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01/21/2005

Le Clos Saint-HilaireとCorne Bautray

2004/4にBillecart-Salmon (97 Nicolas Francois Billecart,97 Blanc de Blancs,97 Elisabeth Salmon Rose)を,2004/10にJacquesson (95 Blanc de Blancs, 95 Grand Vin Signature)のシャンパンを飲んだのだが,今回その続編として,生産本数が少ない2つの初リリース・キュヴェLe Clos Saint-HilaireとCorne Bautrayを中心に飲んだ。Billecart-Salmonは最近エノテカが輸入代理店になり,以前よりも市場に出回るようになったのだが,価格も高くなってしまった。Jacquessonも最近インポータが熱心になってきたようで比較的見かける気がする。赤ワインは,アルザスの自然派によるピノ・ノアール2本を飲んでみた。(2005/1/7飲)

1) 1997 Champagne Brut Cuvee Nicolas Francois Billecart / Billecart-Salmon
100% Grand Cru (PN60%, Ch 40%)。エノテカが扱うようになってラベルが変わったが,これは旧ラベル。モダンであまりおもしろみが感じられない今のラベルよりも,クラシックな旧ラベルの方がずっとよかったと思うのだが。この97はこれが2回目だが,前回よりもフレッシュなテイストでよかった。テイストは繊細,少し甘酸っぱい酸が魅力的。

2) 1995 Champagne Brut Blanc de Blancs / Billecart-Salmon
100% Grand Cru (Cramant, Avize & Mesnil-sur-Oger)で Ch 100%。これも旧ラベル。これもまだ若々しい。このキュヴェは,以前飲んだ97もそうだったが,結構樽のニュアンスが強く,ブラン・ド・ブランではあるが,比較的ボディがあり,締まりのあるいいワイン。ただ,次の2本と比べると質感にかなり差がある。

3) 1995 Champagne 1er Cru Dizy Extra Brut Cuvee Corne Bautray (Blanc de Blancs) / Jacquesson
ジャクソンの本拠地のDizy村(Epernay近郊)にある1haの単一畑からのキュヴェ(Ch100%)で,この95が初ヴィンテージ。通常この畑からは1樽分のワインができて,ブレンドの重要な柱となっているそうだが,95のこの畑のキュヴェの出来が抜群によかったため,半樽分だけ単独でリリースしたようで,703本しか作られなかった。このワインは数が少ないこともあり入手が難しいと思っていたのだが,新宿伊勢丹の年末のシャンパンフェアであっさりと入手できた。
さて,ワインの出来だが,非常に細かいふわっとした泡,質の高い酸が絶品で,極上のワインであった。一般的に有名なブラン・ド・ブランのキュヴェ(例えば,Salon,Alain Robert,Jacques Selosseなど)と比べると,ボディは軽く感じられるかもしれないが,上品さは際立っている。これはまた飲んでみたいと思うワインであった。

4) 1995 Champagne Extra Brut Cuvee Le Clos Saint-Hilaire / Billecart-Salmon
ビルカール・サルモンの本拠地Mareuil-sur-Ay (1er Cru)にある単一畑。PN100%。3360本生産で95が初ヴィンテージ。ワイン仲間がReimsで195ユーロで購入。日本ではエノテカの正規価格は65000円であり,少し高すぎる。ネットでは並行物が確か32000円で少数だけ売られていたと思う。
こちらは,黒ぶどう100%のワインであるが,驚くほど繊細なワインで,ぼてっとしたところは全くない。人によっては弱いと感じられるかもしれないが,極上の繊細さ,上品さをもつワインである。ただ,価格的には少し高めかもしれない。

5) 2002 Alsace Pinot Noir Cuvee LN012 / Gerard Schueller et Fils
4)のワインを買ってきてくれた方のおみやげワイン。実は,渡仏前に日本で入手できないワインのリストを渡して,もしあったら買って来てほしいと頼んであったのだが,その中にこのシュレールのつくるピノのトップ銘柄で300本程度しかつくられないAlsace Pinot Noir Cuvee Chant des Oiseauxというレア物を入れてあった。現地では残念ながらマグナムしかショップになく,重いのでこちらのキュヴェを買ってきたというわけなのである。
シュレールは自然派の生産者で,今まで5アイテムほど飲んでいるが,作りも比較的ノーマルなものから,かなり自然派系のくせがあるものまで様々なワインをつくっている。このLN012はワインに含まれる総亜硫酸量が12ppmであることを示しているそうだ。
さてこのワインだが,軽めのアルザスらしいピノで,少し自然派系のニュアンスがある。私が2004/5に飲んだ同じキュヴェの2001は,少し微発泡しており,かなりくせがあって,本来の姿ではなかったのかもしれない。この種のワインの難しいところである。

6) 1999 Alsace Pinot Noir Burlenberg / Domaine Marcel Deiss
ピノの単一畑もの。このBurlenbergにはVieilles Vignes表記のボトルとノーマル物があるそうだが,これはノーマル物であった。軽めだが非常にきれいに作ったピノ。北の産地らしさははっきり出ているが,骨格は5)よりもしっかりしており,ブルゴーニュの村名クラスの力はある。ただし,価格はちょっとした1er Cruの価格であるのがつらいところだ。個人的にはこてこて系のRene MureのClos St.Landelin ,ややこってりしたところのあるZind HumbrechtのHeimbourgよりもこちらの方が気に入った。Cuvee Vieilles Vignesを是非とも飲んでみたいものだ。
以上

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