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09/30/2007

2007年7-9月に飲んだBordeaux

2007年7-9月に飲んだボルドー・ワインについての簡単なメモ。飲んだことの無いクリュ・ブルジョワのワインをたくさん買ってしまったため、16本もボルドーを飲んだ(最近異常な価格となっている格付けシャトーの上位クラスと違って、相変わらず価格が安いものが多いので経済的ではあるのだが)。中では、久々にメドックの格付けシャトーを2本(5、11番)飲んだが、やはり中堅銘柄でも平均的なクリュ・ブルジョワとは1線を画するものがあると感じる。それから、ここ半年でオー・メドック南部のシャトー(Macau, Blanquefort, Le Pian, Le Taillan, Parempuyre, Ludonの村)を意識的に集めて何本か飲んでみたが、突出はしてはいないが、どれも安定した味わいのワインをつくっており好感が持てた(今回で云うと1、6、7、16番)。

1) 2002 Chateau Clement-Pichon, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/7/12-14飲)
Clement Fayatが所有するオー・メドック最南部(ボルドー市街に近い)のParempuyreのシャトー。CS50%, M40%, CF10%。まだ若いといえば若いが、まずまず飲めるワイン。凝縮感は中くらいだが、オー・メドックの全体の平均よりは上の味わい。

2) 2003 Chateau d'Escurac, Medoc (Cru Bourgeois Superieur) (2007/7/16飲)
Landureau家が所有するCivrac(メドック地区の内陸側にある)のシャトー。CS60%, M40%。メドックのシャトーとしてはパーカーポイントの高いモダンな濃いつくりのワイン。初めて飲んだが、ボルドーというよりはイタリアのモダンなカベルネのような抽出の濃いスタイル。かといって上品さがそれほどあるわけでもなく、正直いって好みでないワイン。

3) 2000 Chateau Cap Leon Veyrin, Listrac-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/7/18-19飲)
Alain Meyreが所有するListrac-Medocのシャトー。CS35%, M62%, PV3%。メルロの比重が高い。ヴィンテージがよいせいもあるが、張りのある硬質な味わいで悪くない。もう少し熟成させた方がベター。

4) 2000 Chateau Larrieu Terrefort, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/7/20-21飲)
Francis Durousseauが所有するMargaux南部のLabardeのシャトー。初めて見たシャトーで全く期待せずに開けたが、思ったよりも整ったつくりでなかなかよかった。明るい快活な味わい。

5) 2003 Chateau d'Issan, Margaux (2007/8/1-2飲)
たぶん初めて飲むMargaux南部のCantenacの3級シャトー。M.Emmanuel Cruse が所有。CS70%, M30%。まだまだ若いワインではあるが、今でもそれなりに飲める。まずまず凝縮感はあり、モダンなつくりも適正範囲内。格付けシャトーなりの味わいは十分あり。

6) 2003 Chateau du Taillan, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/8/2-3飲)
ボルドー市街に近いオー・メドック最南部Le Taillanのシャトー。CS48%, M30%, CF22%。比較的モダンなつくりでメリハリが効いて、グラスが進むワイン。価格に十分見合った味わい。

7) 1999 Chateau Senejac, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/8/7-8飲)
オー・メドック最南部のLe Pianのシャトー。CS60%, M25%, CF14%, PV1%。Rustmann家が所有。それなりに柔らかさも出ており、ボルドーらしさがよく出た味わい。この位のがレストランのグラスワインで出てくると感心するのだが。なお、このシャトーでは、上位クラスのワインとして、Karolusというのを1999ヴィンテージから出しているが未飲。

8) 2000 Chateau La Mouline, Moulis-En-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/8/11飲)
初めて見たMoulisのシャトーだが、地味な金色のラベル。あまり期待もせずに開けてみたが、思っていたよりはずっと良く、手堅い味わい。

9) 2003 Chateau La Commanderie, Saint-Estephe (Cru Bourgeois) (2007/8/15飲)
CS 55%, M 40%, CF 5%。Kressmann家が所有。まだ若いせいもあるが、硬めで今一つ面白みに欠けた味わい。ただし、まだ実力を出し切っているとは言い難い気がする。

10) 2000 Chateau Laniote, St.-Emilion Grand Cru Classe (2007/8/19飲)
久々のサンテミリオンGCC。北西側の街に近くにある。M70%, CS20%, CF10%。Freymond Schneider家が所有。どちらかというとあまりモダンではないつくりといえるが、優良年なりのしっかりした味わいはある。ただ、一部の例外を除くと右岸ワインは個人的にあまり好みじゃないのだということを毎度ながら実感。

11) 2004 Chateau Ferriere, Margaux (2007/8/26-27飲)
初めて飲むMargaux村にあるマイナーな3級シャトー。生産量は4000ケース程度と少な目。CS75%, M20%, PV5%。ボルドーの2004年としてはこれが初めて。それなりにモダンなつくりで、凝縮感もまずまずなのだが、正直、現時点ではまだ若すぎてやや樽風味強過ぎて今一つ。

12) 1996 Chateau de Sainte Gemme, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/9/4-5飲)
Saint-Julienの南側のCussac Fort-Medocの初めて見るシャトー。Chateau Lanessanを所有するDelbos-Bouteiller家が保有。CS50%, M50%。色はあまり濃くなく、熟成感も出てきている。少し熟成が早い気もするし、凝縮感はあまりないのだが、ボルドーらしい雰囲気はよく出たワインで、2000円以下という価格には見合っている。

13) 1996 Chateau Lachenaye, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/9/8飲)
12番と所有者(Delbos-Bouteiller家)が同じCussac Fort-Medocのシャトー。地図でみるとChateau Lanessanの東隣にあるようだ。CS50%, M50%。12番よりは色も濃く味わいもしっかりしているが、それなりに丸みも出てきて、もう飲み頃に入っているといえる。

14) 2000 Chateau Moulin de la Rose, Saint-Julien (Cru Bourgeois) (2007/9/16飲)
数少ないSaint-Julienのクリュ・ブルジョワの一つ。CS62%, M28%, CF5%, PV5%。10年近く前にワイン会で1992を一度飲んだことがある。G. Delon et Filsの所有。良年の2000ヴィンテージということで、明らかにまだ飲み頃には早いのだが、硬質な味わいは好感が持てる。5級クラスの実力は十分にあり。

15) 1996 Chateau Maurac, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/9/19-22飲)
St.Seurin de Cadourneのシャトー。この1996の生産本数は38954本ということで、メドックでは小規模な生産者といえる。このワインはコルクが乾燥しており、酸化ニュアンスが少し出ていた。我慢して飲んだものの半分以上料理用にしてしまった。本来の味わい的にも今一つのような気もする。

16) 1998 Chateau Tanais-Olivier, Haut-Medoc (Cru Bourgeois) (2007/9/23-24飲)
Pierre Baudiniereが所有するオー・メドック最南部のBlanquefortのシャトー。もうそれなりに柔らかくなってきており、凝縮感やモダンさは中位だが、まずまずおいしく飲めた。ただし、2日目は落ちてしまった。
以上

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