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01/12/2011

2010/12に飲んだワイン色々

個別に取り上げたワイン以外に飲んだワインの2010/12月分は11本。特に良かったのは1番、10番。3番、9番はくせのあるワイン(元々こういうワインなのだが)。11番は一見全く普通なのだが、実はかなり個性的。

1) 2007 Jurancon Sec Cuvee La Canopee / Domaine Cauhape (Henri Ramonteu) (2010/12/2-3飲)
Juranconでは最も有名な生産者がつくる11月中旬収穫のブドウを辛口に仕上げた上級キュヴェ。Petit Manseng 100%。色合いはテリのあるレモン色。シャルドネやローヌ品種でこの色だと、ほぼ間違いなく苦手なタイプになるのだが、このワインは凝縮感も強く、アルコール度数も15.5%あるにもかかわらず、酸が猛烈に切れており、くいくい飲める。すごいワインだ。おそらくストレートにつくるとかなり酸っぱい品種なのだろう。2001/6に飲んだ1996 Jurancon Sec Cuvee Noblesse du Tempsと基本的には同じキュヴェかもしれないが、その際は今回ほどには印象深くなかった。ただ、2日目は酸が少し落ち着いてしまい、コッテリ感が前に出てきてしまった。

2) 2001 Vacqueyras Reserve / Chateau des Tours (E.Reynaud) (2010/12/5飲)
フィネスのバック・ヴィンテージ。Chateau Rayasと違ってGrenache 80%、Syrah 20%。そのせいかテロワールの違いなのかよくわからないが、南部ローヌの典型的なエネルギッシュな味わい(Chateau RayasやFonsaletteと比べると柔らかさが少なめに感じる)。そこそこ熟成してはいるが、人によってはもう少し待ちたいというかもしれない。

3) 2002 Chateau-Chalon / Domaine Geneletti (2010/12/5-18飲)
2010/2にL'Etoileを飲んだことがあるChateau-Chalonのドメーヌ。Chateau-Chalonそのものを飲むのは今回が初めて。Vin Jauneを含めてもChateau d'Arlayの1985 Cotes du Jura Vin Jauneに次いで2度目である。Savagnan 100%でアルコール度数14%。620mlの変形ボトルに入っている。色は少し鈍いテリのある黄金色。ある種の若さとナッティな酸化ニュアンスが同居したワイン。酸は強め。一度にたくさんは飲めないため、毎日グラス少量をちびちびと飲んで約2週間で飲み切った(ワインじゃなく、薬みたいです)。現地では鶏の煮込みと合わせるそうだが、ほんとに合うのだろうか?

4) 1998 Alsace Grand Cru Rosacker Riesling / Domaine Mittnacht Freres (2010/12/6-8飲)
最近輸入されたバックヴィンテージ。このRosackerはTrimbach のClos Ste-Hune (TrimbachはAlsace Grand Cru制度に否定的な生産者であるため、ラベルにはRosackerの記載をしていない)があることで知られている特級畑であるが、それ以外の生産者では今回初めて飲む。2005/8に2001 Alsace Grand Cru Osterberg Rieslingを飲んでいるHunawihrの生産者。深みのある黄金色。熟成してきてかなりこなれてきている。濃度的には中くらいで、飽きずに飲めた。

5) 2005 Primofiore, Veneto IGT / Giuseppe Quintarelli (2010/12/15-16飲)
Corvina, Rondinella. CS, CF etc。このワインはリリースの遅いQuintarelliの中では早めにリリースされるワインで、飲むのは2回目(前回は1998を2000/12に)。Valpolicellaの面影を若干感じさせてくれるが、軽快な味わいでさくさく飲める。でも、現在の5000円近い価格では購入意欲が削がれる。

6) 2007 Colli di Luni Vermentino Cuvee Costa Marina / Ottaviano Lambruschi (2010/12/19-20飲)
東急のディスカウントセールで購入したバック・ヴィンテージ。前回は2006年物を2007/8に飲んでいる。色はうすい黄色。前回と比べると、1年ほど余計に熟成したものを飲んでいるため、確かに落ち着いたニュアンスが出ている。個人的には前回の方がミネラル感が強く、印象的だった。早めに飲んだ方が好みに合うのかもしれない。

7) 2008 Irouleguy Rouge / Domaine Ameztia Etxaldea (Jean-Louis Costera) (2010/12/19-20飲)
Tannat主体にCF。2007/10に2005の赤今年10月に2009のRoseを飲んでいる。紫の混じった赤みの強いルビー。若い赤い野生の果実のニュアンスが前面に出ている。ある種ジュースのような果実味と酸味が前面に出たワイン。ワイルドなニュアンスもあるので、好みが分かれると思うが、個人的にはたまに飲みたくなるワインだ。

8) 2000 L'Apres-Midi, Sonoma County Sauvignon Blanc / Peter Michael Winery (2010/12/23-24飲)
Calistogaのワイナリーで、ワイン名は全部フランス語の語句が付けてある。以前は日本にほとんど入っていなくて、6年前にアメリカのショップで買ってもらったもの。このL'Apres-Midiは今回初めて飲む。輝くような黄金色。ものすごいボリューム感のワインで、ブラインドでSBと答えるのは難しい気がする。パワー、アルコール感では上記1番のコアペと似たところがあるが、コアペのような酸が相対的に弱いので、一人で1本飲むのは結構つらいワインだ。ワイン会向き。

9) 2006 Cotes du Jura Blanc / Domaine Macle (2010/12/26-27飲)
ラ・ヴィネが入れたChateau-Chalonにあるドメーヌのつくるスタンダードの白。Chateau-ChalonはVin JauneのみのACなので、それ以外のワインはCotes du Juraの表記となってしまう。品種はSavagnan主体にChardonnayが混ざっている。色合いは少しオレンジ色が混じったような黄金色。以前飲んだDomaine GenelettiのL'Etoileはかすかなシェリー風味があったが、これはさらにVin Jauneに近い風味がある。熟成期間がVin Jauneより短いため熟成感はやや少なめ。わずかに通常の白ワイン的な果実味が残っているので、Vin Jauneよりも飲みやすい。たまに飲むには面白いワインだ。

10) 1995 Corton Blanc / Domaine Parent (2010/12/29飲)
Pommardのドメーヌ。飲み残していたバック・ヴィンテージ。美しい黄金色。熟成して丸みが出ており、今飲み頃。ねっとりというよりは硬質なところがあるワインだが、酸化ニュアンスは全くなく、1本おいしく飲めてよかった。

11) 2005 Chianti Classico Riserva / Savignola Paolina (Ludovica Fabbri) (2010/12/30飲)
ラシーヌが輸入するGreve in Chiantiの生産者(なぜか小売でほとんど売っていないワインである。)。2008/10に2005のノーマルChianti Classicoを飲んでいる。ノーマル・キュヴェと印象は非常に似ているが、凝縮感はこちらの方が確かに上。樽香とかの化粧気の全く表に出ない素朴なワインで、悪くはないのだが個人的には飲んでいて何となく物足りない感もあり。熟成後の姿はよくわからないが、このまま年をとっていくような感じもする。

番外) NV The Arran Malt 100°pf / Isle of Arran Distillers (2010/11/12-12/29飲)
700ml。アルコール度数57%。1995年から生産が始められた新しい蒸留所。Glasgowの西のArran島にある(SpringbankのあるCampbeltownは西側の対岸)。それほど濃くないコハク色。樽香はあまり強くなく、個人的にもOK。全体的にくせは少なめ。アルコール感は強く、腹にずしんとくる。
以上

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