旧中山道Walking その9(太田~加納)
最終日の3日目(5/2)は、太田(51番目)、鵜沼、加納(53番目)間を歩いた。加納は現在の岐阜市である。この区間は。鵜沼宿の手前で、うとう峠の山越えがある以外は平地コースである。
主要地点の標高は、太田(約70m)、うとう峠(約130m)、鵜沼(約60m)、加納(約10m)である。
美濃太田駅横の宿を7:10に出発し、南に駅前通りを1kmほど歩いていく。歩道には12星座のモニュメントがおかれている。中山道に出て、右折し、西向きに歩いていく。
太田宿の枡形。
趣きある太田宿。
御代桜醸造の蔵元前を通過。
太田宿中山道会館。
太田宿の本陣跡。
左折して、国道41号線の下をくぐって、木曽川の堤防に出て、1kmほど堤防沿いに歩く。
排水樋門がある加茂川を越えると坂祝(さかほぎ)町に入る。加茂川の少し先で右折し、国道21号線に出る。国道の右側には三菱自動車の工場があり、パジェロ生誕の地の看板がある。
坂祝町役場前で左側の木曽川堤防にあがり、堤防沿いを歩く(8:03)。
日本ラインといわれる木曽川の流れ。
堤防の末端部の国道21号線には勝山陸閘があった。
旧道は右手に巌屋坂を越える。標高差的には20mほどである。
国道を1kmほど歩き、右手の低い部分を越えていく(うとう峠)。
国道の左側に渡って、下に下りるとカルバートがあり、その中を歩いて国道を横断し、沢沿いに登っていく。ここから各務原市に入る。
うとう峠の最後の登りの石畳。標高差は80m程度である。
峠の少し先に、うとう峠一里塚跡がある。
うとう峠周辺は、うぬまの森の公園になっている。ベンチで小休止(8:55~9:00)。
うとう峠からは、住宅地の中の坂道を下っていく。写真は坂道の下部から振り返って撮影。
鵜沼中山道の交通標識。
中山道は大安寺川の橋を渡ると鵜沼宿の中心部に入る(9:20)。
菊川の蔵元前を通過(未飲)。
鵜沼宿の中山道は南側の低地部よりも少し高い台地上を通っている。1kmちょっと歩くと、国道21号線に合流し、退屈な歩道歩きとなる。名鉄三柿野駅横を通過。中山道の左側は航空自衛隊岐阜基地、右側は川崎重工業の工場である。
三柿野駅の少し先で、中山道は国道21号線から分かれて右手に入っていく。
各務原市の中心部に入ると、歩道が広く、歩きやすい。
中山道の標識と各務原市役所。
なぜか鼻血がたらっと出てきて、各務原市民公園のベンチで止血し、トイレ休憩(10:58~11:15)。
市民公園の横を流れる新境川。堤防の百十郎桜が有名とのこと。
市民公園から1kmほど歩き、右手に入る。
鵜沼~加納間は約17kmと長いため、間の宿である新加納が設けられていた。
林本店(銘柄は百十郎など)の蔵元前を通過。
新加納の一里塚前。左が中山道で、突きあたりを右折し、右側の道路に合流する。
突きあたりで右折する箇所。
新加納を過ぎて、東海北陸自動車道の下をくぐる。ここから岐阜市に入る。この先、ずっと住宅地の中を歩いて行く。
道の両側に復元された細畑一里塚を通過。片側はゴミの集積場になっているのが悲しい。
JR東海道本線の下をくぐる。
名鉄茶所駅横を通過。
茶所駅の少し先にある御鮨街道の分岐の標識。
ここからM字状の枡形を歩いて行く。初めの曲がり角(右折)。
新荒田川を横断。
M字の真ん中の部分。左側が中山道。
中山道加納宿の案内板。
M字の左上の曲がり角(左折)。
加納宿の本陣跡は、中仙道と国道157号線の交差点の付近にあったが、戦災でなくなってしまい、現在は静かな住宅地となっている。
岐阜駅南口からの駅前通りとの交差点にある案内表示。
まだ、13時ちょっと過ぎだが、かなり暑いのと、この先、河渡(ごうど)、美江寺(みえじ)と歩いても、交通の便が悪いため、ここでこの日は終了とした。
駅前通りを横断したところにあった中山道の標識。
駅前通りを300mほど歩いて、岐阜駅に13:11着。この日の歩行距離は約27kmと少なめであったが、暑かったので、けっこう疲弊した(ウォーキング3日目ということもあるだろう)。岐阜県であと残った加納~赤坂間は約20kmであり、半日行程である。垂井~名古屋間の美濃路と併せて歩くことになるだろう。
岐阜からはJR線で名古屋に出て、3回目となるワイマーケット・ブルーイング・キッチンでビールを8種類飲み、さらに、これも3回目の山本屋本店(名古屋駅前店)で、みそ煮込みうどんを食べて、新幹線で帰京した。
(2016/5/2(月))
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