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04/25/2007

持ち寄り食事会2

昨年12月に引き続き持ち寄りの食事会。今回も食事内容を持ち込みワインに合わせて考えてもらったもの。今回は1、2、7が特によかった。(2007/4/14飲)

1) 1986 Champagne Brut Cuvee Le Mesnil Reserve Blanc de Blancs / Alain Robert
少し黄みが強めの色合いだが、旨み成分が非常に濃厚で、いい方向性で熟成したシャンパン。何杯でもおかわりしたいほど美味。今まで飲んだ中で一番よかったかも(Le Mesnil Traditionの79,85も含めて)。

2) 1981 Alsace Riesling Clos Ste-Hune / Domaine F.E.Trimbach
私が持参したもの。少し黄みがはっきりした色合い。ヴィンテージ的にはあまりよい年ではないが、今ちょうど飲み頃だった。若い内は非常にドライでミネラリーなワインであるが、熟成してふくよかさが出てきており、これも美味。

3) 2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Pucelles / Domaine Leflaive
通例ピュセルはコンベットあたりよりもミネラル感が強いという印象なのだが、このボトルは樽香が強めでムルソーぽい感じがした。

4) 2000 Clos des Lambrays / Domaine des Lambrays
2000年という小さめのヴィンテージのため、若い段階の一つの飲み頃という感じ。バリバリにモダンでもないが、クラシックでもないつくりで悪くない出来。

5) 1988 Vosne-Romanee 1er Cru Les Beaux Monts / Maison Camille Giroud
ワインをつくっているのはアンリ・ジャイエだとかいう宣伝文句で売っているショップもあるネゴシアン(カミーユ・ジロー自体はしっかりしたネゴシアンである)。このワインはクラシックなつくりで、まだ初めの内は硬さもみられたが後半はしっかりと飲めた。ワインの味わいからしてアンリ・ジャイエではありえず、Bruno ClavelierとかBruno Desaunay-Bisseyとかを想像するのだが。

6) 1967 Chateau Leoville Las Cases, Saint-Julien
これは残念ながら当日持ち込みでワインのポテンシャルを十分発揮できていなかった。オリが回ったワインでもそれなりに味わえただけに残念。

7) 1966 Chateau Gruaud Larose, Saint-Julien
ベルギーで購入したボトルとのことで、いい意味で熟成したボルドーのすばらしさを味わえた。今、非常においしい状態。

8) 2003 Montlouis Moelleux Cuvee des Loups / Domaine de la Taille aux Loups
飲み足りないので甘口を供出。白、赤ともにすぐれたワインをつくるJacky Blotによるモワルー。この生産者は幾つかのインポータが輸入しているが甘口はなかなか見つからず、去年丸の内のカーヴ・タイユヴァンで売っているのをようやく見つけたもの。きれいな黄金色。甘みは中くらいで彼の辛口ワインの出来のよさに比べるとコストパフォーマンス的には今一つという感じ(価格が8000円を越えるので)。キュヴェ的にはモンルイの方が上だが、もう1種出ているVouvray Moelleuxを試してみたい。
以上

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