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10/22/2004

Philippe Pacalet

購入後2年近く持っていたパカレのコルナスを飲んでみた。まだ若々しく,状態は非常によかったと思う。パカレのワインの特徴である非常に純粋なぶどうの果実味はよく出ていたし,尖ったところのない味わいは彼のつくるブルゴーニュと共通している。ただ,元々のぶどうのポテンシャルによるのだろうと推測するが,スケールがやや小さめである。同じ自然派の作り手であるThierry AllemandのCornas Cuvee Sans Soufre 1999を2年前に飲んだが,ポテンシャルに相当の違いがあったように思う(なお,このサン・スフレは少し微発泡していて,他の構成要素が非常に美しく整っている分,この微発泡がすごく気になり,少し残念であった)。
この作り手の場合,ワインショップのメルマガにいろいろ売り文句が並んでいる。その中でも,プリューレ・ロックの醸造長を務めた後,DRCの醸造長のポストを断ったという話があるが,果たしてどこまでほんとうなのだろうか?もし彼がその誘いを受けていれば,ロマネコンティやラ・ターシュが現在のパカレのワインのスタイルと同じになってしまっていたのだろうか?個人的にはDRCはやはりこれまでのDRCのスタイルを保って欲しいと思うので,正直よかったと思う。ちなみに,Philippe Pacaletでネット検索してみると,出てくるのはほとんど日本のサイトであり,煽り過ぎとみるか,時代に先んじているとみるのか,微妙なところである。
その他,今まで飲んだパカレのワインの感想を。2)~4)は東急本店の試飲で飲んだものである。基本的に,じっくり飲まないとよさがわかりにくいワインだと思う。

1) 2001 Cornas / Philippe Pacalet (2004/10/21飲)
上述

2) 2002 Corton Charlemagne / Philippe Pacalet (2004/9/25飲)
以前飲んだ6)と同様に,非常にきれいな質感があり,普通のシャルドネと比べると,トーンに丸さがあって1種のフルーツジュース的なニュアンスもあり。ただ,6)と比べて価格が数倍違うだけのことはあって,グラス内で変化が大きく,後半には少し樽のニュアンスも出てくる。価格,希少性を抜きにすれば,大きなスケールを奥に感じさせ,興味深いワインだ。

3) 2002 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere / Philippe Pacalet (2004/9/25飲)
4)と比べるとまだ若さがあり,少しかつお節ぽい風味があるが,あまり欠点とは感じられない。はりつめた果実が良年であることを感じさせる。全体のニュアンスは自然派ワインらしさがあるが,以前飲んだ2001の5)よりもかなり好印象。

4) 2001 Charmes-Chambertin / Philippe Pacalet (2004/9/25飲)
3)よりも少し色がくすんでおり,1年経っただけ味わいにも少し落ち着きがある。味わいはぐんぐん押すタイプではないが,深みあり。20000円の価値があるかというと疑問だが,3)よりもポテンシャルが上であることを感じさせる。ただし,1年でそれなりに熟成感が出ているので,この作り手は早めに飲んだ方がよい気がした。

5) 2001 Beaune 1er Cru Les Chouacheux Vieilles Vignes / Philippe Pacalet (2003/9/21飲)
それほど濃くないほんの少しぼんやり濁ったルビー。かすかにガスっぽいニュアンスで,少し硫黄ぽいニュアンスもあり。しっかりしたワインだが,CP的にはかなり微妙だ。

6) 2001 Cote de Beaune Les Monsnieres Blanc / Philippe Pacalet (2002/12/29飲)
当時リリースされたばかりの話題のワインをワイン会に持参し,飲んでみた。ほんの少しぼんやり濁ったニュアンス。特別にくせのあるテイストはないが,飲みなれている樽香のついたブルゴーニュのシャルドネという印象ではなく,ミネラル感のある非常に純粋なぶどうジュースのような感じ。ただ,飲みなれているワインと比べると,こじんまりとした感は否めず,(自然派ワインに関心のない)一緒に飲んだ人達は価格を聞いて驚いていた。開けるのが早かった可能性もあるし,1本じっくり飲まないとよさが発揮されないというのもあるかと思う。

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