2017年に飲んだToscanaワイン
2017年に飲んだToscanaワインは18本(別途書いているBrunelloとPercarloと1月分を除く)。
1) 2011 Chianti Classico Riserva / Societa Agr. Capannelle(2017/2/2飲)
所在地はGaiole in Chianti。濃いルビー。酸は強め。少しこなれてきている。今まで飲んだボトルはもう少し力強く、親しみやすかった気もし、素朴なつくりになってきたと感じた。
2) 2011 Drago, Toscana IGT / La Mercareccia(2017/3/2-3飲)
所在地はBolgheriの北方のCasale Marittimo。品種はCiliegiolo 100%。赤みの強い濃ルビー。Sangioveseよりも赤系の果実の風味で、タンニンや収れん性は強くない。少しビオ系のアズキやキノコの香味あり。
3) 1997 Sammarco, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/3/23飲)
所在地はGreve in Chianti。品種はCS主体, Sangiovese, Merlot。熟成感の出たルビー。酒質はしなやかだが、熟成して若い頃の高級感が消えてしまい、今一つ好みではなく、残念。
4) 1997 Vigna d'Alceo, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/3/24飲)
同上。品種はCS主体, Petit Verdot。Sammarcoよりも少し濃い色合い。こちらも樽香は溶け込んでいる。酒質はしなやか。今一つカベルネという感じはしないが、こちらは優美さが感じられ、おいしく飲めた。
5) 1999 Galatrona, Toscana IGT / Petrolo(2017/5/12飲)
北千住のAzzurroでの持ち寄り会で飲んだもの。所在地はMercatale Valdarno。品種はMerlot。2001の方を先に2005年に飲んでいる。
6) 2013 Sangiovese di S.Lucia Senza Solfiti Aggiunti, Toscana IGT / Castello dei Rampolla(2017/5/28飲)
所在地の表示がPanzano in Chiantiに変わっている。最近リリースされた亜硫酸塩無添加のワイン。赤みの強い濃ルビー。柔らかいつくりでそう言われてみるとそういう感じもあるかなと感じる。まずまず楽しめた。
7) 2011 Tondale, Toscana IGT / Podere Le Boncie (Giovanna Morganti)(2017/6/9-10飲)
2011のみ1500mlだけつくったワイン。所在地はCastelnuovo Berardenga。Sangiovese 90%, Colorino, Folia Tonda, Mammolo 10%。赤みの強い濃ルビー。アマローネのような干しブドウ系の若干甘いニュアンスが特徴的。好み的には重くて、今一つ好きになれない。
8) 2015 Chianti Classico Nonloso / Jurij Fiore e Figlia(2017/8/8-9飲)
所在地は、Greve in Chianti。Sangiovese 100%。Chianti Classico名義としては比較的高額のキュヴェ。赤みの強い濃ルビー。新樽のニュアンスは表に出ていなくて、濃厚だが、素朴なニュアンスがある。まだ、若いせいか、すごみはほとんど感じられない。
9) 2015 Chianti Classico Puntodivista / Jurij Fiore e Figlia(2017/8/10飲)
同上。赤みの強い濃ルビー。酸と収れん性が強め。こちらも新樽のニュアンスは表に出ていない。酒質はしなやか。
10) 1995 Tignanello, Toscana IGT / Marchesi Antinori(2017/8/14飲)
所在地はSan Casciano Val di Pesa。Sg 80%, CS 15%, CF 5%。赤みの強いルビー。熟成感出ている。初めは凝縮感が弱いように感じられたが、後半まとまってきた。思ったよりも熟成感は少なめ。
11) 1995 Vigna l'Apparita, Rosso di Toscana IGT / Castello di Ama(2017/8/16飲)
所在地はGaiole in Chianti。Merlot 100%。熟成感が少し出た濃ルビー。味わいにも熟成感あるが、上品なつくりでグラスが進む。あまりメルロらしさは前に出ていない気がした。
12) 2001 Cincinnato, Rosso Toscano IGT / Tenuta di Trinoro (Andrea Franchetti)(2017/8/25飲)
所在地はSarteano。品種はCesanese d'Affile。熟成感の出たルビー。強いて言えばChateauneuf du Pape系に感じるワイン。最初の1杯目は少しうすめで熟成感も強め。酒質は甘めで濃厚だが、しなやかさがある。思ったよりも酸はしっかりある。普通の食事とは合わせにくいワイン。
13) 2006 Chianti Classico Vigneto San Marcellino / Rocca di Montegrossi (Marco Ricasoli Firidolfi)(2017/9/30飲)
所在地はGaiole in Chianti。Sangiovese 100%。濃いルビー。色合いに比べて、味わいに熟成感あり。少し甘しょっぱい感じで今一つ。
14) 2016 Pomino Bianco / Castello di Pomino (Frescobaldi)(2017/10/5-6飲)
所在地はPontassive。Castello di Pomino 自体は東側に少し離れた位置にある。品種はCh。実は初めて飲む。赤と泡、Vin Santoはまだ飲んだことがない。Frescobaldi以外のPominoはあるのだろうか。
これは白のノーマル・キュヴェ。かなりうすいゴールド。可もなく不可もなしという感じだが、ぱっとしない。
15) 2015 Pomino Bianco Benefizio Riserva / Castello di Pomino (Frescobaldi)(2017/10/18-19飲)
14番に同じ。品種はCh, PB etc。色合いは中くらいのゴールド。細身で化粧が濃い感じでグラスが進まず。
16) 2016 Azzero, Toscana IGT / Soc. Agr. Podere Il Palazzino (Edoardo Sderci)(2017/11/7-9飲)
所在地はGaiole in Chianti。Sangiovese 100%。息子のAzzeroがつくる亜硫酸塩無添加のワイン(5番と共通)。赤みの強い濃ルビー。飲んだ感じは、軽快なつくりのSangiovese。軽めのGrenacheのようにも感じる。自然派ワインのマイナス風味は全く出ていない。
17) 2011 Mix 36, Toscana IGT / Marchesi Mazzei(2017/12/11飲)
所在地はCastellina in Chianti。Sangiovese 100%。36の異なるバイオタイプのSangioveseを混ぜたワイン。赤みの強い濃ルビー。酸のトーンが高く、凝縮感が強い。テンションが高いサンジョヴェーゼ。
18) 1997 Vin Santo del Chianti Classico San Lorenzo / Tenuta di Bibbiano(2017/12/21-23飲)
375ml。所在地はCastellina in Chianti。濃いオレンジ色で少し琥珀色が入っている。酸化熟成ニュアンスがかなりあり。甘みはそこそこ。
以上
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