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06/09/2005

Silver Oak Bonny's Vineyard

飲んでみたかったカリフォルニア・ワインの最上位グループの内の一つであったSilver OakのCabernet Sauvignon Bonny's Vineyardをやっと飲むことができた。次から次へと出てくる少量生産のカルトなワインよりも,こういった老舗ワイナリーのややめずらしいキュヴェの方が個人的には何倍も関心がある。Silver Oak はJustin Meyerがオーナーで1972が初ヴィンテージ(1972~1974はCS North Coastとしてリリース)。1975よりCS Alexander Valleyのリリースを開始し,1979よりCS Napa Valley,CS Napa Valley Bonny's Vineyardの2つのキュヴェが加わった。ただし,Bonny'sの方は1992で生産中止となり,以後はノーマルのNapaのキュヴェにブレンドされている。リリースをやめた理由は年によって出来不出来にばらつきが大きく,単独畑でリリースする意義が少ないと判断されたためのようである。最近の話題では2000ヴィンテージよりTwomey Merlot (Napa Valley)というワインをリリースし始めた(未飲)。Alexander Valleyは約40000ケース,Napa Valleyは約10000ケースの生産量があるそうだが,直売とレストラン向けがほとんどであまり小売りに出回らないワインである。初めて飲んだのは,確か93のAlexander Valleyが最初だが,ストレートな味わいになかなか惹かれるところがあった。今回の2)~5)のワインはいずれもその頃購入したものである。(2005/5/29飲)

1) 1997 Methode Champenoise Cuvee DVX, Napa Valley / Mumm Cuvee Napa
シャンパーニュ大手のMumm社がナパ(Rutherford)に持つスパーリング専門のワイナリーのトップキュヴェ。PN 50%, Ch 50%。DVXは,亡くなった醸造担当者Guy Devauxにちなんでいる。カリフォルニアの泡物では,SchramsbergのJ.Schram,Roederer EstateのCuvee L’Hermitageとともにトップ3のワインといわれている。数年前に91を飲んだことがあるが,記憶はおぼろげ。泡はかなり強めで,味わいも輪郭がくっきりしてモダンさを感じる。雑味がない所はさすが上のキュヴェだけのことはある。

2) 1996 Chardonnay Vine Hill Vineyard, Russian River Valley / Kistler
Kistlerのワイナリー所在地はソノマのVine Hill Roadという所で,このVine Hill Vineyardはキスラーの自社畑。やや濃い目の黄金色でそれなりに熟成した味わいあり。かなりこってりした強い作りで個人的にはグラス1杯で十分という感じ。このワインと同時期に購入した96 Dutton Ranchは5年前に飲んでしまったのだが,その時の印象と併せて,今回のVine Hillは3,4年前に飲んでしまった方がよかった気もする。

3) 1994 Insignia, Napa Valley / Joseph Phelps
カリフォルニアでボルドー品種をブレンドし,品種名でないワイン名をつけたMeritageワインとして最も早くから作られたワイン。1974が初リリース。1994はCS 88%, M 10%, CF 2%。少し熟成して落ち着きが出ているが,個人的には今がちょうどいい感じで飲める時期であると思う。なめらかで非常に美味。

4) 1994 Cabernet Sauvignon, Alexander Valley / Silver Oak Cellars
1994 Alexander ValleyはCS 100%。インシグニアの後で飲むと,ソノマらしい繊細さがある。新樽ぽさは表に出てなく,こなれており,するすると飲める。1本飲んでも飲み飽きないタイプ。

5) 1994 Cabernet Sauvignon, Napa Valley / Silver Oak Cellars
1994 Napa ValleyはCS 89%, CF 10%,Petit Verdot 1%。アレクサンダーよりも少し厚みあり。3年前に1995のアレクサンダーとナパを同時に飲んだことがあるが,その際はナパがおとなしめで,アレクサンダーの方がむしろバランスよくおいしかった記憶があるが,今回の1994はナパの方に軍配を上げたい。インシグニアもそうだが,94は枯れるにはまだまだ早いが,いずれも飲むのにちょうどいい時期にきているように思う。

6) 1984 Cabernet Sauvignon Bonny's Vineyard, Napa Valley / Silver Oak Cellars
ナパのOakvilleにあるワイナリーに隣接した畑でBonnyはオーナーの奥さんの名前。
1984はカリフォルニアでは比較的よいヴィンテージ。色合いも少し薄くなり,枯れた感じ,ミントぽさが少し表に出てきている。状態はよく,じっくり飲めた。ただ,個人的にはもう数年早く飲む方が好み。

7) 1997 Syrah Fenaughty Vineyard, El Dorado County / Edmunds St.John
Steve Edmundsと奥さんのCornelia St.Johnが運営するローヌ品種専門のワイナリー。
少し飲み足りないので追加。El Dorado Countyという内陸の砂漠地帯に近い暑い地域だが,ぶどう畑は標高の高い涼しい所にある。カリフォルニアのシラーではめずらしく新樽のニュアンスが表に出ていないワインで,濃いワインだがシラーのクールなニュアンスがはっきり。個人的にはAraujoのSyrahなどよりも好きなタイプでかなり頑張ってつくっていると思う。かなり以前のワイン会で飲んだDurell Vineyard Sonoma Valleyもよかった記憶あり。

以上

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