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11/06/2009

Robert et Bernard Plageoles

南西地方(Gaillac)で絶滅寸前の地元品種でいろいろなキュヴェをつくっていたり、ワインの作り方も伝統的な手法を復活させたりしている意欲的な生産者。以前飲んだボトルでは当主のRobertのクレジットのみだったが、最近トロワ・ザムールで購入したワイン3本(1~3番)では息子のBernardとの連名となっている。
日本で売っていない珍しい地元品種のキュヴェ(HPをみると、赤5種、白6種、泡1種、デザート3種もつくっている)がたくさんあり飲んでみたいが、現地に行かないと難しいのだろう。

1) 2006 VdP des Cotes du Tarn Cuvee Prunelart / Robert et Bernard Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2009/10/26-27飲)
Prunelartという赤の地元品種。中くらいの濃度のルビー。樽香はついていない素朴なつくりだが、まずまず飲みごたえあり。何に似ているかというとSyrahか?でも、ラングドックや南部ローヌのSyrahのような熱さはない。この生産者はSyrahのキュヴェも別にリリースしているが、日本では手に入らないようなので、飲み比べられないのが残念。

2) NV Mauzac Nature (Quand Meme !!!), VdT de France / Robert et Bernard Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2009/8/6飲)
Mauzacの泡物。こちらを参照。

3) 2006 Gaillac Le Duras / Robert et Bernard Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2009/7/3-4飲)
Durasという赤の地元品種。これも1番同様素朴なつくり。もう少し野生的な香味で何に似ているといわれてもあまり浮かばないが、味わい的はまずまず。

以下の3本は、Mas Jullienを輸入している松中屋酒店が輸入していたボトル。
4) 2001 Gaillac Cepage Mauzac Vert / Robert Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2004/3/11-14飲)
Mauzac を辛口に仕上げたキュヴェ。少し藁色の入ったうすい黄。フレッシュなフルーツ香。細かめの酸があり、ドライなテイスト。樽香はなくニュートラルな味わいの軽めの白。

5) NV Gaillac Mousseux Mauzac Nature / Robert Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2003/4/17-18飲)
当時はGaillac Mousseux のAOCであったが、2番と同じキュヴェ。少し熟成感があり、甘みも少し残る泡物。泡は強くない。こういう伝統的なつくりなのだと思うが、自然派ワインが好きな人には素直に受け入れられるだろう。

6) 1998 VdT de France Prunelart / Robert Plageoles & Fils (Domaine des Tres Cantous) (2003/3/29飲)
1番と同じキュヴェだが、この時はVdT名義。味わいは1番と同様に凝縮感はさほどではないが、比較的涼しい感じもあり、飲み飽きしない。
以上

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