2011/11に飲んだワイン色々
個別に取り上げたワイン以外に飲んだワインの2011/11月分は10本。今月は比較的平均的だったが、どれか1本というと10番。
1) 2007 Bourgogne Le Chapitre Rouge / Domaine Bizot (2011/11/3飲)
確か初リリースの畑。Marsannayの斜面の北側に続く区画である。まだ若いのだが、この生産者のつくりがビオぽく、ある程度熟成感を感じる。薄旨系のワインだが、どうも無条件で好きにはなれないつくりだ。価格も高めだし。
2) 2003 Coteaux du Languedoc Pic Saint Loup Cuvee Simon / Clos Marie (Francoise Julien, Christophe Peyrus) (2011/11/13飲)
飲むのは4ヴィンテージ目で、最近買ったバック・ヴィンテ-ジ。Gr50%,Sy50%。このヴィンテージに関していうと、悪くはないのだが、今一つぐっとくるまではいかなかった。
3) 2007 Alsace Riesling Grand Cru Praelatenberg Selection de Grains Nobles / Domaine Allimant-Laugner (Hubert Laugner) (2011/11/14-19飲)
500ml。Haut-RhinとBas-Rhinの境界から少しBas-Rhin 側に入ったOrschwillerの生産者。この特級名を飲むのは初めて。テリのある黄金色。甘みはかなり強いが、香味と酸はリースリングらしさがよく出ている。1口分だけ残して初めの2日で飲んだが、最後の6日目でもまずまず飲めた。
4) NV(2006) VdT Francais La Gravotte / Le Clos du Tue-Boeuf (2011/11/26-27飲)
この年はテーブルワイン名義でリリース。もうそれなりに熟成感が出ている。ビニールぽい自然派香味が強め。梅ぽい味わいが前に出ており、個人的には今一つ。味わいの傾向は1番のBizotのピノに似ている(こちらの方がもう少しキノコぽさがあるが)。
5) 2008 Cahors Cuvee Un Jour sur Terre / Domaine Le Clos d'un Jour (Veronique & Stephane Azemar) (2011/11/24-25飲)
2006に続いて2回目。アンフォラで熟成させたキュヴェ。粗々しさはなく、タンニンもソフトでスムーズに飲める。前回の方がもう少し印象度が上だった気もするが、満足いく出来。
6) 2008 Fiano di Avellino / Ciro Picariello (2011/11/23-24飲)
カンパーニャのSummonteの生産者。テリのあるうすい黄色。それなりにメリハリのあるつくり。トロピカルなニュアンスも少しあるが、くどくなく、わかりやすい味わい。
7) 2005 Nerio, Nardo Riserva Rosso / Schola Sarmenti (2011/11/24飲)
プーリアのNardoの生産者。Nardo はDOC名でもある。Negroamaro80%, Malvasia Nera20%。2000円以下のワインであるが、タンニンが柔らかく、濃厚でありながらさらっとした酒質で十分価格に見合っている。期待せずに購入したが、なかなかよかった。
8) 2003 Cotes du Rhone Villages Chusclan Cuvee Le Secret / Chateau Signac (2011/11/23飲)
Chusclanはローヌ川の右岸側にあるヴィラージュ指定の区域で今回初めて飲む。このワインに関していうと、2003のマイナス面が出て、酸がゆるく、平板で中心部が抜けたように感じられた。そこそこの味わいはあるのだが。
9) NV(2004) VdT Francais Cuvee Ledogar Ⅳ/ Domaine Grand Lauze (Famille Ledogar) (2011/11/25-26飲)
AOCでいうとCorbieres の生産者であるが、このキュヴェはテーブルワイン名義である。年毎に品種が異なるようで、他の年にはAOCを名乗ることもある。この年はCarignanでつくられている。ラングドックらしい大らかな味わいで、凝縮感、品もある。他の年も買ってみたい。
10) 1992 Prefillossero, VdT di Toscana / Lisini (2011/11/27飲)
Mやん氏の結婚式2次会に持参したワイン。91、93、96と飲んできて4種目。今までと共通の過熟感が今回も感じられた。弱いヴィンテージであるが、まだ落ちていずしっかり飲めた。
番外) 2008 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Cuvee Expression de Gneiss / Guy Bossard, Domaine de l'Ecu (2011/7~8?飲)
今年の夏に飲んだはずだが、記載漏れだったもの。Gneiss(片麻岩)土壌のキュヴェ。2000円以下で格安で購入したものだが、この価格帯ではトップレベルのワイン(シャルドネ的な味わいを期待されると困るのだが)。
以上
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