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05/02/2006

Domaine Trapet

Gevrey-Chambertin村の老舗ドメーヌであるTrapet一族のワインを飲む会。1990年にDomaine Louis Trapet が相続の関係で2つに分裂し,本家のDomaine Trapet Pere et FilsとDomaine Rossignol-Trapetに分かれた。分割前はChambertinの最大保有者であったが,現在はA.Rousseauに抜かれ, Trapetが第2位,Rossignol-Trapetが第3位。Chambertin以外では、Latricieres-Chambertin, Chapelle –Chambertin, Gevrey-Chambertin 1er Cru Petite-Chapelle, 1er Cru Clos Prieur, Gevrey-Chambertin Villageも両者で分割所有している。
90年代前半までR.パーカーに酷評されていて、個人的にも比較的古いヴィンテージしか飲んだことないドメーヌであったが、東急本店の試飲で昨年飲んだ2002年のChambertin / Domaine Trapetはびっくりするほどすばらしく、それ以来注目するようになった(ただし、今年の試飲で飲んだ2003年のChambertinはヴィンテージのせいか今一つでした)。なお、Domaine Trapetは自然派の生産者だというふれこみで最近売られているが、Prieure-RochやChassorneyのような自然派の味わいはなく、むしろルソーに近い味わいだと思う。最近のヴィンテージはまだ何本か持っているので、また試してみたい。
(2006/4/23飲)

1) NV Champagne Brut Cuvee No.728 / Jacquesson
No.728はキュヴェの管理No.で、それをそのままノンヴィンテージのキュヴェ名としたもの。ノンヴィンテージといっても、年ごとにベースとなるヴィンテージがあり、それにリザーヴ・ワインをブレンドして味わいを整えているが、このNo.728は2000年ヴィンテージが68%、残り32%はリザーヴ・ワイン。品種構成はPM37%, Ch36%, PN27%。ちなみにNo.730が現時点の最新キュヴェである。
味わいはそこそこだが、少し期待を下回った。ジャクソンは今までどちらかというと高いキュヴェばかり飲んでいるので、どうしてもそれと比較してしまうというのもあるのだが。

2) 1998 Chapelle-Chambertin / Domaine Trapet Pere et Fils
3) 1998 Latricieres-Chambertin / Domaine Trapet Pere et Fils
2番と3番は、98の特級2本の比較。シャペルは酸が前に出た繊細な味わい。ラトリシエールの方がスケール的には大きいワインで、人気は後者だったが、個人的には2番もかなり好み。味わい的にはArmand Rousseauと似た抑制の効いたつくりだが、ルソーの上の3本の特級を除くと、こちらのトラペの2本の方が出来がよいような気がする。

4) 1999 Chambertin / Pierre Raillard
Produit, embouteille par Domaine Trapetのクレジットが一応ラベルに記載されているワイン。インポータは成城石井。購入した店の説明文では、初めこのPierre Raillardを当主であるJean-Louis Trapetの奥さんの名前だとしており、Pierreは男の名前なのでおかしいと調べたところ、奥さんの名前はAndreeだと判明。購入したショップに確認したところ、今度はJean-Louisのおじいさんで1845年生まれだと訂正してきた。しかし、どう考えても現当主のJean-Louisのおじいさんが日本でいえば江戸時代の生まれのはずがないし、実際、おじいさんの名前はLouis Trapetである(今回の7番)。これ以上きりがないので追及をやめた。
飲んだ印象は今そこそこにおいしいのだが、シャンベルタンとしての風格には乏しい気がした。同じ年の正規ラベルと同時に飲み比べていないので真相はわからないが、ボトルの中身が両者全く同じとは個人的には考えにくい。

5) 1995 Chambertin / Domaine Rossignol-Trapet
Jacques Rossignolと結婚したLouis Trapetの娘が相続した畑に基づいたドメーヌ。現在はその息子David & Nicolas Rossignolが運営。
以前96のChapelle-Chambertinを飲んだ印象では、Trapetよりも少しモダンなつくりだという印象があったが、今回のシャンベルタンはそれほどモダンな印象はない。ただ、次の6番と比べた場合、より外向的なつくりだと感じる。味わいは思ったよりも軽やかだが、香りは今、かなり開いており飲み頃。今回の一番人気。

6) 1995 Chambertin / Domaine Trapet Pere et Fils
熟成感はまだあまり出ていないが、若干酸化風味があるボトルだったのが残念。ワインの出来によるものではなく、はずれのボトルだった思う。

7) 1983 Chambertin Cuvee Vieilles Vignes / Domaine Louis Trapet
Louis Trapet はJean-Louisの祖父の名前。1989(分裂前)までは、ノーマル・キュヴェとCuvee Vieilles Vignesを両方リリースしていた。
香りはかなりいい感じで出ているが、味わい的にはやや香りに及ばないという印象。でもまずまずおいしく飲め、及第点には達していると思った。

8) 1989 Eitersbacher Karthauserhofberg Riesling Auslese / Karthauserhof
ボトルのネック部のみにラベルがあるので有名なモーゼルのリースリング。ほどよく熟成し、落ち着く味わい。
以上

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