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09/18/2012

2012/8に飲んだワイン色々

個別に取り上げた以外に飲んだ2012/8月分は14本。印象的だったのは白が4番と14番、赤が6番がベスト。次いで白は1番、13番、赤では2番、3番、10番、11番

1) 2009 Cotes du Rhone Blanc Cuvee Blanc de Blancs / Domaine Saint-Apollinaire (2012/8/2-3飲)
南部ローヌ北東部の丘陵部のPuymerasの生産者。この生産者のワインは4種類目。品種はGrenache Blanc & Clairette。ややうすい黄色。南部ローヌの白にしては軽めだが、非常に飲みごこちがよい。この生産者のワインは4種とも印象的。

2) 2001 Lirac Rouge / Balazu des Vaussieres (Domaine Christian et Nadia Charmasson) (2012/8/4飲)
3) 1999 Lirac Rouge / Balazu des Vaussieres (Domaine Christian et Nadia Charmasson) (2012/8/12飲)
この生産者のLirac Rougeは1997を今年2月に飲んでいる。熟成感は年数なりで、2001<1999<1997だが、もうどれも飲み頃に入っている。一般的なChateauneuf-du-Papeよりも柔らかさがある。なかなか旨いが、個人的にはこの生産者のTavelの方が好みである。

4) 2005 Arbois Vin Jaune / Domaine Benedicte et Stephane Tissot (2012/8/5飲)
620ml。ついにティソのヴァン・ジョーヌが飲めた。ジュラではスタイリッシュで精力的な生産者として知られているが、このヴァン・ジョーヌは伝統的な味わいはそのまま残しているものの、どことなく洗練された味わいも感じられる。非常に旨く、日曜に開けたら1日で飲み切ってしまった。なお、この他に区画別のキュヴェを2種類リリースしており非常に気になる。

5) 2009 Seyssel Clos de la Peclette (Altesse 100%) / Maison Mollex (2012/8/6-7飲)
2009/8にSeyssel Domaine la Tacconniere を飲んだことがあるサヴォアの生産者。これはその上級キュヴェ。少しうすめの黄色。それほど重たいワインではないが、それなりに厚みあり。ローヌ品種のような芳香がやや感じられる。ややくせがあるので、たまに飲めばよいという感じ。この生産者は8月にSeysselの泡物も飲んだが、こちらは軽めで今一つ。

6) 1998 Valpolicella Classico Superiore / Giuseppe Quintarelli (2012/8/8-9飲)
昨年買ったバック・ヴィンテージ。これが予想以上によい飲み頃感で、このワインで久しぶりにぐっときた。というか、今までで一番良かった気がする。AglianicoとかGrenacheをもう少し軽快にしたような赤い果実系の味わい。

7) 2009 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge Le Clos Duc / Domaine Herve Murat (2012/8/15飲)
この生産者の赤では3種類目(このボトルはWine Stylesが輸入)。このキュヴェはまずいわけではないが、ややジャムぽさが強めに感じられて少し気になった。以前飲んだ2006の区画名なしのキュヴェの方が印象的だった。なお、このLe Clos Ducという区画名はモノポールの気がしている。

8) 2009 Notte di Luna, Emilia Bianco IGT / Ca' de Noci (2012/8/15-16飲)
Emilia Romagna州のQuattro Castellaの生産者で、飲むのはこれが5種類目。品種はMoscato Bianco 40%, Malvasia 40%, Spergola 20%。マセラシオンをしたアメ色の白ワイン。それほど重たいつくりではなく、比較的すいすい飲める。この生産者はこの8月に飲んだ泡物(Riserva dei Fratelli)が印象的だった。

9) 2005 Vin d'Alsace Blanc de Noir Cuvee Beatrice / Audrey et Christian Binner (2012/8/16-17飲)
PN100%のうすい玉ねぎ色のワイン。かすかに甘みがあるが、自然な甘みで、すいすい飲めるワイン。かすかに黒ブドウの風味があるのが面白い。

10) 2006 Valpolicella Classico Superiore Taso / Villa Bellini (Trucchi Cecilia) (2012/8/19飲)
このワインは2011/6に2005を飲んでいる。その時はかなり印象的に感じたが、今回もほぼ同レベルに楽しめた。6番よりはもう少し実が詰まったつくりだが、モダンな濃厚なタイプではなく、落ち着いて飲めるワイン。2007も買ってあるので、飲むのが楽しみだ。

11) 2006 Vinupetra, Sicilia IGT / I Vigneri (Salvo Foti) (2012/8/19飲)
20022004に引き続き3ヴィンテージ目のヴィヌペトラ。濃すぎずに凝縮感もしっかりあって、飲みごたえあり。ピノノワールに似たところもあるのだが、チェリーやイチゴのような果実味や酸味が相対的に少なく、タンニンが相対的に多めに感じられるような気がする。また、違うヴィンテージにトライしたい。

12) 2010 Bourgogne Tonnerre / Domaine Jean-Claude Michaut (2012/8/25-26飲)
シャブリの北東側のEpineuil のドメーヌ。以前からEpineuil Rougeは輸入されており、私も1996ヴィンテージを2002/10に飲んでいる。今回、白(このワイン)とロゼ(8/18-19飲)も輸入された。シャブリよりも軽め。もう既に開いた味わいがある。価格的にはあまり文句もないが、香味にある種の安っぽさが少しあって、以前飲んだ別生産者のBourgogne Tonnerreの方が良かった。

13) 2010 Lirac Blanc Le Blanc / Domaine Duseigneur (2012/8/27-28飲)
今年1月に赤2本を飲んだ生産者。こちらは、Bourboulenc, Clairette, Grenache Blancの白。石鹸のような芳香はあるが、ローヌの白としてはそれほど重たくなく、なかなか旨い(1番よりはもう少しボディがある)。

14) 2008 Alsace Riesling Grand Cru Geisberg / Andre Kientzler (2012/8/31飲)
銀座のカーヴ・デ・ヴィーニュにてボトルで飲んだもの。このワインがインポータ(ラフィネ)に入ったら入れて欲しいと店主に頼んでいたのだが、何も知らずにやってきた私の前にドーンとボトルを出され、嬉しいサプライズ。今年3月に飲んだRiesling Grand Cru Osterbergに比べると、非常にドライな点は共通であるが、あごの骨の付け根に回り込んでくるような芳醇な酸があって、非常に旨かった。Clos Ste-Huneよりは親しみやすさがあるが、ベクトルは同方向なワイン。ぜひともまた飲みたい。
以上

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