった風味。まずまずだが、飲み頃の少し手前の感じ。
14) 2002 Chambertin Clos de Beze / Domaine Bruno Clair (2018/8/20飲)
Marsannay-la-Coteの生産者。赤みの強いルビー。酸はまだ強めで少しタニック。エレガントな香味。しなやかな酒質。まずまずおいしいが、飲み頃には届かず。
15) 2001 Grands-Echezeaux / Maison Vincent Girardin (2018/8/29-30飲)
Meursaultの生産者。赤みの強いルビー。カツオ節系の熟成ニュアンスが少しある。酸は強め。この生産者に対する期待値はもともと少ないのだが、全くさえない。特級の風格なし。
16) 1999 Chambertin / Domaine Frederic Esmonin (2018/9/4飲)
Gevrey-Chambertinの生産者。色合いはまだ若々しい。あまり期待していなかったが、思ったよりも濃密。最上のシャンベルタンの香気はないが、十分おいしく飲めた。
17) 2002 Echezeaux Les Treux / Domaine Jean Tardy et Fils (2018/9/5飲)
Vosne Romaneeの生産者。少し熟成した濃いルビー。柔らかい酒質で非常にいい感じで飲める。赤い花系の香味。香り全開というほどでもないが、今、飲み頃。
18) 1999 Mazy-Chambertin / Domaine Armand Rousseau Pere et Fils (2018/9/5飲)
7番(2002)に続き、1999。2002よりも熟成感がそれなりに出ている。香り高く十分飲み頃になっている。味わいはこなれており非常に旨い。
19) 2002 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes / Domaine Ponsot (2018/9/22飲)
10番に続き、2本目。暗いルビー。酒質はしなやかだが、思ったよりもタニック。まずくはないが、今一つ楽しめない。
20) 2002 Clos de Vougeot / Domaine Michel Noellat et Fils (2018/9/22飲)
Vosne Romaneeの生産者。少し熟成感の出たルビー。赤い花系の香味。好みの熟成感でかなり旨い。
21) 2002 Chambolle-Musigny Cuvee des Cigales / Domaine Ponsot (2018/9/23飲)
20番に続き、3本目。Cuvee des Cigalesは10番で2010を先に飲んでいる。20番の1級よりも色は少しうすいが、暗い色合いは同様。1級よりもむしろこちらの方が今は旨みが乗っているという印象。
22) 2002 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Feusselottes / Domaine Georges Mugneret (2018/9/24飲)
Vosne Romaneeの生産者。暗いルビー。ポンソほどではないが、緻密なワインで少しタニック。思ったほど華やかさはないが、充実した味わい。
23) 2002 Chambolle-Musigny 1er Cru La Combe d'Orveau / Domaine Taupenot-Merme (2018/9/25飲)
Morey Saint-Denisの生産者。濃いルビー。ボディのしっかりしたピノ。ほどよく熟成しており、飲みごたえあり。
24) 2013 Vougeot Le Village Rouge / Domaine Bertagna (2018/9/25-26飲)
Vougeotの生産者。このワインは2009の白も飲んでいる。中くらいのルビー。酸がはっきりした細身の味わい。村名としては、十分楽しめた。
25) 2002 Gevrey-Chambertin / Domaine Claude Dugat (2018/9/30飲)
Gevrey-Chambertinの生産者。赤みの強いルビー。酸は強め。熟成し来ているが、まだタニックなところもある。今でもまずまずおいしい。
26) 2009 Chambolle-Musigny La Combe d'Orveaux / Domaine Laurent Pere et Fils (2018/10/6飲)
所在地はHautes Cotes de NuitsエリアのL'Etang Vergy。濃いルビー。まだ熟成感はあまり出ていない。まだ少しタニックで酸もやや強め。収れん性もかなりある。凝縮感はかなりあるので、飲みごたえはあるが、現状は少し物足りなさが残る。
27) 2002 Chambolle-Musigny 1er Cru La Combe d'Orveaux Vieilles Vignes / Domaine Bruno Clavelier (2018/10/7飲)
Vosne Romaneeの生産者。暗い色調のルビー。これもまだタニックで酸が強めの陰鬱なワイン。まあ、それなりにおいしいが。
28) 2012 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Chatelots / Domaine Louis Huelin (2018/10/9飲)
Chambolle-Musignyの生産者。色は中の上くらい。酸強め。まずまずの凝縮感だが、線は細め。まだ若いが、今でも飲めることは飲める。
29) 2009 Vosne-Romanee Les Barreaux / Domaine Anne Gros (2018/10/10-11飲)
Vosne Romaneeの生産者。中くらいのルビー。濃度的にはそれほど濃くないが、ちょうどよい感じ。赤い花系の香味。そこそここなれていて、今飲んで悔いなし。
30) 2005 Vosne-Romanee / Domaine Emmanuel Rouget (2018/10/11-12飲)
Flagey-Echezeauxの生産者。赤みの強い濃ルビー。赤い花系の香味だが、それほど香りは立っていない。2005らしく濃度はかなりのもの。熟成の度合いとしては、ピークの少し手前という印象。もちろん、おいしいことはおいしかった。
31) 2002 Chambolle-Musigny Les Clos de L'Orme / Domaine Sylvain Cathiard (2018/10/13飲)
最近、高価になってしまったVosne Romaneeの生産者。それなりに熟成している。やや閉じこもったところもあるが、まずまず楽しめた。
32) 2009 Corton Bressandes / Domaine Ponsot (2018/10/22飲)
21番に続き、4本目。確かこれが初リリースの年で初めて飲む畑。濃いルビー。ポンソとしては、思ったよりも濃厚。新樽が効いたワインではないが、上品かつみずみずしさにあふれており、今飲んで非常に旨い。かなり印象的。
33) 2002 Echezeaux Vieilles Vignes / Domaine Bruno Desaunay-Bissey (2018/11/19飲)
Flagey-Echezeauxの生産者。中くらいのルビー。熟成してそれなりにこなれている。クラシックなつくりでやや地味。香りはあまり立たず、地味に感じる。
34) 2005 Gevrey-Chambertin 1er Cru Clos St-Jacques / Domaine Silvie Esmonin (2018/11/24飲)
Gevrey-Chambertinの生産者。下記のBruno Clairのワインと比べて、陰気さがなく線も太い味わい。飲んでいて満足感あり。
35) 2002 Gevrey-Chambertin 1er Cru Clos St-Jacques / Domaine Bruno Clair (2018/11/24飲)
14番に続き、2本目。暗いルビー。中くらいのボディ。熟成感は表に出ていない。香りがあまり立たず地味な印象。ポテンシャルは感じるが、陰鬱なワイン。
36) 2015 Bourgogne Rouge Mathilde / Domaine Benoit Ente (2018/11/29-30飲)
Puligny-Montrachetの生産者。けっこういい値段のするACブル。中くらいのルビー。涼しいニュアンスがある。樽香は表に出ていない。ACブルとしてはかなり上品につくられている。
以上
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