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11/02/2012

Michel Bras Toya Japon(食事編)

以下は、食事編。ワインについては、前回のワイン編を参照下さい。
ランチのコースは2種類あるのだが、ここのスペシャリテであるガルグイユーを食べないのでは意味がないので、高い方のコース“出会いと風味“(18000円)を予約した。
1時間半ほど歩いて、のどが渇いていたため、まずペリエを頼む。テーブルには薄焼きの煎餅状の(1種の)パンがオブジェのような台座に立ててある。
・コック・ムィエット:皿上に立てた小ぶりの半熟卵を調理して殻の中に戻してある。浸して食べるように細いスティック状のパンが添えてある。あっさりめの味付け。ふだん見かけない卵の大きさだったので、訊いたところ、若鳥の卵とのこと。
・茸のタルト:ほんの一口サイズ。
・スプーンのアミューズ3種:おいしかったが、内容はあまり記憶なし
・パン:全粒粉?の細長いパンだが、数か所絞ったような切れ目があって、サービスの人が目の前で器用に手でねじって、小分けにしたものが出てくる。パンもバターも非常においしい。
・ガルグイユー(Gargouillou):ここのスペシャリテで数10種類の野菜・花・ハーブ等(火を入れたり、生で)を少量ずつ皿に盛り付けたもの。オリーヴなど地元で採れないもの以外は、自給しているとのこと。見た目は、極論すると非常に美しく盛り付けた野菜サラダ。食べてものすごくおいしいかというと、根菜類がそれほど好きでない私にとって、そこまではいかなかった。でも、食後に非常に健康的になった気分になれたことは確かである。
・かぼちゃの中にプッチーニ:小ぶりの黄色いかぼちゃをくり抜いて、中に貝類とバジルのスープが入っている。かぼちゃはズッキーニ系の味わいで内部をすくって食べられる。これもヘルシーな一皿。
・ブレス産鳩の胸肉のロースト、ヤングコーンとビーツのコンフィ、付け合せにアリゴ。
肉のポーションは小さめで、やや物足りず。アリゴ(Aligot)はここの名物の一つで、じゃがいもとチーズ等を混ぜ合わせた粘り気のあるマッシュポテトのような料理。ボールの中で混ぜ合わされてサービスされる。結構お腹にたまる。これも味付けはあっさりめ。
・チーズ:順当に地元のライオール・オーブラック、ロックフォール、シェーヴル(マコン?)の3種類。胃腸が疲れ気味でなければ、もっと種類を食べたかったが。北海道のチーズも何種類かあった。
・クーラン:ここのスペシャリテのデザート。小さな円筒形のビスケットの内部に温かいベリー系のソースが入っていて、外壁をくずすととろっと流れてくる。食べる過程が楽しいデザート。
・小さなコーンに詰めたソルベやアイスクリーム(計5種)。
・プティフール
・紅茶:景色を眺めながらゆったりと。
14:50分の送迎バスを予約していたので、14:30に店を出た。お腹いっぱい。前日までの2日間が宴会続きで、胃腸が疲れ気味で、完食はしたものの今一つ不完全燃焼。
なお、13時を過ぎて、テーブルは4、5組の客で埋まってきた。
全体な感想として、味付けは上品であっさり気味。ヴィジュアル的に非常に美しく、野菜が中心でヘルシーな料理である。1品あたりの量はあまり多くないが、品数が多いので、食の細い人は全部食べるのは難しいでしょう。
会計は〆て約47000円で、出張で往復の航空運賃が浮いたとしても、私にはそうやすやすとは来られないレベルである。札幌からも実は結構遠い。それでも、また来たいと思わせるものがある店であった。次回はベストな体調で臨みたい。(2012/10/13食)
以上

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