« 甲斐大泉~権現岳~西岳~信濃境 | Main | 富士宮口新六合目~富士山頂~御殿場口新五合目 »

11/26/2014

須山~富士宮口新六合目(須山口登山道)

この須山口コースは、約15年ほど前に復活した富士山にふもとから登る登山道である。このコースを登って新六合目の宝永山荘に泊まり、翌日、御中道を時計回りに一周する予定で計画した。
新宿6:45発の小田急ロマンスカーあさぎり号に乗って、御殿場駅に8:21着。8:30発の十里木(じゅうりぎ)行のバスに乗り、浅間神社前で下車(8:54)。須山の集落は、25年くらい前に、沼津側から愛鷹山を縦走してきて、越前岳から下山した際に来たことがある。当時はここから富士山に登るルートがあることは全く知らなかった。
ルートの起点となる須山浅間神社はバス停から300mほど離れており、小川の対岸を渡ったところにある。静かな神社を参拝してから出発(9:00~9:05)。
P1010002
P1010001
1km強の区間、舗装道路を歩いてから、植林帯の中に入り、山道をだらだらと登っていく。山道には送水管が埋設されており、10kmほど先の水源地まで続いている。この登山道は本来は水道の管理道なのである。植林地を抜けると、忠(ちゅう)ちゃん牧場という広大な牧場の横をちょうど10:00に通過する(標高約830m)。富士山はまだ遥か遠く、中腹には雲がかかっている。
P1010003
園地に沿った遊歩道を抜け、沢沿いの弁当場という地点で軽食を摂る(標高約1010m)。ここは須山の水源地の一つになっている。飲用ではない(おそらく消毒をしていないからという意味だと思う)との看板があるが、大きなポリタンク数本に水を汲みにきている人達が2組もいた(10:38~53)。
P1010004
P1010005
さらに沢筋に沿って登っていく。何度か沢底の浅い窪地を横断する箇所があり、うっかりしていると通り過ぎてしまうようなルートである。やや急な沢地形を登りきると、フジバラ平という沼の脇に出る(標高約1150m)。
P1010006
沢沿いの斜面をつめていくと、ダムの堰堤につきあたり、その斜面を右手に回り込むように溶岩がゴツゴツした狭い溝地形の中を進んでいく。斜面の左手上部は遊園地になっており、園内放送の音が少しやかましい。沢沿いにやや急な斜面をつめると、最上流部の水源地を通り過ぎる。
P1010007
ほどなく林道に飛び出て、数分で舗装道路に出て、水ヶ窪の駐車場(標高1448m)に到着(12:28~43)。売店で缶ビール350mlを買って、小休止。ここには御殿場から路線バスもきている。ふもとは晴れているのだが、富士山は相変わらずガスっていて見えない。
P1010008
ここからは樹林帯の中の本格的な登山道となる。広葉樹の自然林をだらだらと登っていくが、途中で針葉樹主体となってくる。下生えのあまりない美しい森の中をひたすら登っていく。傾斜も徐々に急になってくる。
P1010009
倒木帯を通過し、左手に回り込むように灌木混じりの斜面を登っていくと二合五勺の御殿庭下に着く(標高約1980m、14:10~20)。この辺でガスがかかっている中に入ったようで、周りは視界もなく、三合目の御殿庭中は知らずに通り過ぎてしまう。本来であれば、ここからすぐの宝永第三火口に行ってみようと思っていたのだが。だんだん樹林が低く、まばらになってきて、ざらざらの砂礫の急斜面の尾根を登るようになる。頑張って登りきると標高2352mの四合目である(15:15)。ここも宝永第二火口からほど近いのだが、視界は全くない。四合目は尾根の肩になっており、少しの間だけ傾斜が緩くなるが、さらに標高120mをかせぐと、御中道に出る。ここから右へ行くと宝永山、左は富士宮口の新六合目である。ガスの中、ほぼ水平な道を左に進み、15:38に今夜の宿である宝永山荘に到着。新六合目は、実質的には五合五勺に相当し、標高2490mである。この日は1900mの標高差を登ったことになる。
着いてみると大宴会が始まっており、夜までにぎやかだった。富士山1000回登頂の方(71歳)、日本300名山&富士山300回登頂の方のお祝いとのことだった。私も日本300名山は285登ったのだが、休止してもう15年くらい経つ。私の山の登り方は制覇型(酒についても同様)なので、同じコースを何度も登るのは考えられないのだが、人それぞれだと思った。それにしてもすごい記録である(ただし、1000回以上の方が他におられるそうです)。富士山は冬山登山を目指すのでなければ、年に4か月くらいしか登れないので、仮に毎週1回登ったとしても1年で16回である。1000回登るには約62年かかることになる。なので、実際はもっと高頻度で登らないと、1000回達成はできないのである。
夜はおでん定食を選んで、缶ビールは1本で終了。明日で今年の営業は終了とのことで、在庫がもう残っていなかったのである(ちなみに、ここより上にある山小屋は全て営業終了していた)。この日は10数人が泊まっていたと思うが、部屋もゆったり使えて、快適だった。(2014/10/18歩)
以上


|

« 甲斐大泉~権現岳~西岳~信濃境 | Main | 富士宮口新六合目~富士山頂~御殿場口新五合目 »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 須山~富士宮口新六合目(須山口登山道):

« 甲斐大泉~権現岳~西岳~信濃境 | Main | 富士宮口新六合目~富士山頂~御殿場口新五合目 »