旧長崎街道Walkingその2(飯塚~弥生が丘)
この日は当初計画では、鳥栖まで歩く予定だったが、16:50頃から雨が降ってきたことにより、2駅手前のJR鹿児島本線の弥生が丘駅で打ち止めとした。代表地点の標高は、飯塚(約11m)、内野(約85m)、冷水峠(約320m)、山家(やまえ)(約50m)、原田(はるだ)(約43m)、弥生が丘(約25m)である。地形的には飯塚から南西方向に穂波川を遡っていき、冷水峠を越え、筑紫平野に下っていく。宿駅としては、内野、山家、原田の3つになる。
朝、ホテルを7:38に出て、1.5kmほど歩いて、片島1丁目の交差点からスタートした(7:54)。
300mほど歩くと、本町のアーケード街に入る。
飯塚宿問屋場跡の標識。
長崎街道飯塚宿の表示板。
恵比寿石跡の案内柱。
長崎街道=日本のシルクロードという表示。
アーケードは約500m続く。
飯塚宿の案内図。
右手に曲がっていき、アーケードが終わる。
穂波川を渡る。
穂波支所前(旧穂波町役場)の長崎街道と石の標識。
筑豊本線天道(てんとう)駅の手前で県道を斜めに横切る。
天道駅前を8:44に通過。
県道に合流し、まもなく瑞穂菊酒造の前を通過(昨日、ホテルで飲んだ銘柄)。
しばらく県道を歩いて行くが、恵比寿神社の先から、桂川(けいせん)町に入る。
長崎街道は、県道が国道200号線に合流する手前で左に折れ、筑豊本線を渡る。400mほどで、瀬戸の渡しの標識がある。ここで東河内川を渡っていたが、現在は道が消滅しており、歩けないため、元の県道まで引き返す。
山際で国道から右に入る。
国道から折れてからまもなく、(写真ではよくわからないのだが)木の上の方にシラサギが何羽もいた。道路上では一羽死んでいた。たぶんシラサギの実物を見たのは初めて。
筑豊本線を渡ると、再び飯塚市に入る。国道200号線の少し西側を並行して歩いていく。
国道200号線に合流し、1kmほど歩き、右手に折れる。
穂波川を渡る。
T字路を左折し、筑穂支所の横を通過(旧筑穂町役場)。なお、この辺から所々道路上に街道のルートを示すと思われる色ペンキの印が出てくる(ウォーキングのイベント用か?)。
静かな田舎道を歩いて行く。
道路中央の黄色と赤色がその表示。
筑豊本線を渡り、山際を進む。
静かな内野宿に入る。筑前内野駅付近が内野下町。
細い川を渡ると、上町に入る(10:58)。
上町には内野宿の資料館があって、おじさんに休憩を勧められたが、時間もないため、前進。
内野宿のはずれ。奥が大根地神社。
街道は国道200号線を斜めに横切る。
国道から150mほどの地点で穂波川を渡るが、フェンスにブロックされており、引き返す。いずれにせよこのフェンスの先で旧道は消滅していると思われる。
国道200号線の旧道に入り、山際を進んで行く。この旧道には全く車がいない。
荒田の集落で国道の旧道から右に入る。なぜか道路に鳥居が立っていた。
筑豊本線のトンネルの横を通過。
小道をゆるやかに登っていく。途中から山道となる。
首無し地蔵の標識。
一里塚の標識。この辺から少し傾斜がきつくなる。
冷水峠に12:02到着。大根地神社の鳥居がある。標高は約320m。長崎街道の最高点である。内野の標高が約85mなので、標高差は235m程度である。この峠から手前側は遠賀川の流域であるが、峠の向こう側は筑後川の流域である。
冷水峠から振り返ってみた飯塚方面の長崎街道。
冷水峠の案内板。
冷水峠から長崎方面の街道。ここから先は筑紫野市になる。
国道200号線に下り着く(左が旧長崎街道)。この道路も旧道なので、交通量は少ない。
国道を下っていくが、所々に旧道が道路脇に残っている。ただし、やぶだったり、くずれかけていたりしている。
300mほど残っている旧道。
左が旧道で小尾根を乗り越していく。初め、知らずに通り過ぎてしまった
小尾根を乗り越した反対側の標識。
すぐ先でもう一度小さく尾根を巻く箇所がある。
国道に並走する道路に出て、下っていく。
国道の旧道に合流する。山家三区に300mほど北側に残る旧道。この旧道の先で県道を渡った所のコンビニで昼食を軽く摂る。
筑豊本線を斜めに横断すると山家宿に入る。
山家郵便局。
郵便局の先を右に入り、御茶屋(本陣)跡を14:06に通過。なお、山家宿では、初め郵便局の手前を右に入ってしまい、10分ちょっとタイムロスしている。
街道は、西構口でクランクして南西方向に進む。
薩摩街道の踏切。実はこの付近は旧道が道なりではなく、正しくたどれていなくで、再度10分ほどロスしている。
旧道は少しクランクして少し北側を通っていた。
旧道の出口にあった標識。この標識を見てルートミスに気が付き、逆戻りした。ここから数100mほど朝倉郡筑前町を通過そ、再び筑紫野市に入る。
宝満川を渡り、西鉄の筑紫駅の北側を通過する。
国道3号線の高架下を通過し、700mほど歩くと、原田宿に入る(15:27)。
街道沿いにはこのような標識が数か所あった。
原田駅横を通過し、400mほど鹿児島本線の西側を歩く。
鹿児島本線の下をくぐり、線路の東側に戻る。
国道3号線に合流し、歩道を歩いて行く。途中の筑前(福岡県)と肥前(佐賀県)の国境にある石碑。ここから三養基郡基山町に入る。
鹿児島本線けやき台駅の階段を上がって線路の反対側に出る。丘陵地が開発されて住宅地になっている。このけやき台駅付近も旧道が消滅している。
旧道は国道3号線と鹿児島本線に並行して続いている。
一度、鹿児島本線の東側に出る。
基山駅の手前でもう一度鹿児島本線を渡る。
JR基山駅前(16:24)。
基山駅から南側の長崎街道。
街道はくねくねと曲がりながら続く。
秋光川を渡る。
奥の低い丘陵の鞍部を越える。標高差は10m程度。この辺から雨が降り始める。雨のため以降の写真は撮っていない。早足で1kmほど歩いて、JR弥生が丘駅前の交差点でこの日は終了とした(16:58)。
この日は前半やや暑かったが、15:00頃から低気圧が近づいてきて涼しくなった。歩行時間は9時間20分。筋肉痛はやっと回復してきたが、まだ完調ではない感じ。
JR弥生が丘駅からはJR久留米駅に出た。ホテルが西鉄久留米駅のそばなので、バスで移動した(距離が2kmほどある)。食事は駅ビルのうどん屋でちゃんぽんうどんとビールで済ました。
写真は駅ビルで買って、ホテルで飲んだ「れいざん 純米酒(山村酒造、阿蘇郡高森町)」。初めて飲んだが、味は今一つ。なお、サイズは720mlではなく、900mlという変則サイズ。
(2018/5/1(火))
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