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11/08/2006

Castelnuovo Berardenga

Podere Le Boncie、Castell'in Villa、San Felice、Felsina Berardengaともにキャンティ・クラッシコのエリア最南部のCastelnuovo Berardengaの生産者であり、いずれもバートン・アンダーソンの本Best Italian Winesのイタリア赤ワイン100本の中に選ばれている。なお、Castelnuovo Berardengaという村は、その中心部はキャンティ・クラッシコの地区の外側にある。今回選んだ4つの生産者ともにキャンティ・クラッシコをリリースしているが、Felsina Berardengaはエリアのちょうど境界付近に位置しており、その両方に畑をもっている。また、今回飲んでいないがPacinaという生産者は、所在地は同じ村であるが、ワインはChianti Colli Senesiでリリースしている。
全体の印象としては、どれも実力が高く、サンジョヴェーゼの良さを満喫できました。(2006/11/5飲)

1) 2004 Prosecco dei Colli Trevigiani (Frizzante con Metodo Sur Lie) / Casa Coste Piane
これのみヴェネト州のワイン。瓶内二次醗酵のプロセッコ。もう何回か飲んでいるがオリびきをしない自然な作りのため、ぼんやりと濁っている。プロセッコの限界は超えていないが、価格相応の味わい。

2) 2002 Chianti Classico Le Trame / Podere Le Boncie
Sangiovese 90% + Foglia Tonda, Colorino, Ciliegiolo。Giovanna Morgantiという女性がつくる。ワイナリーは過去の関係から4番のSan Feliceに近い。リリースするワインはこれ1種類のみであり、全力を注いでいるのがよくわかる。日本には確か2000ヴィンテージから輸入されている。今回飲んだ2002は弱い年であるが、しっかりしたワイン。それなりのモダンさはあるが派手すぎず、柔らかい中に飲み応えもある。

3) 1998 Chianti Classico Riserva Poggio delle Rose / Castell'in Villa
Sangiovese 100%。1994が初ヴィンテージ。Coralia Pignatelliという女性が所有。日本未輸入のためSaさんにイタリアで購入してもらったもの(40ユーロ)。キャンティ・クラッシコを名乗るワインとしてはAmaの単一畑に次ぐくらいの価格。かなり凝縮感のあるワインで過熟感が少しあり(暑かったというヴィンテージの影響か)。これはもう数年熟成させて飲みたいワイン。高いだけのことはあり。インポータの方、輸入して下さい。

4) 1997 Chianti Classico Riserva Poggio Rosso / San Felice
Sangiovese 90%, Colorino 10%。年産100万本程度(BrunelloのCampogiovanniを含む)の大農園。上記2番のGiovanna の父である故Enzo Morganti氏が長くワインメーカーを勤めた。Poggio Rossoは1978が初リリースの単一畑キュヴェで年産30000本程度。インポータの関係で現在あまり小売りで売られていないワインである。このワインは色合いは濃いのだが、味わいは2)や3)よりも柔らかくさらっとしており、評価が分かれるかもしれないが、個人的には非常に好きなタイプのワイン。この日の中では6)の次に好き。

5) 1995 Fontalloro, Toscana IGT / Fattoria di Felsina Berardenga
Sangiovese 100%。6)のRiserva Ranciaよりもモダンなスタイル。1983が初ヴィンテージ。Felsina Berardengaの畑はキャンティ・クラッシコの指定エリアの境界付近に位置し、このワインにはChianti Classico の畑の他にChianti Colli Senesiの畑のブドウも使われている。飲んだ印象は、味わいの後半にモダンさ、力強さのなごりを感じるが、現時点ではそれなり柔らかく落ち着いた印象。1本じっくり飲めば飲みごたえあると思われる。

6) 1990 Chianti Classico Riserva Rancia / Fattoria di Felsina Berardenga
単一畑RanciaのSangiovese 100%。1983が初ヴィンテージ。このワインは1992か1993ヴィンテージが初めて飲んだものだが、非常に強いつくりが印象的であった。この当時はこのRancia とFontalloroは価格的にもインポータの取扱い方も同格であったと思うが、その後スーパータスカンのワインがもてはやされるようになってFontalloroの方の位置づけが少し上になってしまったような印象があり、残念に思っている。さて、Sangioveseのトリに据えたこのワインであるが、力強さ、気品も備え合わせた非常にすばらしいワイン。まだまだ熟成ポテンシャルはあるが、今飲んで十分。この日のベスト。

7) 1993 Maestro Raro VdT / Fattoria di Felsina Berardenga
Cabernet Sauvignon 100%。ここ何回か飲んだワインは、少し熟成してきてもタンニンが硬めで今一つであったが、この1993はかなり柔らかい感じになっていた。個人的にはもう少しパワフルな内に飲む方が好みだが。
以上

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