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05/16/2016

旧中山道Walking その7(三留野~大井)

つぎはぎ状に歩いている中山道であるが、GW前半の3日間(4/30、5/1、5/2)で岐阜県部分を先に進めることにした。まず初日は、三留野(41番目)、妻籠、馬篭、落合、中津川、大井(46番目)間を歩いた。前半は木曽谷南部の区間であり、妻籠と馬篭の間の馬篭峠で山越えをして岐阜県(美濃国)に入る。馬篭宿のある旧山口村は、2005年に岐阜県中津川市と越県合併するまでは、長野県(信濃国)に属していた。後半はゆるやかな起伏のある丘陵地を横断していく変化あるルートとなっている。
主要地点の標高は、三留野(約400m)、妻籠(約370m)、馬篭峠(790m)、馬篭(宿の上部約640m、宿の下部約570m)、落合(約320m)、中津川(約305m)、大井(約275m)である。
朝6時発の新幹線で名古屋に7:34着。南木曽駅に停車する中央本線は8:15までなく、とりあえず7:45発の中津川行に乗る。中央本線の塩尻、木曽福島、中津川以外の木曽谷の駅は特急が停まらず、普通列車は本数が非常に少ないため、東京を朝出発する日程は非常に効率が悪い。
中津川で約30分待って、休日のみ運行の松本行電車に乗り、9:52に南木曽駅に到着。妻籠、馬篭観光の人達がたくさん下りる。私は駅を9:55出発。駅名は南木曽(長野県南木曽町)であるが、宿場名は三留野(みどの)である。宿場の中心部は駅よりも少し松本側にあるため、今回は通過していない。
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中山道は駅の出口と反対側(山側)を通過しているため、駅の南のはずれにある跨線橋を渡って、か細い中山道に出る。
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中山道は山あいを縫っていくが、林道程度の幅員しかない区間もある。
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神戸(ごうど)の集落を過ぎて、上久保一里塚を通過。
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妻籠へは、標高460mの峠(北側に妻籠城址跡がある)を越えていく。
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峠からは下りとなって、妻籠宿に近づくと、観光客が少しずつ増えてくる。
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妻籠宿の北のはずれにある高札場跡。
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脇本陣跡。
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本陣跡(10:35)。
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妻籠郵便局も昔風のつくり。
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左側の道が傾斜のついた枡形(三留野方面に向かって撮影)。右側の道は枡形をショートカットする道で、ゆっくりとジョギングしている3名はこれから馬篭峠までの間、何度か出会うことになる。
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妻籠宿は売店や人出も馬篭宿ほどではない。
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妻籠宿の景観に合わせた外装となっている関西電力の妻籠水力発電所。蘭(あららぎ)川から取水した水を背面の斜面上部から落して発電している。
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妻籠宿を出て、国道256号線を横断。旧道は歩道の箇所と車道歩きの部分が交互に出てくる。雄滝と雌滝のルートは通らずに、東側の巻道を歩いた。写真は巻道が終わった先で県道から歩道に入る橋。
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石畳みの歩道。
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立場茶屋の入口。
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立場茶屋。外国人も多い。
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標高790mの馬篭峠に登りつく(11:40)。
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現在はここが長野県(南木曽町)と岐阜県(中津川市)の県境になっている。
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峠の茶屋。
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峠からは下り道となる。途中で妻籠宿や立場茶屋で見かけたジョギングの3人組が追い越していった。路面には桜の花びらが散っているように見えるが、舗装に2色カラーの石材が使われているためである。これ以降の中山道の路面は全てこのような舗装になっている。
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妻籠から馬篭にかけて、途中に何箇所も見かけた熊除けの鐘。歩行者がやたらと鳴らしていくので、個人的にはうるさくて閉口した。
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梨子ノ木坂の道標。
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馬篭宿へは県道を何箇所かショートカットして下っていくが、宿の手前で標高差20mほどの登りがあって、上陣場跡の展望台(標高約660m)に着く(12:10)。美しい櫛形の山容の恵那山(標高2191m)が大きくみえる。20台半ばに一度登ったことがあるが、当時は黒井沢コースと神坂(みさか)コースの2本しか登山コースがなかったが、現在は、加えて広河原コースと前宮コースができた(復活した)ので、体重が少し落ちたら、前回登っていない2コースを歩いてみたいと思っている。
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観光客で賑わう馬篭宿。馬篭宿は斜面に沿って続いており、宿の上部と下部では標高差が約70mもある。街道に沿って商店が並んでいるが、妻籠宿よりも観光客、商店数とも多い。
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本陣跡は藤村記念館になっている。
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途中に酒屋があったので、木曽路ビールのポーターとまだ飲んだことがない七笑と中乗さん(いずれも木曽福島の酒)の300ml瓶を買った。
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枡形の脇にある水車。
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写真の中央の石段の路地が枡形(斜面下から撮影)。前の写真の水車は枡形の突き当り部分にある。妻籠もそうだったが、坂道の途中にある枡形は珍しい。
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枡形の少し下にあるそば屋(写真右側の2軒目)で、鴨そばと地元の鯨波の純米酒(ワイングラスで半合くらい)で昼食(12:28~46)。写真手前は県道との交差点。
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県道を過ぎると観光客は全くいなくなる。
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新茶屋にある「是より北 木曽路」の道標。先にも述べたが、山口村が中津川市と合併するまでは、ここが県境であった。
