1995 Champagne

1995年の水平飲み。今回は後半のワインが今一つ期待どおりのパフォーマンスを発揮しなかったのが残念だった。逆に2番～4番が思っていた以上によかったのが救い。（2007/5/12飲）。

1) 1995 Champagne Brut Cuvee Nostalgie / Beaumont des Crayeres
Epernayにある共同組合（CM）による2つあるトップ･キュヴェの一つ。PN 40%, Ch 60%。このワインは最近買ったものだが、今回のラインナップではリリースが一番古く、古漬のような1種の酸化ニュアンスが出ていていま一つ。

2) 1995 Champagne Grand Cru Brut Cuvee Precieuse d'Argent / Patrick Soutiran
特級AmbonnayのRM生産者の昨年リリースされたプレステージ・キュヴェ。アンボネイの生産者であるが、このキュヴェに関してはCh 100%。いい意味で軽快な味わいで、予想以上においしかった。1996のMillesimeも買ったので6月に飲む予定。

3) 1995 Champagne Brut Cuvee Joyau de France / Boizel
Epernayにある老舗のシャンパン・ハウス。2つあるプレステージ・キュヴェの一つ。あまり小売店に卸されていないので見かけることが少なく、価格も高止まりしているのが残念である。PN 55%, Ch 45%。シャープな酸味が特徴的で、線は細いが、非常にうまくつくられている。個人的にはこの日のベストを4番と争う。

4) 1995 Champagne Brut Cuvee Liesse d'Harbonville / Ployez Jacquemart
1er Cru LudesのNM。昨年リリースされたトップ・キュヴェでCh100%。こちらはいい意味で練れた熟成感が出ており、ワインも重厚さがある。非常に味わい深い。価格が結構高いのが難点だが、また購入したい銘柄（1996が出たら是非買いたい）。

5) 1995 Champagne Ay Grand Cru Brut Cuvee Fut de Chene / Henri Giraud
特級AyのNM/RM。樽熟成のプレステージ・キュヴェ。O氏がやまやで比較的安価に購入したもの。1番ほどではないが、やや酸化ニュアンスが出ていて、前回飲んだ1996と比べると今一つの印象（ボトル差の可能性もあるが）。

6) 1995 Champagne Extra Brut Cuvee R.D. / Bollinger
特級Ayの中規模シャンパン・ハウス。昨年のリリース。PN 63%, Ch 37% (GC 82%, 1er Cru 18%)。このRDも前回飲んだ1996と比べると今一つ華やかさがない気がした。1番、5番のような熟成感が出ているわけでもなく、もちろん十分おいしいのだが。

7) 1995 Champagne Brut Millesime / Krug
昨年リリースされた現行の最新ヴィンテージ。東急本店の試飲で昨年飲んでいるが、その時に比べると今回はこじんまりとした印象で期待を下回った（もちろん美味いことには間違いないのだが）

8) 2003 Vin de Liquer Muscat Cuvee Tradition / Domaine Gentile
コルシカ島の生産者によるミュスカの甘口。酒精強化タイプ。少しくすんだ黄色。もっとアルコール感が強いかと思ったらそうでもなく、甘みも思ったほどではなかった。Antoine ArenaのMuscat du Cap CorseやVermantinuの方がずっと印象的。
以上