Walter de Batte その2
Cinque Terre の5つの地区の中で一番南東側にあるRiomaggioreの生産者。2008/2に2006 Cinque Terre を飲んでいるが、La BiancaraのAngiolino Mauleに影響を受けたらしく、この頃からSO2をほとんど使わないつくりにしたようで、色は若いワインとしては濃いめで若干くすんでいる。味もぼんやりとした自然派風味があるが、不快なニュアンスは全くなし。その後、しばらく日本に輸入されていなかったが、2017年に入ってきたワインはかなりビオ化が激しくなっていて驚いた(最近のDomaine Gaubyと似ている)。DOCもCinque Terreではなく、Vino da Tavolaになっている。
1) NV Vino Bianco Altrove / Walter de Batte (2017/11/11-12飲)
ヴィンテージは2014と2015のブレンド。品種はBosco, Albarola, Vermentino, Rossese Bianco, Roussanne, Marsanne。少し琥珀色の入ったゴールド。酸化ニュアンスのあるビオ白。線は細いが、まったり感ある。少しカツオ節ぽい風味もあり。かなり微妙なワイン。
2) 2014 Vino Rosso Prima Terra / Az. Vitivinicola Prima Terra (Walter de Batte) (2017/11/12飲)
品種はGrenache Noir 100%。中くらいのルビー。少しカツオ節ぽい風味あり。軽めの酒質。酸が少し酢酸ぽい。
3) 2013 Vino Bianco Harmoge / Walter de Batte (2018/2/19-20飲)
品種はBosco 45%, Albarola 20%, Vermentino 20%, Rossese Bianco 15%。かなり熟成感の出たゴールド。酒質は柔らかい。味わい的には色ほどには熟成感やビオ風味はない。
4) 2015 Vino Rosso Tonos / Az. Vitivinicola Prima Terra (Walter de Batte) (2018/2/19-20飲)
品種はSangiovese 75%+ Vermentino Nero, Cnaiolo, M。中くらいのルビー。軽めでものすごく柔らかい酒質。既に少し熟成感あり。
5) 2004 Cinque Terre Sciacchetra / Walter de Batte (2018/10/16飲)
375ml。レアで高価なワインである。赤みがかった濃いコハク色。陰干し系の風味。それなりの熟成感が出ている。甘みは強い。ただ、価格からするともう買わないだろう。
以上
Recent Comments