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01/05/2006

2005年後半に飲んだBordeaux

2005年7月から12月までの後半に飲んだボルドー・ワインについての簡単なメモ。いずれも基本的に自分で購入したもののみ。結局、白・甘口は1本も飲まず。印象度No.1は2000 Le Gay。他に1995 Kirwan、1995 Haut-Batailley、1996 Cadet-Bon、2000 Haut-Sarpeあたりが期待値を上回ったもの。

1) 1999 Chateau La Tour du Pin Figeac (Armand Moueix), St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/7/6-8飲)
Pomerolとの境界付近の台地部に位置するシャトーで、以前飲んだGiraud-Belivierの持つ同名のシャトーとは、隣接するが別々のワインである。
中位の濃さで全体に丸みがあり穏やかなイヤミのないつくりで価格的にはまずまず。モダンでインパクトあるワインを求める人には向かない。

2) 1997 Chateau Pedesclaux, Pauillac (2005/7/30-31飲)
Pauillac の地味な5級シャトー。自分で買うのは初めてで、以前10ヴィンテージ程度を垂直ワイン会で飲んだことがあるのみ(リコルクのせいか、どれも比較的似たような味わいだった)。
価格相応のワインだが、少し甘めなのと若干つくりがゆるいところが気になる。97というヴィンテージのせいかもしれないが、以前ワイン会で飲んだ時の方がよかったと思う。

3) 1999 Chateau Batailley, Pauillac (2005/8/1-2飲)
Pauillacの5級シャトーでCasteja家が保有。
いかにもメドックのワインというカシス系の風味で価格的には十分満足。凝縮感は中位だが、上のPedesclauxとは同じPauillac でも1ランク上。

4) 1997 Chateau Tertre Roteboeuf, St.-Emilion Grand Cru (2005/8/18飲)
松原での納涼会に持参したもの。AngelusやTroplong-Mondotと同様に1980年代後半から急激に評価を高めたシャトーでSaint-Emilionの町の東にあるSt.-Laurentの斜面部にある。
軽めの年であるが、それなりの凝縮感があり、十分満足。

5) 2000 Chateau Monbrison, Margaux (2005/9/7-8飲)
Arsac村のCru Bourgeois。
しなやかな酒質だが、樽香がまだ強めなのとタンニンが硬めのつくりで、現時点では今一つ。価格的には十分だが。

6) 1995 Chateau Kirwan, Margaux (2005/9/9-10飲)
Schroder & Schyler社が所有するCantenac村の3級シャトー。
派手ではないが、格付けシャトーの味わいは十分に出ていると思う。意外に無骨なところもあるが、現時点で少しこなれてかなりおいしくなってきている。十分満足。

7) 1995 Chateau Haut-Batailley, Pauillac (2005/9/17飲)
Pauillacの5級シャトーでFrancois Borie家が保有。
抑制の効いたルビー色。味わいも派手すぎず、ボルドーを飲んでいるという気になる。CP的にも十分。

8) 2000 Chateau Le Gay, Pomerol (2005/10/1飲)
Robin家がChateau Lafleurとともに所有するシャトー。Lafleurの西側。映画Mondovinoでもミッシェル・ロランがコンサルティングするポムロルのシャトーとして最初に出てきた。映画ではマダムは全てロランにおまかせという様子だった(どの程度まで本当なのかわからないが)。
少しぬめっとしたような肉厚なメルローの感触が非常によく出ており、今飲んでも滑らかで非常においしい。このシャトーはあまり話題に上らないが、飲んではずれが少ない。

9) 2000 Chateau Langoa Barton, Saint-Julien (2005/10/15飲)
Ch.Leoville Bartonと所有者は同じだが、Saint-Julienでは少し地味な3級シャトー。今までほとんど飲んだことがない気がする。
樽のロースト香がやや強めでインパクトはあるのだが、飲んでいて今一つ単調なところもあり(後半滑らかになって徐々によくなってきたが)。

10) 1998 Chateau Faurie de Souchard, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/10/23-24飲)
St.-Emilionの町の北側の台地部。東隣にChateau Petit Faurie de Soutardという紛らわしい名前のシャトーがある。
こってり系でなく、酸が少し前に出た細身のスタイル。すごくおいしいというわけではないのだが、悪い所のないというワイン。