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新茶屋一里塚。
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新茶屋を過ぎると、石畳みの長い下り道となる。
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石畳み道を下りきると、落合川を渡り、県道を斜めに横断すると、落合宿に入る。写真は落合宿本陣跡(13:28~30)。
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静かな落合宿。
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ここで下調べ不十分のため、ルートミス。おかしいなと思いながらも、一本手前で左折してしまう。足の不自由なおばあさんと一緒に歩いている男性(おそらく中山道ウォーカー)が中山道はこちらですよ、と教えてくれたし、途中に小さな表示版があったので、絶対的な間違いではないと思うが、裏道の方を歩いてしまったと思われる。車が通行不能な小道を縫って国道19号線の歩道橋(人間一人分の道幅しかない)を渡る(写真)。くやしいので、後日、与川道(野尻~三留野間の山側を迂回する中山道の別ルート)を歩くついでに再訪するつもりである。
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国道を渡った先には道標がなく、うろうろしながら、やっと正規の中山道の標識を発見。2つ先の歩道橋で国道を渡るのが正解なのだろう。岐阜県では、以降、この青い中山道の道標が要所に出てくる。
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国道をカルバートでもう一度渡り返すと、丘陵の尾根を3つ横切っていく。初めの尾根は標高差50mほどあり、けっこう登りがきつい。2つ目の尾根は標高差20m、3つ目は10m程度とだんだん低くなっていく。写真は初めの尾根を登り切った先にある与板立場跡。
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登った丘の上から望む恵那山。
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3つ目の丘を越え、国道19号線を地下道(中山道の表示あり)で横断する。
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中津川宿に入る手前で段丘の急斜面を階段で下る(標高差20m程度)。
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斜面下部にある高札場跡。
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中津川のよく整備された旧街道。スピーカーからジャズが流れていた。
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四ツ目川を渡り、本町に入ると本陣跡がある。缶ビールを1本飲み小休止(14:35~40)。
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本町の枡形(北側)。
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枡形の間の中山道。
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枡形の南側を曲がったところには、はざま酒造があった(銘柄は恵那山)。まだ飲んだことがないので、ワンカップか300ml瓶があれば、買っていこうかと思ったが、ちょっと覗いた感じではなさそうだったので、スルーした。
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枡形の南側(写真奥で左に曲がる)。
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恵那山から流れてくる中津川を横断。
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大道上の集落を過ぎて、段丘崖の斜面を登ると、上宿一里塚がある。
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中津川IC横(写真左側)を通過するが、この付近は丘陵地の鞍部地形になっており、中央高速道路、国道19号線、国道257号線、JR中央本線(写真右側)が集中している。
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中津川ICを過ぎると、おおむねJR中央本線と平行に進んでいく。美乃坂本駅の手前で小さな丘陵を1つ巻き気味に越えていく。
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茄子川(なすびがわ)にある明治天皇御休所跡(15:38)。
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このような街道案内板も時々みかけた。
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広久手でゆるい丘陵を乗り越すと、恵那市に入る。広久手の「くて」とは、山間部の窪地を表す地名とで、翌日歩く宿場である大湫(おおくて)、細久手、また、秀吉と家康の古戦場である長久手などこの地方の地名にみられる名称である。
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恵那市に入ってからも2つの丘を越えていく。2つ目の丘陵は標高差が50mほどあり、甚平坂と呼ばれている。甚平坂を登り切ると休憩所と神社がある。
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甚平坂からゆるく下ると、関戸一里塚跡横を通過。
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中央高速道路を跨道橋で横断。
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続いて、明智鉄道の下をくぐると、大井宿に入ってくる。明智鉄道は元の国鉄明智線で、路線の勾配がきついことで有名であるが、まだ一度も乗ったことがない(乗ってみたい)。
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大井宿に入って、2つ目の曲がり角にある大井宿の本陣跡。左側からきて、左下手前に歩いて行く(16:40)。Dscn0198
大井宿の本陣跡から西側の中山道。
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右折して、市神神社前で左折。
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5番目の曲がり角(振り返って撮影。中山道は右側からきて、左折し、手前側に進む)。
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最後(6番目)の曲がり角を右折すると、阿木川にかかる大井橋を渡る。
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駅前通りを横断し、2ブロック先まで行ってこの日は終了とした。JR恵那駅には16:54到着。中央本線のダイヤが乱れており、32分待ちで名古屋方面の電車に乗った。この日の宿は、土岐市にしかとれず、25kmほど名古屋方向に戻る。宿をとる際は、あまり距離感覚がわからず、恵那~土岐市間は4駅だし、たいしたことはないと思っていたが、思ったよりも遠かった。
この日は、気持ちのよい晴天。この日は歩き始めの時間が交通の関係で遅く、歩行距離を約31kmと短めに設定したので、割と楽に歩くことができた。ルートも単調な国道、県道歩きがなく、バリエーションに富んでおり、非常に楽しめた。ただし、累積標高差は馬篭峠の登りなどで770m程度ある。
ブラタモリ、とっとテレビの初回が見たかったので、夕食はホテルの1階のレストランでとった。その後、部屋に戻り、テレビを見ながら、この日、馬篭の酒屋で買った七笑(ななわらい)の純米吟醸300ml瓶を飲んだ。
(2016/4/30(土))

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