« 2005 Beaujolais Nouveau | Main | L'Anglore »

12/06/2005

Calvari & Asteroide

持ち寄りワイン会にて。今回、ミアーニのカルヴァリが出るというので、アステロイドを持参するということで、無理をいってメンバーに加えてもらった。後から気づいたのだが、この2本のワインには共通した点がある。一つはいずれも数100本しか生産量がない希少なワインということだが、もう一つは、ミアーニはVigna Calvari、ダグノーの方はClos du Calvaireという畑からつくられるワインで、いずれもキリストが十字架を背負わされ、磔になった丘の名前にちなんでいる(この丘の名前はパレスチナの言葉ではゴルゴタといい、髑髏という意味だそうだ(ゴルゴ13の名前の由来ともなっている))。
上記2本以外のワインも全てよかったが、1981 Petrusはなめらかでさすがの味わい。(2005/11/25飲)

1) 1996 Vigna Calvari, VdT / Miani
このワインを初めて見たのは、4,5年前に神宮前のイタリアワインバーAZに行った際、棚に鎮座しているミアーニの赤ワインのボトルを見て、「Rossoですか?Merlotですか?」と訊いたところ、自信たっぷりにみせられたのがこのCalvariだった(非売品でした)。
もう一度このワインに遭遇する機会があったのは3年ほど前で、Y氏が某イタリアンで食事をした際にリストに96が25000円程度で残っているという情報を持ってきた(96は価格が高騰する直前のヴィンテージのためレストラン価格でもこの程度だった)。何名か参加者を募って飲もうとしたのだが、メンバーが揃わず立ち消えになってしまった。
ミアーニは97(赤の場合)から価格が倍程度になり、その後ワイナートに取り上げられたことにより、国内ではさらにプレミアがついている。正直いって現在の価格を出してまで飲みたいワインではなく、ワイナートにしてもなぜここまで評価するのか理解に苦しむ。とはいってもカルヴァリは、一度は飲んでみたかったワインであった。
実際飲んでみた印象は、もっとパワフル系の強いつくりを想像していたが、地品種(レフォスコ)のワイルドなところを上品に柔らかく仕上げており、少量生産で高いだけのことはあると感じた。2回(96と97)ほど飲んだことのあるRosso Mianiと比べるとつくりが1ランク上。ボトルの最後の方の部分を飲んだ人はかなりタンニンがあり、血のような味わいもあるといっていたので、もう少しゆっくり飲むのであれば、レフォスコの特徴が出てきたのかもしれない。

2) 1997 Pouilly Fume Cuvee Asteroide (Vigne Francaise) / Didier Dagueneau
500mlのフラスコ型のボトル。ラベルは年毎に変わるようだが、この97は星の王子様の挿絵風の絵。以前、ワイン通.comのリストに見かけた際はかなり迷った末に見送ったワインだったが、昨年、カリフォルニアのショップのリストに見つけて、高価だと思いつつも我慢できずに購入してしまった。
このワインに関する情報がほとんどなく、500mlボトルに入れられているため甘口かと思い、最後に飲んだのだが、実際には甘口ではなかった(ダグノーは、モーディという甘口をかなり前に見かけたことがあるが、最近はつくっていないようだ)。Vigne Francaiseという名のとおりアメリカ産台木に接木していない自根の株からつくられる。
色はうすい黄色。樽香が前に出て厚ぼったいとか、HumbrechtなどのようにVTに近いほど糖度があるということはなく、上品なつくり。Silexと比べてどうかといわれると難しいが、無理を承知でいうと、Clos Ste-Huneと同VT(両方とも辛口)の違いに近いかもしれない。価格的にはSilexの3倍ほど(最近のヴィンテージではもっと)するので、希少価値がかなり上乗せされているという感じなのもClos Ste-Huneと同VTの関係と一緒。
Calvari、Asteroideともに、もう一度1本じっくりと時間をかけて飲んでみたいが、もう飲める機会はないかも。
以上

|

« 2005 Beaujolais Nouveau | Main | L'Anglore »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Calvari & Asteroide:

« 2005 Beaujolais Nouveau | Main | L'Anglore »