11) 1996 Chateau Moulin du Cadet, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/10/29-30飲)
Cadet は地区名で、St.-Emilionの町の北側の台地部にある。J.P.Moueix社が所有。
上の10番と似た細身で酸味のしっかりした地味なスタイル。初日はかなりさえなかったが、2日目まとまりが出てきた。

12) 1993 Chateau Sociando-Mallet, Haut-Medoc (2005/11/3飲)
Cautreau家がSaint-Estepheの北側のSt.Seurin de Cardourneに持つ実力派シャトー。
もう少し熟成感があるかと思ったら、まだかなり黒々とした色合い。味わい的には悪くはないものの、あまりはっとするところはなく、まあまあという感じ。むしろ以前数回飲んだ92の方がおいしかった気がした。

13) 1997 Chateau Bergat, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/11/4-6飲)
Casteja家が持つほとんど見かけないGrand Cru Classe。St.-Emilionの町の東側の斜面部にある。
あまりインパクトはないが、まずまずおいしく飲めるワインで価格相応(何と2000円を切っている)。

14) 1997 Chateau Certan-Giraud, Pomerol (2005/11/18-19飲)
1998ヴィンテージを最後にJ.P.Moueix社に買収され、名前が消滅してしまったシャトー。最近この1997が安価で出回っている。位置的にはPetrusやVieux Chateau Certanなどの著名シャトーに囲まれた好立地といえる。
価格が安いのも、売却されてしまったのも、納得できるようなやさしい味わいで凝縮感は今一つ。とはいえ価格相応の味わいはあり。

15) 2000 Chateau Yon-Figeac, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/11/24飲)
たくさんあるFigeacが付くシャトーの一つで、FigeacよりもSt.-Emilionの町に近い側にある。
抽出が強めのモダンなつくり。もう少し熟成させた方がベター。CP的には悪くない。

16) 1996 Chateau Cadet-Bon, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/12/2飲) (375ml)
St.-Emilionの町の北側台地部にあるシャトー。1986-1995年の間はGrand Cru Classeから格下げされていたが、このヴィンテージから復活。このシャトーは70、80年代の古いヴィンテージのボトルが蔵出しで売られているのをよく見かける。
メルロー主体のワインとしては、粘り気が少なくさっぱりしたニュアンスのワインだが、何気なくおいしいワインでグラスが進む。新しいヴィンテージのボトルを見つけたら、また飲んでみたいと思う。

17) 1997 Chateau Couvent des Jacobins, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/12/11-12飲)
St.-Emilionの町のすぐ東側の台地部にありJoinaud-Borde家が所有。なお、名前の似ているClos des Jacobinsというシャトーとは全く違う場所にある。
ヴィンテージが弱いということもあるが、モダンともクラシックともいえない中庸な味わい。2日目の方がメルローらしさが出てきてよくなった。価格的には5000円ほどするので、もう少し健闘して欲しかったのだが。

18) 2000 Chateau Haut-Sarpe, St.-Emilion Grand Cru Classe (2005/12/18-19飲)
St.-Emilionの町の東側台地部。
ほとんど見かけないシャトー。このワインは検索していて見つけた駒ヶ根市のショップで購入したのだが、店のお嬢さんがボルドーでの研修中にこの2000年のワインの収穫を手伝ったことから店独自に仕入れたそうだ。SarpeとついたシャトーではClos de Sarpe(St.-Emilion Grand Cru)の方が最近出回っている。
凝縮感はまずまずで、酸が美しく好感が持てる。ヴィンテージがよいというのもあると思うが、今年飲んだボルドー右岸のワインでは、かなりよい部類に入る。

19) 1989 Chateau Cos d'Estournel, Saint-Estephe (2005/12/30飲)
サン・テステフの2級シャトー。それなりに熟成してきており、クラシックなボルドーらしい風味はよく出ているが、若干味わいが甘めで、少しゆるい感じがあるのが気になり、期待を下回った。

20) 1994 Chateau Cos Labory, Saint-Estephe (2005/12/31飲)
サン・テステフのあまり見かけない5級シャトー。以前ワイン会で数ヴィンテージを垂直で飲んだことがあるのみ。上の19番に合わせたわけではなく、実家に帰った際にたまたま弟が持ってきて飲んだもの。そこそこ熟成して柔らかさはあるのだが、味わい的には華やかさがなく、今一つという感じ。
以上

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