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11/25/2014

甲斐大泉~権現岳~西岳~信濃境

9月に富士山五合目までとりあえず登ったものの、頂上に立たない登山のため、不完全燃焼気味だったので、これもまた、行こうと思っていてずっと行けなかった八ヶ岳の権現岳、西岳に登ることにした。八ヶ岳は、雲取山、石鎚山などと並んで、学生時代に登った数少ない山の一つである。記憶はうろ覚えだが、大学院生の時に、清里での合宿の最終日に朝、宿舎を出て歩き始め、県界尾根から主峰の赤岳(2899m)に登り、そこから南下して、権現岳、編笠山を経由して、小淵沢駅まで歩いた。一日フルに歩いて、当時はまだ体力がもう一つで結構疲れた記憶がある。西岳は、八ヶ岳の八つのピークの一つに数えられているが、まだ登ったことがなかった(もう一つ、峰の松目が未登)。
新宿を7:00発の特急あずさに乗って、小淵沢で乗り換え、小海線で2駅目の甲斐大泉駅に9:33着。9:40に駅を出発。10数年間登山をほとんどしないでいる内に、中央線の夜行列車が完全指定制になってしまい、私のように数日前に行先を決めるような人間には絶対に乗車不可能な列車となってしまった。年齢的に夜行はもうきついが、朝の数時間を余分に行動できる利点は捨てがたいものがある。
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甲斐大泉駅の標高は1165m。ここから権現岳(2715m)まで1550mの標高差である。線路を陸橋で越えて、まっすぐな舗装道路をだらだらと登っていく。周りは別荘やペンションになっている。標高1385m付近で山道となり、標高1529mの天女山(三等三角点)まではひと登りである。10:31着(7分休憩)。ここまでは裏手に車道が登ってきていて、軽装の人も10名程度いた。
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天女山からは、ゆるい登りと急な登りの区間を何度か交互に繰り返していく。ゆるい登りの区間は低木がまばらにしか生えていない石ころだらけの緩斜面である。左側に三ツ頭、右側に権現岳がまだ遠い。
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1名の中年の男性とほぼ同じペースで登っていくが、標高1900m付近から斜面が急になるにつれて、脈拍が上がってきて、置いていかれてしまう。ルートは南側に回り込むように急登していき、南西側からのはっきりした尾根と合わさったところから前三ツ頭(2365m、三等三角点)まで直登していく。前三ツ頭には13:10に到着(5分休憩)。天女山から2時間半もかかってしまった。前三ツ頭はピークというよりは尾根の肩である。展望はよい。写真は三ツ頭のピーク(2580m)。
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前三ツ頭から標高差210mを登って三ツ頭のピークに到着(14:01~06)。ここも眺望はよい。登山者が10名ほどいる。ここで14時になってしまい、先に進むか、甲斐小泉へ下山するか、少し考えたが、仮に途中で暗くなっても、青年小屋に泊まればよいということで、先に進むことにする。写真は赤岳の入道のようなピーク。
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これから登る権現岳の怪異な岩峰。
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左に編笠山、中央奥の山が後半に登る予定の西岳。
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権現岳までは標高差50mほど下ってから200mほど登り返す。上部は急傾斜の岩峰であり、ハイマツの斜面にへばりつくように道がつけられている。ヘロヘロになって権現岳の頂上の岩峰に15:02着。以前登った際は、縦走路上のピーク(岩峰よりも10mほど低い)しか通過していなかったので、今回初めて最高点(2715m)に登ったことになる。縦走路上のピークまで出て、缶ビールを1本飲み、15:07出発。少し下った場所にある権現小屋も含めると、付近に登山者が30名程度いたのではないかと思う。写真は西側のギボシのピークからみた権現岳で、右側が最高点の岩峰、左側が縦走路上のピーク。
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西側のギボシのピークも前回登らなかったので、往復してくる。写真は権現岳からみたギボシ。このピークも2700mを超えており、みる角度によっては権現岳と双耳峰をなしてみえる。ルートはギボシの南側の岩場を斜めにトラバースして下っていく。
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写真はギボシからみた赤岳(右側、2899m)と阿弥陀岳(左端。2805m)。右側の尾根は赤岳への縦走路。
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岩場を下って編笠山との鞍部にある青年小屋に15:58到着。キャンプのテントも10張ほどあってここにも30~40名程度は来ていただろう。暗くなるまであと90分ほどだが、先に進むことにした。
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西岳へのルートは、5分ほど西にある乙女の水(小屋の水源となっている)を経由していく。水場は豊富な水が流れていて非常においしかった。コースは樹林の中のかぼそい道を西に進んでいく。斜面を登り気味にトラバースしていき、ギボシからの西尾根上に出て、西へ尾根をたどっていく(トラバースの部分が地形図の破線とは少し異なる)。ルートは非常に感じのよい針葉樹の原生林帯である(北八ツぽい)。最後は標高差約70mをだらだらと登って、ひょっこりと西岳(2398m)の頂上に到着(16:34~40)。写真は西岳からみた編笠山(2524m)。
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写真は西岳からみたギボシ(約2700m)。
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さて、ここからは日没との闘いで一気にふもとまで下ることになる。下りの上部はがらがらした斜面をジグザグに下りていき、途中から樹林帯に入っていく。樹林帯の下部は広葉樹の疎林帯で本来ならば、気持ち良い林なのだが、途中、林道を3本ほど横切っていくあたりからうす暗くなってきた。何かよくわからないが、動物のガサッと動く音が何回も聞こえてくるが、無視して下っていく。不動清水に17:42着。豊富な湧水でのどを潤すが、ここの水も非常に旨い。ここからヘッドランプを点けて、250mほど暗い林道を歩き、再び、林道をショートカットする真っ暗な歩道を1kmほど下っていく。ようやく、ゴルフ場のはずれの登山口(標高1350m)に18:03着。100mほど林道を歩くと、舗装道となり、ゴルフ場の建物が見えてくる。ここから中央本線の信濃境駅まで約6kmの舗装路歩きだと思っていたのだが、そう簡単にはいかなかった。昭文社の登山地図(今回、準備不足で国土地理院の地形図を持参しなかった)ではよくわからなかったのだが、舗装道路だと安易に思っていた道(約3km)が実は真っ暗な未舗装の林道であり、ライトを点けて歩くが、非常に時間が長く感じられた。その間、車や人には全く出会わず、野ねずみが足元を歩いていくのを見たのみである。無人駅の信濃境駅には19:23分着。ここは標高920mで、西岳登山口から標高430mあったことになる。列車待ちの乗客も一人もいない寂しい駅である。19:38の上り普通列車で帰途についたが、小淵沢駅で停車中に、途中区間で先行上り列車が野生の鹿と衝突したとのことで、20分ほど足止めをくらった。甲府まで出て、特急で新宿へ出て、帰宅した。
先月の富士山以上に、急斜面の登りでの体力不足、体重の重さを感じた。朝出発だと今回のようなぎりぎりの山行になることが多くなると予想され、今後の計画についても要検討と感じた。(2014/9/15歩)
以上

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